ジョン・ウェイン・パー
ジョン・ウェイン・パー(John Wayne Parr、男性、1976年5月25日 - )は、オーストラリア、クイーンズランド州出身のキックボクサー。本名はウェイン・グレゴリー・パー(Wayne Gregory Parr)。JWPと表記されることもある。ブンチュウジム所属。
ムエタイとボクシングの技術を両立して使い分けるオールラウンドなスタイルを持つ。キックボクシングからボクシングに転向し、WBC世界ライトヘビー級王座に挑戦した経験のあるポール・"ハリケーン"・ブリッグズは親友でもある。妻はアメリカ人現役キックボクシング世界王者アンジェラ・パー。
来歴
タイでの下積み時代
11歳のときにテコンドーを習い始めたのが、初めての格闘技経験だった。13歳から近所にあったムエタイジムでムエタイを始めた。17歳の時から試合に出場するようになる。19歳の時にタイ料理のレストランでリチャード・ベル(オーストラリアキック界の大物)にタイでの修行を申し出る。その後、4年間タイのリングに上がることになった。その際、タイの大物プロモーター、ソンチャイから西部劇に登場する俳優、ジョン・ウェインと掛けてジョン・ウェイン・パーというリングネームをつけてもらった。ジョン・ウェインの名にちなみ彼はガンホルダーをつけてリングに上がり、ワイクルーの最後の動作を銃を撃つしぐさに変えるといったパフォーマンスを行い一躍タイで人気になる。
24歳からは3年間プロボクシングの舞台にも上がった。
K-1参戦
2000年10月13日、K-1クイーンズランド大会で行われたISKAムエタイ世界ミドル級タイトルマッチでK-1初参戦を果たした。スコッティ・バナンをボディへの膝蹴りで2RTKOで勝利し、世界王座を獲得。そしてK-1での初勝利となった。
2002年11月26日、「K-1 WORLD MAX OCEANIA 2002」に参戦。1回戦でアレックス・トゥイをKOで下すと、続く準決勝でシェイン・チャップマン(ニュージーランド)を3RKOで下し決勝進出を決めた。しかし、決勝戦でマイク・ザンビディス(ギリシャ)に3R判定負けし準優勝に終わった。
2004年3月4日、タイで開かれた「S1 WORLD CHAMPIONSHIP」に出場。1回戦でモハメッド・マゴメドフ(ロシア)を3R3-0の判定で下すと、続く準決勝でジャン・スカボロスキー(フランス)を右フックで下し、3RKO勝ちで決勝戦の舞台にあがった。決勝戦では、ヌントラガーン・ポームアンウボン(タイ)を5R判定3-0で下し優勝した。
2004年4月7日、「K-1 WORLD MAX 2004 開幕戦」にオセアニア地区代表として出場。1回戦でドゥエイン・ラドウィック(アメリカ)と対戦。2Rにダウンを奪い3-0の大差判定勝ちを収め、決勝トーナメント進出を決めた。7月7日には、「K-1 WORLD MAX 2004 決勝戦」に出場。しかし、準々決勝でブアカーオ・ポー.プラムック(タイ)に判定負けした。
2005年8月22日、新日本キックボクシング協会主催興行「TITANS 2nd」で武田幸三(日本)とWKBA世界スーパーウェルター級王者決定戦で争い、3R右フックでKO勝ちし王座を獲得した。
2005年12月10日、オーストラリア「XPLOSION SUPER FIGHT 12」でWBCムエタイ初代世界スーパーウェルター級王者決定戦に出場するも、ヨードセングライ・フェアテックス(タイ)に判定で敗れ、初代王座には就くことは出来なかった。
2006年3月12日、イギリスロンドンでWBCムエタイが認定する世界ミドル級王座の初代王者決定戦に出場するも、スティーブン・ウェークリング(イギリス / S1王者)に判定負けし、またも王座獲得には致らなかった。
2007年12月1日、オーストラリアの「EVOLUTION 12」のWMC世界ミドル級王者決定戦(72.5kg契約)に出場。コスモ・アレキサンドラ(ブラジル)に5R判定3-0で勝利し新王者になる。もともとはヨードセングライ・フェアテックスと世界戦を行う予定だったが、事前に変更された。
2008年1月20日、後楽園ホールで開催される新日本キックボクシング協会主催興行「BRAVE HEARTS 7」にて、武田幸三を相手にWKBA世界スーパーウェルター級王座の初防衛戦が行われ、4R左フックでKO勝ち。
戦績
キックボクシング
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ボクシング
獲得タイトル
- プロボクシング
- オーストラリアミドル級王座(0度防衛)
- OBAライトミドル級王座(0度防衛)
- プロキックボクシング
受賞歴
- 2004年度ファイター・オブ・ザ・イヤー(アイアンライフ・マガジン)
- 2004年度ファイター・オブ・ザ・イヤー(インターナショナル・キックボクサー・マガジン)
関連項目
外部リンク
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