真駒内川

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真駒内川(まこまないがわ)は、石狩川水系豊平川の支流で、北海道札幌市南区を流れる河川である。長さ21km、流域面積は37km²ある。下流より15kmの区間が北海道が管理する一級河川に指定されている。 川の名はアイヌ語で「背後にある川」を意味するマク・オマ・ナイに由来。

地理

北海道札幌市南区の空沼岳の北にある万計沼に源を発する。この上流部は万計沢とも呼ばれている。山中で他の沢をいくつか合わせながら南区常盤まで北東に流れる。そこで北に向きを変え、南区石山東を通り、真駒内で豊平川に合流する。この真駒内は川から付けられた地名である。流路は山間、丘陵だが、中流から川沿いに幅200メートルほどの平地がある。

札幌市から南に外れ、丘陵地で平地に乏しいこともあって、開発が遅れていた。本格的な治水工事は戦後になり、1960年代に流路が直線化した。

現在は、国道453号の便によって常盤の北部まで住宅地に変わりつつある。下流部の真駒内では谷のほかに、丘の上も宅地化されている。川は合流点付近で真駒内公園の中を流れ、遡行したサクラマスが毎年産卵する。

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春の真駒内川 (2004年5月)
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冬の真駒内川(2004年12月)

支流

  • 湯の沢川
  • 中の沢川
  • 鳥居沢川
  • 小滝の沢川
  • 金古沢川
  • 真駒内用水(分流)

橋梁