CBCニュースワイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:基礎情報 テレビ番組CBCニュースワイド』(シービーシーニュースワイド、英称:CBC NEWS WIDE)は、1974年10月1日から1999年3月27日まで中部日本放送(CBC)で放送されたローカルワイドニュース番組である。協力・中日新聞

番組の変遷

CBCが属するJNN系列では、CBCがローカルワイドニュースの製作に参入する前から既に山陽放送の『山陽TVイブニングニュース』や静岡放送の『SBSテレビ夕刊』、テレビ高知の『イブニングKOCHI』などが始められていたが、この『CBCニュースワイド』はJNN基幹局では初めてのローカルワイドニュースとなった。その後、RKB毎日放送が『RKBニュースワイド』を、北海道放送が『HBCテレポート6』を、東京放送(現・TBSテレビ)が『テレポートTBS6』を、毎日放送が『MBSナウ』をというように、JNN基幹局も次々とローカルワイドニュースをスタートさせた。

1989年度後期の半年間では、若者向け情報番組2本と合わせたコンプレックスゾーンCBCニュース通り』の第3部として放送された。[1]

1999年3月で番組は終了。同年4月には替わって『ユーガッタ!CBC』が平日夕方の大型情報番組としてスタートした。土曜版は『CBC土曜ニュースワイド』としてスタートした。

放送時間

すべてJST

平日

  • 18:00 - 18:30 (1974年10月 - 1990年3月) - 1989年10月から1990年3月までは、ワイド番組『CBCニュース通り』の第3部として放送。
  • 18:30 - 19:00 (1990年4月 - 1998年10月) - 『JNNニュースの森』の放送開始に伴い、30分繰り下げて放送。
  • 18:28 - 19:00 (1998年11月 - 1999年3月) - CBC新放送センター稼動による番組リニューアルに伴い、フライングスタートを開始。

土曜

  • 18:00 - 18:30 (1976年10月 - 1999年3月) - 土曜版は開始以来、一貫して『天才クイズ』に続くこの放送時間帯。この影響で、夕方6時から放送していた番組枠は1週遅れで17:00から放送。これは『料理天国』(TBS製作)以前から行われ、後継番組の『ユーガッタ!Weekend』の終了まで続いた。

1983年10月30日から1991年9月29日まで、日曜版として『CBC日曜ニュースワイド』が放送されていた(毎週日曜日17:00 - 17:30)[2]。ただし、時間帯が「JNNニュースコープ」の直前であったため、この時間帯まで系列局のネット番組が放送されることもあり、その場合はタイトルはそのままに、ニュースコープ直後の17:50-18:00の短縮版で放送されていた。オープニングは平日版にピクチャーテロップで「日曜」と書かれたものが貼り付けられただけであった。

1986年9月29日からは、「CBC情報デスク」(45分間)の後継番組として、JNNの最終ニュース番組「ネットワーク JNN」の直後に「おやすみ!ニュースワイド」という30分のローカルニュース番組も放送された(「ネットワーク」と同日スタート)。この番組は89年4月改編で「CBCニュース24」にリニューアルされた。

出演者

期間 平日 土曜
メイン サブ メイン コメンテーター
1974.10 1976.9 日比英一 (不明1 (放送なし)
1976.10 1980.3 岸佳弘
1980.4 1983.3 大石清夫2
1983.4 1985.3
1985.4 1986.3 松山香織
1986.4 1988.3 島津靖雄4 福島敦子
1988.4 1991.3 岸佳弘3 古木淑恵5・6 日比英一7
1991.4 1994.3 石塚元章8・9 佐々木都希子 柳川薫
1994.4 1996.3 重盛啓之 神尾純子 浅野信子
1996.4 1998.3 冨田和音 日比英一7
1998.4 1998.9 丹野みどり
1998.10 1999.3 大園康志10 丹野みどり11 吉村洋子12

  • 1 この間に所真理子木村奈保子颯田圭子などが担当。
  • 2 当時のCBC論説委員。
  • 3 体調不良で降板。
  • 4 降板を機にアナウンス職を離れた。
  • 5 不在時は槇徳子
  • 6 夫は次代のメインを務めた石塚元章。
  • 7 この時期は管理職を務めていた模様。
  • 8 後番組の『ユーガッタ!CBC』で再登板。
  • 9 妻は先代のサブを務めた古木淑恵。
  • 10 番組終了後は『CBC土曜ニュースワイド』に異動。
  • 11 後番組の『ユーガッタ!CBC』→『イッポウ』も担当。
  • 12 後番組の『CBC土曜ニュースワイド』も担当。


タイトルロゴなど

  • 初代(1974年10月 - 1995年9月)
  • 2代目(1995年10月 - 1998年10月)
  • 3代目(1998年11月 - 1999年3月) - CBC新放送センター稼動による番組リニューアルに伴い、タイトルロゴも全て英字となる(上にCBCのロゴ、中央に「NEWS」、下に「WIDE」)。

歴代のオープニングテーマの中に、印象的な「こんばんは〜」のコーラスを入れたことがある(詳細は下記を参照)。1993年のリニューアルまで使用された。

歴代OP

  • 開始当初(1974年) - 不明 ブルーバックとスキャニメイト字幕。「CBC」の文字がズームアップし、バックに「ニュースワイド」と矢印が上向きに新聞輪転機のように回転。その後一旦CBCの文字が巻き込まれるように消えて、改めて「ニュースワイド」の文字がいくつかに分けて表示され、その後左上に「CBC」右下に「協力・中日新聞」の字幕を出すというものであった。その後女性アナウンサーの「こんばんは…」、子役の女児の「こんばんはっ!!」(声のみ)。
  • 1985年 こんばんはーと同時にNEWSの文字がサイコロ状に組立られ回転し上へ消える。そしてCBCのロゴが左上から現れニュースワイドの文字が表示し発行するもの。CG製作。
  • 1988年 タイトル文字の中を通りCBCの文字が通る。通った空間がタイトルになるとCBCが流れるとタイトルが表示される。
  • 1989年 - 1993年 雫が落ちると放送開始時刻を刺すアナログ時計が現れ開始時刻にズームするとタイトルが現れズームアウトするとCBCが現れ右下に「協力 中日新聞」と表示される。このバージョンのみ「こんばんは~」は合成音声。
  • 1993年-1995年 不明。この頃から前述のとおり放送開始から使われた「こんばんは」が廃止された。
  • 1995年-1998年10月 東海3県をバックにしたもの。
  • 1998年11月-1999年3月 スタジオをバックにタイトルが次々に形成されその後飛び散るもの。

脚注

  1. 17時台は『小堀勝啓の時代塾』『仁美・裕加里のSHINSEN通信』の、のちに「ミックスパイ-」の原点となる番組を2本編成
  2. 参考・中日新聞縮刷版(1983年 - 1991年)

外部リンク

テンプレート:前後番組 テンプレート:愛知県内テレビ局の夕方ニュース番組