MIPS
MIPS(ミプス)は、100万命令毎秒 (million instructions per second) の略で、コンピュータの性能指標の1つ。1秒間に何百万個の命令が実行できるかを表す。
一般にMIPS値は、ほとんど分岐のない命令列を実行させたピーク性能を示し、実際のアプリケーションの性能を表していないことが多い。
メモリ階層もMIPS値に大きく影響する。キャッシュに収まらないサイズのプログラムの場合、実行速度はCPU性能ではなくメモリとバスの性能で決定する。そのため、MIPSは原則として1次キャッシュに収まるサイズのプログラムで測定される。
またMIPSは、同じ命令セットを持つCPU同士で性能を比べないと意味がない。同じことをするのに必要な命令の数が異なるからである。命令セットの種類が少なく、同じことをするのに多くの命令を使うRISCは、同じ技術レベルのCISCより高いMIPSを持つ。異なるアーキテクチャのプロセッサ性能を比較するにはSPECなどのベンチマークを使用する。
用語としては、
- KIPS / kIPS (Kilo Instructions Per Second) 1000命令毎秒
- BIPS (Billion Instructions Per Second) 10億命令毎秒
- TIPS (Trillion Instructions Per Second) 1兆命令毎秒
- QIPS (Quadrillion Instructions Per Second) 1000兆命令毎秒
などもある。古いコンピュータの性能はKIPSで表されることがある。2006年現在は1 TIPSを超えるCPUはまだ存在しないが、計画や予想、あるいは統計データ(全アメリカのコンピュータの性能の合計など)にTIPSやQIPSが使われることがある。
目次
[非表示]歴史
1970年代、コンピュータの性能は VAX MIPS で比較されていた。VAX 11/780 が 「1 MIPS」マシンとして販売されていたため、VAX 11/780 と同じベンチマークプログラムを実行して MIPS値を算出するものである(この測定値は VUP すなわち VAX Unit of Performance とも呼ばれた)。その後、1984年に開発された Dhrystone ベンチマークプログラムが MIPS 値を表すものとして使われるようになった。この場合も VAX 11/780 の測定値を 1MIPS として計算している(この測定値は DMIPS すなわち Dhrystone MIPS とも呼ばれた)。
初期の 8 ビットや 16 ビットのマイクロプロセッサの性能は KIPS 単位である(1 KIPS は 0.001 MIPS)。例えば、最初の汎用8ビットマイクロプロセッサである Intel 8080 は 640 KIPS で動作した。Intel 8086 は 800 KIPS、初期の 32ビットのパーソナルコンピュータは 3MIPS程度の性能である。しかし、2011年現在では、組み込み用のマイクロコントローラですら数MIPS程度の計算力があり、大量購入した場合、1個あたり100円以下で購入できる。
zMIPS はIBMが内部的に使っている用語で、汎用コンピュータ(System z)の性能指標である。
MIPS(KIPS)値の変遷
関連項目
参照
- 元の位置に戻る ↑ MCS4 > IntelP4004
- 元の位置に戻る ↑ Intel 80286 Microprocessor Chip (c1982)]
- 元の位置に戻る ↑ Freescale 68040 description
- 元の位置に戻る ↑ Digital's 21064 Microprocessor, Digital Equipment Corporation (c1992) accessdate=2009-08-29
- ↑ 以下の位置に戻る: 5.0 5.1 5.2 Tomshardware Cpu chart 2004
- 元の位置に戻る ↑ PIC16F84A
- 元の位置に戻る ↑ Atmel Corporation - Atmel AVR 8- and 32-bit - megaAVR
- 元の位置に戻る ↑ SiSoftware Zone
- 元の位置に戻る ↑ テンプレート:Cite news
- 元の位置に戻る ↑ Freescale Semiconductor - MPC8272 PowerQUICC II Processor Family
- 元の位置に戻る ↑ [1]
- 元の位置に戻る ↑ PIC10F200
- 元の位置に戻る ↑ Microchip Technology Debuts Industry’s First 6-Pin Microcontrollers: The World’s Smallest Microcontroller
- 元の位置に戻る ↑ ARM Cortex-M3
- 元の位置に戻る ↑ ARM Cortex-A8
- ↑ 以下の位置に戻る: 16.0 16.1 16.2 CPU Charts 2007 - Tom's Hardware
- 元の位置に戻る ↑ Synthetics, Continued - Tom's Hardware : Intel's Core 2 Quadro Kentsfield: Four Cores on a Rampage
- 元の位置に戻る ↑ http://www.mips.com/products/cores/32-64-bit-cores/mips32-24k/ MIPS32 24K]
- 元の位置に戻る ↑ Cortex-R4 Processor
- 元の位置に戻る ↑ Design Reuse - needs free registration
- 元の位置に戻る ↑ 登錄電子工程專輯網站,時刻處於電子設計的潮流尖端
- 元の位置に戻る ↑ Synthetic - Sandra CPU - Tom's Hardware : Intel Core 2 Extreme QX9770: Paper Tiger?
- ↑ 以下の位置に戻る: 23.0 23.1 Tom's Hardware Cpu Charts 2010
- 元の位置に戻る ↑ OC Workbench
- 元の位置に戻る ↑ Cortex-M0 Processor
- 元の位置に戻る ↑ EEE Journal
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- 元の位置に戻る ↑ XtremeSystems Member Synthetic - Sandra CPU
- 元の位置に戻る ↑ Tech News Chart
- 元の位置に戻る ↑ Overclock3D - Sandra CPU
- 元の位置に戻る ↑ Tom's Hardware - Benchmark Results: Synthetics