石塚龍麿

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石塚 龍麿(いしづか たつまろ、明和元年(1764年) - 文政6年6月13日1823年7月20日))は、江戸時代後期の国学者内山真龍本居宣長の門下生でもある。主に上代語の研究を行う。

遠江国敷知郡細田村(現在の静岡県浜松市西区協和町)の生まれ。

主な著書に、『古言清濁考』『仮字用格奥能山路(かなづかいおくのやまみち)』『鈴屋大人都日記』などがある。

『仮字用格奥能山路』(仮名遣奥山路とも書く)では、上代の仮名に2種の書き分けがあることを示した。記紀や『万葉集』などの表記を精査し、いくつかの音節には表記上の区別があったことを明らかにした。この書は長らく正当に評価されなかったが、後に、橋本進吉によって上代特殊仮名遣いを指摘したものであることが明らかにされた。テンプレート:Academic-bio-stub