川西駅 (大阪府)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:出典の明記 テンプレート:駅情報 川西駅(かわにしえき)は、大阪府富田林市甲田三丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)長野線の駅。
駅構造
単式1面1線ホームの高架駅。棒線駅のため、河内長野行きと阿部野橋方面行きが同一ホームに発着する。改札口は地上にあり、古市寄りの1か所のみ。ホーム有効長は5両分。
なお、高架化は国道309号との交差のためで、除去された踏切も1箇所だけ、駅自体も単式ということで、工事の際の近鉄側の負担比率は通常の半分であった。
また、高架駅であるため、毎年8月1日に行われるPL花火芸術の際には、ホームで花火を見物することを禁止している。その為、当日ホームには駅員や警備員を配置している。ちなみに、富田林市の歩道橋の入口には開閉式のフェンスがあるが、これは花火の際に歩道橋を封鎖するためである。
2010年5月に駅自動放送の更新により、接近時の音声が河内長野行・大阪阿倍野橋方面とも女声に変更(以前の河内長野行は男声)され、放送前の4打点チャイムがなくなり、最後の文言が「白線の内側まで」から「黄色い線まで」に変更されている。
利用状況
- 2010年11月9日の調査結果によると、1日の乗降人員は3,634人[1]。
- 近鉄の全調査対象駅(287駅)中、148位。
- 長野線の駅(8駅、他線接続駅含む)の中では、7位。
- 大阪府内の近鉄の駅(61駅)の中では、54位。
- 2008年11月18日の調査では1日の乗降人員は3,953人、2005年11月8日の調査では4,211人。
駅周辺
- すばるホール
- 富田林市立総合福祉会館
- 大阪南農業協同組合(JA大阪南)本店
- 錦織神社
- 富田林市立川西小学校
- 富田林市立小金台小学校
- 富田林市立第二中学校
- 富田林市立明治池中学校
- 石川
- 国道170号
- 国道309号
歴史
- 1911年(明治44年)8月15日 - 河南鉄道の学校前(現・富田林西口) - 滝谷不動間に、川西駅として新設開業[2]。
- 1919年(大正8年)3月8日 - 河南鉄道が大阪鉄道に社名変更。同社の駅となる。
- 1920年(大正9年)
- 1933年(昭和8年)4月1日 - 川西駅に再改称[5]。
- 1943年(昭和18年)2月1日 - 関西急行鉄道が大阪鉄道を合併。同社の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身。後に再独立)と合併。近畿日本鉄道長野線の駅となる。
- 1982年(昭和57年)9月12日 - 高架化(国道309号との交差のため)。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 長野線
- テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color普通(急行は下りのみ運転)
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 近畿日本鉄道 駅別乗降人員
- ↑ 「軽便鉄道停留場設置」『官報』1911年8月29日(国立国会図書館デジタル化資料)による。『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』pp.685-686では8月1日開業。
- ↑ 「地方鉄道停留場廃止」『官報』1920年4月21日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ↑ 「地方鉄道停留場設置並哩程異動」『官報』1920年9月17日(国立国会図書館デジタル化資料)による。『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』p.685では8月。
- ↑ 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳 8号 関西1』新潮社、2008年、p.27