水鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年3月16日 (土) 01:28時点におけるAddbot (トーク)による版 (ボット: 言語間リンク 2 件をウィキデータ上の d:q3020016 に転記)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

水鏡』(みずかがみ)は、歴史物語。成立は鎌倉時代初期(1195年頃)と推定される。作者は中山忠親説が有力だが、源雅頼説などもあり未詳。いわゆる「四鏡」の成立順では3番目に位置する作品である。内容的には最も古い時代を扱っている。

内容

神武天皇から仁明天皇まで57代の事跡を編年体で述べている。73歳の老婆が、長谷寺に参籠中の夜、修験者が現れ、不思議な体験を語るのを書き留めたという形式になっている。『水鏡』独自の記事があるわけではなく、皇円が著した『扶桑略記』から抄出したものである。ただし、序文には著者独自の歴史観が盛り込まれており、そこには特異性が認められる。

文献

関連項目

テンプレート:Portal テンプレート:四鏡