越渇磨島

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テンプレート:Infobox 越渇磨島エカルマ島、えかるまとう)は千島列島の中部に位置する島である。ロシア名はエカルマ島(o. Экарма)、英語表記はEkarma

島の名前の由来は、アイヌ語の「エカリ・マ・ウシ(安全な船着場の多い所)」から。これは、島の周囲に暗礁が無いため。

地理

捨子古丹島から越渇磨海峡を挟んだ北西約 9 キロメートルに位置する、安山岩質の火山から成る東西約 7.4 キロメートル、幅約 5.5 キロメートルの長方形の島である。湖水や顕著な河川はなく、淡水源は雨水に頼るほかない。また、島の北部では高温の硫黄泉の湧出が数ヶ所で見られる。

最高点は海抜 1,170 メートルの越渇磨岳(えかるまだけ、ロシア名:エカルマ山 влк.Экарма)。

歴史

日本の行政区分においては北海道根室振興局管内の占守郡に属した。日本政府は国際法的には所属未定と主張しているが、現在はロシア連邦実効支配している。

関連項目

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参考文献

テンプレート:脚注ヘルプ
  1. 寺沢孝毅 『北千島の自然誌』 丸善〈丸善ブックス〉、1995年 89 頁

外部リンク

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