まんてん

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テンプレート:基礎情報 テレビ番組 テンプレート:Sidebar with collapsible listsまんてん』は、2002年9月30日 - 2003年3月29日放送された連続テレビ小説第67作目。

特徴

当時、グラビアアイドルとして人気を博していた宮地真緒がヒロインを演じたことで、放送当時は大きな話題となった。

2002〜03年の平均視聴率は20.7%、最高視聴率は23.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)[1]

物語

屋久島に住むヒロイン、日高満天(まんてん)が鹿児島でバスガイドになるために島を出るところから物語はスタートする。

その後、物語の舞台は大阪などに移り気象予報士をするための勉強をする。

そんな中で漁船の遭難で行方不明になっていた父と再会するなどの出来事を通し、最終的には満天は宇宙飛行士になり、宇宙からの天気予報を伝えるようになる。「電子・光学等のセンサー全盛の時代に宇宙から人間が天気予報をすること」にどれだけの意味・値打ちがあるのかと作中でも疑問が提示されるが、満天が自分の言葉で惑星・地球の美しさを伝えようとしたこころが、日本の子供たちに確実に根付いていることを感じさせて、物語は終了する。

概要

  • まんてんの住んでいた舟田集落は屋久島町吉田地区がモデルである。
  • 鹿児島県を舞台とした連続テレビ小説はこれが初めて。
  • 放送中の2003年2月、スペースシャトルコロンビア」の空中分解事故が発生し、本作品への影響が懸念された。その後シナリオは変更されず、コロンビアの乗組員を追悼するカットが挿入された。また、爆発事故発生日の放送では最後の「まんてん/製作著作NHK」のテロップを急遽「つづく」の映像に表示し、コロンビアの乗組員を追悼するテロップが最後に表示された。
  • 最終回では、現実に先駆け、2009年7月22日(日本時間)にトカラ列島を中心とした地域(屋久島も含まれる)が皆既帯となることで起きた皆既日食を、屋久島の人々が地上から観察するシーンが登場する。
  • なお、本番組は暦の関係上2002年9月30日(9月最終月曜日)から放送を開始した。以後は、本来のスタート日(上半期=4月、下半期=10月のそれぞれ第1月曜)から1週間早い3月と9月の最終月曜日を基点として放送が始まることになった。(上半期が4月1日、下半期が10月1日にそれぞれ近い月曜日を基点とする)
  • 本番組の終了後、ヒロイン役の宮地真緒は単発作品を含むNHKのテレビドラマにしばらく出演していない状態が続いているが、本作品でデビューを果たした谷村美月はその後、『生物彗星WoO』『キャットストリート』でNHKドラマのヒロインを務めていた。
  • 紅萬子も出演している。

方言について

屋久島は集落ごとに独自の文化・習俗があり、方言の語彙も島内で微妙な差異がある。「まんてん」で使用された屋久島方言は、島内に23ある集落の言葉を、屋久島出身の鎌田道隆考証の下にまとめたものである。ことば指導に徳之島出身の桂楽珍が起用されたのは、鹿児島県本土よりも徳之島のことばのほうが屋久島に近い、との判断からであった[2]。しかし、徳之島方言は琉球語奄美方言に分類される方言であり、実際には県本土の方言の方が屋久島方言に近い(屋久島方言は県本土の方言と同じ薩隅方言に分類される)。方言についてはNHKへの問い合わせが多数あり、2002年10月22日に南日本新聞朝刊紙面上でNHK鹿児島放送局の担当者による回答が掲載されることになった。

スタッフ

作詞 - HUSSY_R、作曲 - 間宮工、編曲 - 羽毛田丈史、歌 - 元ちとせ
  • 挿入歌 - 『満天島唄』
作詞 - 阿木燿子、作曲・編曲 - 川崎真弘、歌 - 小室等
  • タイトル映像演出 - 樋口真嗣
  • 宇宙監修 - 毛利衛
  • 屋久島ことば考証 - 鎌田道隆
  • 屋久島ことば指導 - 桂楽珍
  • 大阪ことば指導 - 大原穣子
  • 漫画資料提供 - 古川真由美
  • 資料提供 - 藤谷美也子
  • 映像提供 - NASANASDA
  • 撮影協力 - 鹿児島県上屋久町屋久町、屋久島森林管理署
  • 語り - 藤村俊二(屋久島の屋久杉という設定)
  • 副音声解説 - 江原正士
  • 制作統括 - 小見山佳典
  • 制作 - 訓覇圭
  • 美術 - 石村嘉孝、青き聖和、室岡康弘
  • 技術 - 鈴木文夫、仲野善隆
  • 音響効果 - 嶋野聡、野下泰之、水谷明男
  • 編集 - 田中美砂
  • 撮影 - 松本剛、岡本哲二
  • 照明 - 堀籠功、堀武志、牛尾裕一
  • 音声 - 渡辺暁雄、福井清春
  • 映像技術 - 中本将人、椎野弘崇
  • 記録 - 藤澤加奈子
  • 演出 - 笠浦友愛、大橋守、柳川強/中寺圭木、福井充広、城宝秀則、山田隆子

キャスト

花山家・日高家・穂積家

黒田家

ウェザー・ウエスト

アカツキ重工

屋久島

NASDA

その他

放送日程

  • 第1週「こん目でみたかぁー 青い地球」 (2002年9月30日-10月5日)
  • 第2週「負けんどぉー 運動会対決」 (2002年10月7日-10月12日)
  • 第3週「ほんのこてー 兄ちゃんは潔白じゃ」 (2002年10月14日-10月19日)
  • 第4週「「大いなる一歩」をふみ出すとじゃ」 (2002年10月21日-10月26日)
  • 第5週「たまがったぁー なにわの女師範」 (2002年10月28日-11月2日)
  • 第6週「ありがたかー 故郷の友」 (2002年11月4日-11月9日)
  • 第7週「がんばっどー 気象予報で大忙し」 (2002年11月11日-11月16日)
  • 第8週「大ピンチ! 宇宙へは行かれんとじゃ」 (2002年11月18日-11月23日)
  • 第9週「どげんなっとやろ? 十五夜の告白」 (2002年11月25日-11月30日)
  • 第10週「よっしゃー 老舗ストアーを立て直すとじゃ」 (2002年12月2日-12月7日)
  • 第11週「ほっとけん! 柴田さんの秘密」 (2002年12月9日-12月14日)
  • 第12週「ほんのこてー プロへの道はきびしかぁ」 (2002年12月16日-12月21日)
  • 第13週「どげんすっとじゃ! 風雲 花山家」 (2002年12月23日-12月28日)
  • 第14週「うそじゃ! お父ちゃんが消えた日」 (2003年1月6日-1月11日)
  • 第15週「永遠の別れじゃ お父ちゃん」 (2003年1月13日-1月18日)
  • 第16週「陽平さんが宇宙に行くとじゃ!」 (2003年1月20日-1月25日)
  • 第17週「あきらめられん宇宙の夢」 (2003年1月27日-2月1日)
  • 第18週「私、陽平さんと結婚します」 (2003年2月3日-2月8日)
  • 第19週「二人一緒なら勇気百倍」 (2003年2月10日-2月15日)
  • 第20週「こんまか命が生まれてくる」 (2003年2月17日-2月22日)
  • 第21週「二人三脚 初めての子育て」 (2003年2月24日-3月1日)
  • 第22週「めざせ! 宇宙からの天気予報」 (2003年3月3日-3月8日)
  • 第23週「願いよ とどけ! 七夕の夜」 (2003年3月10日-3月15日)
  • 第24週「太陽の塔できっと会える」 (2003年3月17日-3月22日)
  • 最終週「地球はホントに生きている」 (2003年3月24日-3月29日)

放送休止

オープニング

  • 本番組のオープニングは舞台である屋久島の風景が取り上げられる。

エンディング

  • 本番組のエンディングは、舞台の一つ・屋久島などに関連する写真や星や地球の動画をバックに宮地真緒が「まんてん」とタイトルコールをした。なお、タイトルコールの言い方は回によって異なっていた。

特別編

  • 2003年1月4日に30分の特別編「まんてんスペシャル」を放送した。番組は物語の前半の物語、並びに後半の見所の他、宇宙飛行士になるための道程の解説が放送された。

総集編

放送回 サブタイトル
第1回 青い地球をこの目で見たい
第2回 私は夢をあきらめない
第3回 宇宙への道は険しいけれど
最終回 夢に向かって二人三脚

DVD

関連書籍

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

関連項目

テンプレート:前後番組 テンプレート:NHK朝の連続テレビ小説

テンプレート:ホリエージェンシー
  1. ビデオリサーチ NHK朝の連続テレビ小説 過去の視聴率データ
  2. 「屋久島出身の大学教授がことば考証」『南日本新聞』2002年10月22日、朝刊5面(読者投稿欄)。NHK鹿児島放送局の担当者による回答。