Metacity

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Metacity(メタシティー)とは、GNOME 2で使われていた標準ウィンドウマネージャGTK+2で書かれており、GNOMEなしで使うこともできる。GNOME 3からは標準ウィンドウマネージャはMutterになった。

Metacityはレッドハット社のHavoc Penningtonによって開発され、2001年にバージョン2.3として初リリースされた。「大人のための退屈なウィンドウマネージャ」[1]と作者が説明しているように、シンプルで余計な機能がない。カスタマイズをしない人の使用を想定し、デフォルトの状態で最も使いやすいように設計されている。GNOME 2.0からEnlightenmentSawfishに取ってかわり標準ウィンドウマネージャならびにGNOMEプロジェクトの一部になったので、GNOMEの環境向けに設計されている(が、GTK+2があればGNOMEなしでも動作する)。

Metacityは、GNU General Public Licenseの元にリリースされている。

GNOME標準としての議論

Metacityは過去のGNOME標準ウィンドウマネージャに比べ設定項目が非常に少なく、標準の選択肢としては異論がある。Metacityの思想に味方すれば、GNOMEはEnlightenmentやSawfishのような沢山の設定項目を必要としないようなコンピュータユーザをターゲットとしているからであると言える。反対意見としてはUNIXアプリケーションにおける操作性と柔軟性の良さがないと言われる。そのため、この柔軟性の欠如を解決するためのアドオンも開発されている(Brightside)。

参照

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外部リンク

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テンプレート:GNOME テンプレート:Window managers テンプレート:XWinSys

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  1. Metacity README