赤峰市

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赤峰市(せきほうし)は中華人民共和国内モンゴル自治区東南部に位置する地級市。市名の赤峰はモンゴル語のウランハダ(赤い山)に由来する。

行政

赤峰市の前身はジョーオダ・アイマク(昭鳥達盟)であったが、国務院が1983年に批准した「市管県体制」が施行され、七旗・二県・三区を管轄する内モンゴル自治区のシュード・ハリヤ・ホト(直轄市)となった。

歴史

シラムレン河・ラオハ河流域の市域は中華文明の最初の曙とされる紅山文化(新石器時代、6000年ー5000年前)が栄え、歴史時代には匈奴鮮卑契丹の地となり、11世紀には耶律阿保機帝国を建国した。市域には上京の遺跡が所在する。契丹滅亡後はモンゴル民族が住み、代には昭烏達盟と呼ばれた。民国時代や満州国時代には熱河省の管轄となり、1955年熱河省の廃止により内モンゴル自治区に編入された。

行政区画

3市轄区・2県・7旗を管轄する。

年表

熱河省赤峰市

内モンゴル自治区ジョーオダ盟(1949年-1953年)

東部行政公署ジョーオダ盟

  • 1953年5月29日 (1県4旗)
    • バイリン左旗の一部がバイリン右旗に編入。
    • バイリン右旗の一部が林西県・アルホルチン旗・バイリン左旗に分割編入。
    • 林西県の一部がヘシグテン旗に編入。
  • 1954年5月21日 - 東部行政公署ジョーオダ盟がジョーオダ盟に改称。

内モンゴル自治区ジョーオダ盟(1954年-1969年)

  • 1955年7月30日 - 熱河省寧城県赤峰県烏丹県敖漢旗カラチン旗オンニュドモンゴル族自治区を編入。(4県1自治区6旗)
  • 1955年12月 - オンニュド・モンゴル族自治区が旗制施行し、オンニュド・モンゴル族自治旗となる。(4県6旗1自治旗)
  • 1956年3月9日 (3県7旗)
    • オンニュド・モンゴル族自治旗が旗に移行し、オンニュド旗となる。
    • 烏丹県がオンニュド旗に編入。
  • 1956年5月16日 - 寧城県の一部が遼寧省錦州専区凌源県に編入。(3県7旗)
  • 1956年10月16日 - 河北省承徳専区囲場県の一部がカラチン旗に編入。(3県7旗)
  • 1958年10月20日 (1市2県7旗)
    • 赤峰県・オンニュド旗・敖漢旗・カラチン旗の各一部が合併し、赤峰市が発足。
    • 赤峰県の残部がオンニュド旗・ヘシグテン旗・カラチン旗に分割編入。
  • 1962年5月18日 - 赤峰市の一部がオンニュド旗に編入。(1市2県7旗)
  • 1962年10月20日 - 赤峰市・オンニュド旗の各一部が合併し、赤峰県が発足。(1市3県7旗)
  • 1963年11月 - 赤峰県の一部がオンニュド旗に編入。(1市3県7旗)
  • 1964年7月1日 - 赤峰市の一部が赤峰県・カラチン旗に分割編入。(1市3県7旗)
  • 1966年3月18日 - 赤峰県の一部がカラチン旗に編入。(1市3県7旗)
  • 1969年7月5日 - 内モンゴル自治区の分割により、遼寧省ジョーオダ盟となる。

遼寧省ジョーオダ盟

内モンゴル自治区ジョーオダ盟(1979年-1983年)

  • 1983年10月10日
    • 赤峰市が地級市の赤峰市に昇格。
    • 寧城県・林西県・赤峰県・カラチン旗・敖漢旗・オンニュド旗・バイリン右旗・バイリン左旗・アルホルチン旗・ヘシグテン旗が赤峰市に編入。

内モンゴル自治区赤峰市

交通

友好都市

1985年、赤峰市側の経済考察団が稲沢市の植木産業を視察した際に提携を提起。両市の招待訪問など準備を進め、赤峰市で調印実現。

出身有名人

脚注

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外部リンク

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