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キャロル・ブーケ(Carole Bouquet, 1957年8月18日 - )はフランスヌイイ=シュル=セーヌ出身の女優モデルである。キャロル・ブケブケーとも。

略歴

15歳でソルボンヌ大学の哲学科に入学するという秀才。その後、演技の勉強をするためフランス国立高等演劇学校に編入する。 17歳のときにルイス・ブニュエル監督に見出され、1977年に映画『欲望のあいまいな対象』でデビュー。

国際的には、1981年に公開された『007シリーズ』の第12作でボンドガール役を演じた『007 ユア・アイズ・オンリー』が有名だが、1980年代から90年代は自国フランスの作品を中心に出演している。 映画プロデューサーのジャン=ピエール・ラッサムとは結婚し、一子をもうけていたが、1985年に死別。1990年代にはシャネルのモデルを務めていた。1997年より俳優のジェラール・ドパルデューとの交際が始まり、2003年から2005年まで婚約していた。

1982年7月26日には南米ペルーの首都リマで開催されたミス・ユニバース世界大会で、ノーベル文学賞受賞作家のマリオ・バルガス・リョサ、イタリアの俳優フランコ・ネロ、マジシャンのデビッド・カッパーフィールドらと共に審査員を務めた。

1999年には、第4回上海国際映画祭の審査員を務めた。

2006年には、東京と大阪で開催された『フランス映画祭2006』のフランス代表団団長として来日。六本木ヒルズTOHOシネマズ前に敷かれたレッドカーペットに登場した[1]

女優の仕事だけでなく、DV犠牲者を救うボランティアなど社会貢献活動も積極的に行っている。

主な出演作品

公開年 邦題
原題
役名 備考
1977 欲望のあいまいな対象
Cet obscur objet du désir
コンチータ
1979 料理は冷たくして
Buffet froid
1980 ブランク・ジェネレーション ~リチャード・ヘル&ザ・ヴォイドイズ~
Blank Generation
ナダ
1981 007 ユア・アイズ・オンリー
For Your Eyes Only
メリナ
愚か者の日
Tag der Idioten
キャロル
1982 類猿人ビンゴ・ボンゴ
Bingo Bongo
ラウラ
1983 アバンチュールはデュエットで
Mystère
1984 ネモの不思議な旅/異次元惑星のプリンセスを救え!!
Nemo
1985 フレンチ・ポリス/殺しのムーブメント
Spécial police
イザベル
1987 デ・ジャ・ヴュ
Jenatsch
ルクレツィア
1989 ニューヨーク・ストーリー
New York Stories
ソロヤ王女
美しすぎて
Trop belle pour toi
フロランス、コレットの隣人(二役) セザール賞 主演女優賞 受賞
バンカー・パレス・ホテル
Bunker Palace Hôtel
クレア
1993 タンゴ
Tango
ゲスト
1994 恋の選択
A Business Affair
ケイト・スワロー
他人のそら似
Grosse fatigue
キャロル・ブーケ
1996 愛の破片
Poussieres d'amour
インタビュアー ドキュメンタリー
1997 赤と黒
Le rouge et le noir
テレビ映画
1998 天使の肉体
En plein coeur
ヴィヴィアン
2001 WASABI
Wasabi
ソフィア
2004 セックス・アンド・ザ・シティ
Sex and the City
ジュリエット テレビシリーズ、エピソードAn American Girl in Paris: Part Deuxに出演
2005 美しき運命の傷痕
L'Enfer
マリー(母)
2006 オーロラ
Aurora
王妃

参照

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外部リンク

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