白鳥哲

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テンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:声優 白鳥 哲(しらとり てつ、1972年[1]3月21日 - )は、日本声優俳優ナレーター映画監督文学座出身、大沢事務所所属。血液型O型

東京都出身。明治学院中学校及び明治学院東村山高等学校を経て、明治学院大学国際学部国際学科卒業。テンプレート:VOICE Notice Hidden

人物

趣味はプラモデルで、『ブレンパワード』の勇の役を演じていたときは、ブレンのプラモデルにさわり、自分が動かしている感覚を掴んだ。小学校の頃から8ミリフィルムで映画を製作しており、映画監督としても活動している。

1993年より文学座に入り、1998年座員に昇格。文学座の俳優として在籍し、2006年11月より大沢事務所に移籍。

経歴

声優業

富野由悠季監督のテレビアニメ『ブレンパワード』の主人公、伊佐未勇役で声優デビュー。以来悩み多き思春期の少年の役が多くなるが、個性の強い悪役や不良少年の役、ケレン味の強い役柄なども演じている。

『ブレンパワード』の初期のころの収録では、舞台の要領であらかじめ台詞を覚え、台本無しで演技に臨んだ。周囲の役者陣にはかなり驚かれたが、本人はその反応に比較的冷静だったらしい。

SFアニメに出演することも多く、テレビアニメ『無限のリヴァイアス』(相葉昴治役)に出演したが、本人は当時ドラマや舞台を中心に活動しており、アニメなどの情報が全く入って来なかったため、後日行われた出演声優陣のフリートークでの第一声で「これってそんなに人気あるんですか?」と発言し、他の出演者からつっこまれていた。

毎回演じる役柄にのめりこむタイプであり、過剰に感情移入するあまり、葛藤することが多い。

スクライド』で無常矜侍を演じていた時は、私生活でも自然と無常の喋り方になってしまい、本当の自分の声が分からなくなってしまったらしい。ちなみに、この無常役はよく他の出演者(主に緑川光)からモノマネされていた。また、同作のファンディスクで「田村ゆかりさんは妹にしたいタイプ」と言っている。

機動戦士ガンダムSEED』でサイ・アーガイル役を演じたとき、その不幸な境遇の役にのめり込んでしまい、アフレコ現場で共演者と会話出来なくなるほど自分と役を重ねてしまった。

機動戦士ガンダム00』でアンドレイ・スミルノフ役で演じた際は、アンドレイが好意を持っている人物の恋人役を演じている入野自由に対して気まずく思ってしまった。また、アンドレイが父親・セルゲイと反目していることから、他出演者からは「作品中もっとも人格者」と評されたセルゲイに対し「いい人とは思っていない」と発言している。

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』でグラトニーを演じた時は、極端な肥満体のグラトニーの体格を実感するため手足に鉛をつけて日常生活を送っていた。グラトニーの役柄に同調するように、白鳥自身の食欲が増し、嗅覚や触感に非常に鋭敏になったという。グラトニーは食人も行うため、レバーの香りに「人の匂い」を感じていた。グラトニーの姉であるラストを演じる井上喜久子を作中の関係そのままに慕っており、作中でラストが亡くなった時の怒りの演技は「喜久子さんの出番を奪った存在に対する僕自身の気持ちが200%以上演技に出ていました」と語っている。インタビューではグラトニーの口調を模倣して妙な言動を繰り返しており「グラトニーを思いだすと脳みそが変になります」と謝罪している[2]

俳優・映画監督業

1994年に『十時半睡事件帖』ゲスト主役でテレビドラマに初主演する。以来、NHK連続テレビ『レイコの歯医者さん』、『昨日の敵は今日の友』レギュラー出演などテレビドラマを中心に活動し始める。舞台『あ?!それが問題だ』(作・演出江守徹サンシャイン劇場)では、文学座の新人クラスとしては異例の主役・ハムレット役に大抜擢される。

出演映画『Pandora!』(伊藤太一監督)では工藤夕貴の相手役に抜擢され、映画『日本の黒い夏』(熊井啓監督)では中井貴一の部下役として映画俳優として注目される。

映画監督作品『ストーンエイジ』は、その独特なテーマ性、黒田勇樹佐藤藍子柴田理恵などの俳優を起用した本格的な作品となっており、各界から高く評価されている。2006年劇場ロードショーされ、雑誌「ぴあ」で観客投票10位。ベストシネマ賞2006年度上半期19位にランキングされたり、更にハリウッドでも上映され海外でも高く評価された。

映画プロデュース作品『VOiCE』は、『ストーンエイジ』の姉妹作品となる映画。監督は河田秀二。同じ製作チームをひきつぎながら、主な俳優には新人を起用、主演も努めた意欲作。ゆっくりしたペースで心の動きをじっくりと描いた。

映画監督作品『魂の教育』は、右脳開発の第一人者七田眞を追ったドキュメンタリー映画である。2008年11月から渋谷アップリンクにて劇場公開された。

映画監督作品『不食の時代 〜愛と慈悲の少食〜』は一日青汁一杯で生活し続けている森美智代を取り上げ、「食」を見つめ直すドキュメンタリー映画。回想ドラマ主演にタレントの山田まりやが起用されている。2010年10月東京、大阪で劇場公開。上記の『ストーンエイジ』『魂の教育』『不食の時代』の3作を「"映像の伝道師"白鳥哲の3部作」と名付けている。

映画監督作品『祈り〜サムシンググレートとの対話〜』は、筑波大学名誉教授、村上和雄博士を取り上げては、「祈り」を含めた心の働きが遺伝子に影響 を与える事を表現している。村上和雄氏と共に、ホリスティック医学の権威ディーパック・チョプラ博士、細胞生物学者ブルース・リプトン教授、祈りを含めた意識研究を科学雑誌に発表し続けているジャーナリストのリン・マクタガートなどが登場し、「祈り」を含めた意識研究の最先端を明らかにしている。2012年9月から渋谷アップリンクほか全国公開。この作品は、ニューヨークマンハッタン国際映画祭グランプリ、カルフォルニアフィルムアワード金賞受賞、インドネシア国際平和平等映画祭優秀賞、マルベーリャ国際映画祭、インドネシア国際映画祭入賞し、世界各地で高い評価を受けている。 現在、映画監督作品「蘇生」を製作中で、2015年公開予定。

出演作品

太字は主役・メインキャラクター

声優業

テレビアニメ

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2014年

OVA

2000年

2003年

2011年

2012年

Webアニメ

2011年

劇場アニメ

2005年

2006年

2010年

2011年

2012年

ゲーム

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

ドラマCD

吹き替え

映画
テレビドラマ・テレビ番組
アニメ

特撮

2011年

2013年

テレビCM

番組

ラジオCM

俳優業

テレビドラマ

映画

舞台

  • あ?!それが問題だ(サンシャイン劇場)
  • 怪談牡丹灯籠(三越劇場)
  • 愛の森(紀伊国屋ホ-ル)
  • 特ダネ狂想曲(紀伊国屋ホ-ル)
  • 雨が空から降れば(紀伊国屋ホ-ル)
  • クロイツェルソナタ(文学座アトリエ)
  • 幽れ窓(文学座アトリエ)
  • 家路(三越劇場)
  • NEWS NEWS(俳優座劇場)
  • ふるあめりかに袖は濡らさじ(三越劇場)
  • 缶詰(紀伊国屋サザンシアタ-)
  • 阿蘭陀影絵(三越劇場)
  • 大寺学校(文学座アトリエ)
  • 涙の谷 銀河の丘(新国立劇場)
  • 無頼の女房(新宿シアタートップス) - 豊臣 役

監督作品

  • 風になりたい(映画 原作・音楽・監督 ゼロ映画祭賞金受賞)
  • 8:40(映画 原作・監督 福井インディーズ映画祭一期一会賞 岡山持込映画祭アンコール上映)
  • サイレントコール(映画 原作・監督)
  • 西方浄土(映画 脚本・監督)
  • ストーンエイジ(映画 2006年劇場公開作品 原作・監督 雑誌「ぴあ」の観客満足度ランキング10位 ベストシネマ賞上半期 19位に選ばれる)
  • VOiCE(映画 2006年 原案・企画・プロデュース、主演)
  • 七田眞の今一番伝えたいこと(TV教育番組 全12回 2005年 - 2007年 企画・プロデュース、監督)
  • 水の伝道師 江本勝(ドキュメンタリー 監督)
  • ゲッター(CM 監督)
  • 魂の教育(ドキュメンタリー 監督)映画 2008年劇場公開作品 ベストシネマ賞下半期 16位に選ばれる
  • 数霊(販売用DVD 監督)
  • 不食の時代〜愛と慈悲の少食〜(監督)映画 2010年劇場公開作品
  • 祈り〜サムシンググレートとの対話〜(監督)映画 2012年劇場公開作品 ニューヨークマンハッタン国際映画祭グランプリ、カルフォルニアフィルムアワード金賞受賞、インドネシア国際平和平等映画祭優秀賞、マルベーリャ国際映画祭、インドネシア国際映画祭受賞

脚注

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外部リンク

テンプレート:大沢事務所
  1. テンプレート:Cite book
  2. 『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST公式ガイドブック』『鋼の錬金術師公式 FULLMETAL ALCHEMIST公式ガイドブック4』より。
  3. テンプレート:Cite web
  4. テンプレート:Cite web
  5. テンプレート:Cite web
  6. テンプレート:Cite journal
  7. テンプレート:Cite journal