SORA

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ファイル:Shimano Sora RD-3400.JPG
SHIMANO SORA リアディレイラー(RD-3400)

SORA(ソラ)は、シマノが作るロードバイクコンポーネントデュラエースアルテグラ105ティアグラに次ぐ上から5番目のグレード。Clarisの上位に当たり、定価8万円から13万円の入門用スポーツバイクの完成車に取り付けられて販売されていることが多い。

9段変速であり、11段変速、10段変速である上位モデルとは互換性が無い。

2ピース構造クランクおよび、オプティカルギアディスプレイを装備したデュアルコントロールレバーが採用されており、先にモデルチェンジされた4600系ティアグラに準じた構成となっている。クランクセットは、アウターギアを50Tとする、いわゆるコンパクトクランクが標準である。

品番は3000番台で、2013年6月現在では3500番台がリリースされている。

シマノではデュラエースとともにダブルレバーのシフターを選択できるグレードである。

開発の経緯とシリーズの歴史

1990年代になるとロードバイクの楽しみ方が多様化し、従来のロードレースだけでなく通勤通学、そして自転車旅行にも用いられるようになった。これを受けて1995年にシマノはそういったユーザーを狙った低価格コンポーネント「RSX」を開発。

2000年 - リアが8速化された後継モデル「SORA」がデビューした(3300番台)。

リア8速で耐久性、メンテナンス性に優れ、デュアルコントロールレバーが前述のようになっていることもあり、前述のユーザーだけでなく、ロードバイク入門用としても用いられることが多くなった。

2007年 - 3400番台がデビューし、リア9速化。

3400シリーズまではデュアルコントロールレバー(ブレーキ操作とシフト操作の両方を手元で行うレバー)のシフトアップレバーの位置が上位モデルと異なっており、コンフォート系のポジションで扱いやすいようになっている。

2012年 - 3500番台がデビュー。上位グレードと同様のデュアルコントロールレバーとなる。また、同時にフラットバーロード用にラピッドファイヤシフトレバーとブレーキレバーも発表された。3500番台は2012年2月に発表、同年7月より展開されている。[1]

出典

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関連項目

  • Shimano Sora and Tourney 2013 – First look - BikeRadar