鵜飼哲
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鵜飼 哲（うかい さとし、男性、1955年 - ）は、フランス文学・思想研究者。一橋大学教授。2004年から社会思想史学会幹事。
略歴
東京都生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了後、1984年から1988年までパリ第8大学に留学しジャック・デリダに師事した。1988年京都大学大学院文学研究科博士課程退学。
1989年一橋大学経済学部講師、1991年同助教授、1996年同大大学院言語社会研究科助教授、1999年同教授。
『インパクション』編集委員の中心的メンバーであり、日本にポスト新左翼的なアクティヴィズムを導入。「民族学校出身者の受験資格を求める国立大学教職員の声明」など、さまざまな運動・声明の呼びかけ人などになっている。1996年には高橋哲哉とともに、映画『SHOAH（ショアー）』の上映運動を行った。
著書
単著
- 『償いのアルケオロジー』（河出書房新社, 1997年）
- 『抵抗への招待』（みすず書房, 1997年）
- 『応答する力――来るべき言葉たちへ』（青土社, 2003年）
- 『主権のかなたで』（岩波書店, 2008年）
共著
共編著
- （西谷修・港千尋）『原理主義とは何か』（河出書房新社, 1996年）
- （石田英敬・坂元ひろ子・西谷修）『「日の丸・君が代」を超えて』（岩波書店, 1999年）
- （西谷修・宇野邦一）『アメリカ・宗教・戦争』（せりか書房, 2003年）
- （今福龍太）『津波の後の第一講』（岩波書店, 2012年）
訳書
- ジャック・デリダほか『この男この国―ネルソン・マンデラに捧げられた14のオマージュ』（ユニテ, 1989年）
- デリダ『他の岬―ヨーロッパと民主主義』（みすず書房, 1993年, 高橋哲哉との共訳）
- 恋する虜 パレスチナへの旅 ジャン・ジュネ 海老坂武共訳. 人文書院, 1994.3.
- エルネスト・ルナン,J・G・フィヒテ,ジュール・ロマン,エティエンヌ・バリバール『国民とは何か』（インスクリプト, 1997年）
- デリダ『盲者の記憶――自画像およびその他の廃墟』（みすず書房, 1998年）
- ジャン・ジュネ『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ』編訳 （現代企画室, 1999年）
- デリダ『友愛のポリティックス（1・2）』大西雅一郎,松葉祥一共訳（みすず書房, 2003年）
- ジュネ伝. エドマンド・ホワイト 根岸徹郎, 荒木敦共訳. 河出書房新社, 2003.12.
- デリダ『生きることを学ぶ、終に』（みすず書房, 2005年）
- 精神分析の抵抗 フロイト、ラカン、フーコー ジャック・デリダ 守中高明,石田英敬共訳 青土社, 2007.6.
- 言葉を撮る デリダ/映画/自伝 デリダ, サファー・ファティ 港道隆,神山すみ江共訳. 青土社, 2008.4.
- ならず者たち ジャック・デリダ 高橋哲哉共訳. みすず書房, 2009.11.
- シャティーラの四時間 ジャン・ジュネ 梅木達郎共訳. インスクリプト,2010.6.
- 公然たる敵 ジャン・ジュネ アルベール・ディシィ編 梅木達郎, 根岸徹郎,岑村傑共訳.月曜社, 2011.3.
