マツダ・ユーノス100
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ユーノス100 (EUNOS 100)は、マツダが展開していた販売店ブランドユーノスで、1989年から1994年にかけて販売された、Cセグメントに属する5ドアハッチバッククーペである。
概要
1989年10月から販売が開始された。ユーノス100は、当時マツダが推し進めていた販売店舗網の多チャンネル化に伴い、すでに同年2月に販売されていたファミリアアスティナをベースに、バンパーモールのカラード化やホイールキャップといった主要パーツの一部意匠変更を施したバッジエンジニアリングモデルで、同社が展開していた販売店ブランドユーノスのエントリーモデルとして位置づけられていた。
主要パーツの一部意匠変更のほか、当初ファミリアアスティナには設定されていなかったBP-ZE型 1.8Lエンジンを搭載したグレードがユーノス100専用のモデルとして設けられるなど、両車との差別化は図られたものの販売は思うように振るわず、最終的に1000台あまりが生産されるにとどまるなど苦戦を強いられた[1]。
なお、ユーノス100の販売はファミリアのモデルチェンジを受け1994年をもって打ち切られている。
ラインナップ
グレード名称 | 生産年度 | 車両型式 | 排気量 | 新車価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1.5 タイプA (5MT) | 1989年10月-1994年5月 | E-BG5PE | 1.498L | 142.8万円 | ファミリアアスティナとの主な相違点 ・外装:バンパーモールのカラード化。 ・フロートタイプのリアスポイラー。 ・ウインカーレンズのボディーカラーのストライプ追加。 ・内装:本革巻き4本スポークステアリング、本革シートの標準装備化。(タイプB) |
1.5 タイプA (4AT) | 151.1万円 | ||||
1.5 タイプB (5MT) | 156.0万円 | ||||
1.5 タイプB (4AT) | 164.3万円 | ||||
1.8 タイプB (5MT) | E-BG8PE | 1.839L | 173.0万円 | ||
1.8 タイプB (4AT) | 181.3万円 | ||||
1.5 タイプX (5MT) | 1991年3月-1994年5月 | E-BG5PE | 1.498L | 147.8万円 |
高級オーディオを装備した特別仕様車「タイプX」を新設定。 |
1.5 タイプX (4AT) | 156.1万円 |