ドラゴンガンダム
ドラゴンガンダムは、テレビアニメ『機動武闘伝Gガンダム』に登場する架空の兵器。
第13回ガンダムファイトで、サイ・サイシーが搭乗するネオチャイナ代表モビルファイター (MF)。大会登録番号はGF13-011NC。
漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』に登場するMF、ガンダムダブルドラゴンについても本項で記述する。
機体解説
テンプレート:機動兵器 拳法の使い手の搭乗を念頭に置いた設計になっており、高い機動力と柔軟性を誇る(軽業師のようなこともやってのける)。サイ・サイシーの得意な少林寺拳法を完璧にトレースし、戦闘力も非常に高い。武装はかなり充実しており、両腕に装備された伸縮自在のドラゴンクロー、クロー先端部に装備された火炎放射器、12本装備され、攪乱や白兵戦などに使用できるフェイロンフラッグを持つ。これらを組み合わせた「宝華教典・十絶陣」で敵を炎に包み込む。また、頭部に伸縮自在の弁髪刀も隠し持つ。
他のシャッフル同盟の機体同様サイ・サイシーの精神が明鏡止水の境地に達すると機体が金色に光り輝く「ハイパーモード」となる。後にサイ・サイシーが決勝リーグにおいて少林寺拳法の最終奥義「真・流星胡蝶剣」を身につけたことでさらに戦闘力に磨きがかかった。
なお、この機体のデザイン段階で不採用となった案が第4回大会ネオチャイナ代表機体「フェイロンガンダム」として本編での回想に登場している。
主な武装
- フェイロンフラッグ
- 棒状の白兵戦武装。先端からは槍状に、また側面からは旗状にビームを展開できる。肩の左右合わせて8つ、背中のバックパックに4つ、合計12本ある。伸縮自在かつ、フェイロンフラッグの柄同士を繋げてリーチを長くして槍状にしたり(矛の部分はサバイバルイレブン時には実剣、決勝リーグ時にはビーム刃に変更された)、ビーム旗によって相手を撹乱したり、相手の逃げ道を塞いだり、棒術の道具としても使える多種多様な兵器である。
- ドラゴンクロー
- 龍の首を模した腕部に装備されている牙状の武器。蛇腹上の腕は伸縮自在で、相手に巻きついたりすることが出来る。
- 火炎放射器(ドラゴンファイヤー)
- その名の通り、火炎放射器。腕から発射されるため、ドラゴンクローを伸ばしている間でも発射することが可能。ドラゴンガンダムはこれを宇宙でも使用している。
- 弁髪刀
- 後頭部に装備されている暗器。その名の通り弁髪に刃が付いている。ドラゴンクロー同様伸縮自在で、相手の意表を突いた攻撃ができる。他のガンダムにおけるバルカン砲のような牽制的な使用も可能。胴体と同様にサイ・サイシーの弁髪とリンクしており、破壊された際彼の弁髪も解けていた。
主な必殺技
- 宝華教典・十絶陣
- フェイロンフラッグで相手を囲み、ドラゴンファイヤーをそのフラッグで囲んだ部分に発射、相手を強大な炎で包み込む。
- 宝華教典・五火七令羽旗
- フェイロンフラッグで相手を囲って行動不能にさせ、フェイロンフラッグを突き落とす必殺技。ボルトガンダム戦で一度のみ使用。ゲーム作品での登場はない。
- 無影脚
- 連続して相手を蹴りつける必殺技。
- 真・流星胡蝶剣
- 「天に竹林、地に少林寺!目にもの見せるは、最終秘伝!真・流星胡蝶剣!」のセリフとともに放つ。アレンビーとの組み手の際、生身で放とうとしたことから、生身の状態でも放てる技のようである。己の命を燃やし尽くすほどの大技であるとされているが、終盤には乱発された。
- 「剣」という技名であるが、剣は使わない蹴り技。つまりは己自身を剣にして相手に突撃する技ということである。
- 初使用時は両腕を破壊された状態から、決死の覚悟で繰り出している。また、ゴッドガンダムの放つ「爆熱ゴッドフィンガー」を劇中で正面から打ち破った唯一の技であることから、その破壊力の凄まじさが知れる。
- トリプルガイアクラッシャー
- 元はボルトガンダムの技。ゴッドガンダム、ボルトガンダムと協力して放つ合同必殺技。これによってサイ・サイシー達はドモンを先に進ませるためのトンネルを作った。
- グラビトン胡蝶剣ハンマー
- ゲーム『スーパーロボット大戦J』に登場した必殺技。ボルトガンダムとの連携でガンダムヘブンズソードを仕留めた技を再現したもの。ボルトガンダムとの合体技扱いである。
- シャッフルフラッグ
- コミックボンボンの漫画版で登場。フェイロンフラッグを広げ、相手に突き刺す捨て身の技。その際柄にはクラブ・エースの紋章が浮かぶ。
- シャッフル同盟拳(シャッフルどうめいけん)
- シャッフル同盟5人の力を合わせた合体技。グランドマスターガンダムを消滅させた。
- 漫画版での名称は爆熱石破天驚拳シャッフルアタック。
劇中の活躍
第3話から登場。初め、地球降下時の手違いにより搭乗者のサイ・サイシーと離れ離れになり、盗賊に悪用されていた。初めてのドモンとの対戦では、フェイロン・フラッグによってドモンを翻弄したが、詰めの甘さからシャイニングフィンガーを頭部に受けてしまう。しかしその直後頭の弁髪をシャイニングガンダムの首にも引っ掛けていたため、引き分けとなっている。後の新宿ではDG細胞に感染しデビルガンダム軍団の一員となってしまうが、旧シャッフル同盟に救い出される。ギアナ高地での修行・対ボルトガンダム戦を経て、決勝リーグのゴッドガンダム戦にて最終奥義「真・流星胡蝶剣」を発動、爆熱ゴッドフィンガーを粉砕する活躍を見せるも、左手により繰り出された2撃目のゴッドフィンガーに敗れる。ランタオ島でのバトルロイヤルではボルトガンダムと協力してガンダムヘブンズソードと戦い、これを撃破した。デビルガンダムの沈静化にも貢献している。
ガンダムダブルドラゴン
『超級!機動武闘伝Gガンダム』に登場。型式番号はGF13-011NCII。ネオチャイナが第13回ガンダムファイト決勝大会用に新たに用意したMF。 コアランダーはオミットされた模様。