出雲横田駅
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出雲横田駅(いずもよこたえき)は、島根県仁多郡奥出雲町横田にある西日本旅客鉄道(JR西日本)木次線の駅。愛称は「奇稲田姫」(くしいなだひめ)。
宍道駅方面からの列車の多くはここで折り返し、ここから備後落合駅方面へは1日4往復(奥出雲おろち号を含む)しか運行されていない。また、当駅を跨ぐ列車の殆どは列車行き違いのため10分以上は停車を行う(1日1本のみ、一旦当駅で運転打ち切り留置扱いとなり、留置時間後に列車番号を変更して運転再開となる列車がある)。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有し、列車交換が可能な地上駅。神社を模した木造の駅舎は1934年(昭和9年)の駅開業当初からのものである。駅舎側のホームが2番のりばとなっており、反対側の1番のりばへは備後落合寄りの構内踏切で連絡している。
木次鉄道部管理の簡易委託駅でPOS端末を設置。指定券発行可。
のりばは駅舎反対側から以下の通り。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color木次線 | 上り | 木次・宍道方面 | 備後落合方面からの列車 |
2 | テンプレート:Color木次線 | 下り | 備後落合方面 | |
上り | 木次・宍道方面 | 当駅折返しの列車 |
- 当駅始発列車のうち、宍道方面からの折り返し運用となるものは、本来下りホームとなる2番のりばから発車する。一方、前述したような、備後落合方面から到着後一旦運転を打ち切り、留置時間後に宍道方面への始発列車として改めて出発する列車は、当駅を跨ぐ上り列車同様に1番のりばからの発車となる。
駅周辺
駅前広場が整備されている。駅前には腕木式信号機が保存されている。
- 雲州そろばん伝統産業会館(駅横)
- 奥出雲町立横田小学校(駅前)
- 横田郵便局
- 奥出雲町立横田中学校
- 島根県立横田高等学校
- 奥出雲町役場横田庁舎(旧横田町役場)
- 斐伊川
- 国道314号
- ポプラ横田中央店
バス
利用状況
1日平均の乗車人員は122人であり(2011年度)、2005年度までは木次線内で最多であった。(現在の最多は出雲大東駅)2004年度は236人、1994年度は337人、1984年度は377人だった。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 265 |
2000 | 256 |
2001 | 245 |
2002 | 249 |
2003 | 241 |
2004 | 236 |
2005 | 200 |
2006 | 199 |
2007 | 182 |
2008 | 180 |
2009 | 170 |
2010 | 138 |
2011 | 122 |
歴史
- 1934年(昭和9年)11月20日 - 国有鉄道木次線の出雲三成駅 - 八川駅間延伸により開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2001年(平成13年)10月1日 - CTC化により、簡易委託駅となる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color木次線