米ノ津駅

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米ノ津駅(こめのつえき)は、鹿児島県出水市下鯖町1964番地にある肥薩おれんじ鉄道線

駅構造

相対式2線2面の無人駅である。それぞれのホームは若干ずれている。かつては木造の駅舎が立つ有人駅で、駅の西側に数本の貨物取り扱い用の側線が敷かれ、貨車の入れ換えや近隣の米ノ津港などへの貨物の積み降ろしを行っていたが貨物取り扱い廃止と同時に完全無人化され、その後駅舎も取り壊された。貨物側線の跡地はジョイフル出水店、南九州コカ・コーラボトリング出水営業所、駐車場や更地などになっているほか、側線の一部が作業員の訓練用の線路として遺っている。

のりば

1 テンプレート:Color肥薩おれんじ鉄道線 (上り)八代方面 
(下り)出水方面
2 テンプレート:Color肥薩おれんじ鉄道線 (下り)出水方面

駅周辺に住宅が多く、近隣に出水市立出水商業高等学校もあるため平日の朝夕は当駅を利用する通学客が多い。そのため通学客輸送として朝と夕方に当駅始発の下り列車(朝は野田郷駅行き(土日祝日は運休)、夕方は川内駅行き)が各1本ずつ設定されている。

利用状況

  • 2012年度の1日平均乗車人員は88人である。
年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
2005 115
2006 104
2007 109 221
2008 97 197
2009 97 199
2010 89 181
2011 83 171
2012 88 181

駅周辺

歴史

ファイル:Komenotsu stn.jpg
JR九州時代の駅舎(2003/08/07)
ファイル:Komenotsu eki 1.jpg
ホーム(2004/09/06)

駅名の由来

開業当時の地名(出水郡米之津町)が由来。

古くは「米之津」と書かれていた。「米ノ津」の「米」は「」、「津」は「」を表す言葉で、読んで字の如く「米の積出港」を意味する地名である。この地は古くから稲作が盛んだったうえに米ノ津川河口に作られた集落だったため、港では米の出入りが多かった事から「米之津」と言う地名が生まれ、駅名は「之」を簡素化して「米ノ津」になった。

隣の駅

肥薩おれんじ鉄道
肥薩おれんじ鉄道線
快速「スーパーおれんじ」・観光列車「おれんじ食堂」
通過
普通
袋駅 - 米ノ津駅 - 出水駅

脚注

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関連項目

テンプレート:肥薩おれんじ鉄道線