甲子園口駅

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甲子園口駅(こうしえんぐちえき)は、兵庫県西宮市甲子園口二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線である。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。

概要

駅名となっている「甲子園口」は、当駅東方で武庫川から南西方向に分岐していた枝川が武庫川の改修工事により埋め立てられ、その土地を入手した阪神電気鉄道が「甲子園」としてスポーツ・レクリエーション・郊外住宅地の開発を行ったことに由来する。駅名からは甲子園球場を連想させるが、近くにあるのは住宅地としての甲子園であり、甲子園球場までは南西方向に2km弱の距離がある[1]。この駅から甲子園球場へは、駅の南側から出ている阪神バスの利用が一般的である。

「口」のつく駅名は「篠山口駅」(福知山線)・「川西能勢口駅」(阪急電鉄宝塚本線能勢電鉄妙見線)などの類例が見られるように、「入り口」という意味である。

北側と南東側は閑静な高級住宅街となっており、南側は昭和レトロな商店街などもある。以前は映画館が3軒も営業していた。北側駅舎は長年昭和初期の木造洋館がそのまま用いられ、瀟洒な街並みにマッチしていたが、老朽化のため取り壊された。跡地に建設された新駅舎は2014年3月22日に供用開始となり、駅事務室とみどりの窓口が南口駅舎から移転してきている。


駅所在地の現在の地名は西宮市甲子園口二丁目であるが、この地名をもとにして駅名が命名されたのではない。甲子園口一丁目 - 六丁目という町名は1950年になって駅名にちなんで名づけられたものであり、駅開業当時は武庫郡瓦木村下新田という地名だった。行政上の地名としての甲子園口は1950年以降の命名だが、新興住宅地として開発を進めるために周辺は新駅設置内定の頃から甲子園口と呼ばれてきた。

駅構造

盛土上に島式ホーム2面4線を有する高架駅である。

開業当初は1番のりばが下り外側線、2番のりばが下り内側線だったが、1964年10月1日に駅構造が変更され、1番のりばが下り内側線、2番のりばが大阪方面への折り返し線となり、下り外側線は戦時中に建設された阪神武庫川線(阪神はこの駅の構内で武庫大橋駅方面に分岐していたが、阪神にはホームは設置されず)を転用して敷設されている。そのため下り外側線にはホームがない。なお、運転取扱上ではホームのない下り外側線を「1番線」とするため、1 - 4番のりばはそれぞれ2 - 5番線として扱われている。

上り外側線側(4番のりば)はステンレス製の柵で閉鎖されているが、ほぼ等間隔で取り外せるスペースが設けられており、団体列車や外側線列車が臨時停車する場合や緊急時に備えているが、高校野球応援団体臨時列車も含め実際に使用されたことはない。

折り返し線(2番のりば)は現在、朝晩に数往復のみ使用している(詳細は後述)。

両ホームともエレベーターが設置されている。エレベーター設置工事に伴い、ホームを東側に延長・移動させるため盛り土の掘削が必要であったことから、2007年8月27日から2009年3月13日まで、一時的に2番のりばの使用が停止され、当駅折り返しの列車は運転区間の変更を行っていた。工事完了に伴い2009年3月14日のダイヤ改正に合わせて2番のりばの使用、当駅折り返し列車の運行が復活した。

直営駅芦屋駅被管理駅)。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA及び提携ICカード利用が可能である。

甲子園口駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 テンプレート:ColorJR神戸線 下り(内側線) 三ノ宮姫路方面
2 テンプレート:ColorJR神戸線 上り(折返線) 尼崎大阪北新地方面 当駅始発専用
3 テンプレート:ColorJR神戸線 上り(内側線) 尼崎・大阪・北新地方面
テンプレート:Color テンプレート:Color テンプレート:Color テンプレート:Color

ダイヤ

日中時間帯は1時間あたり8本が停車する。朝ラッシュ時の大阪方面は4分間隔で発車する。

1986年10月31日までは、日中にも当駅折り返し電車があり、2番のりばが使用されていたが、翌11月1日の改正でこの時間帯は神戸駅発着に変更された。2011年3月12日現在、当駅折り返しの列車は朝晩の数往復のみとなっている(平日の出発は6時台に京都行き1本、到着は23時台に学研都市線から1本。土曜・休日の出発は6時台に京都行き1本と学研都市線方面2本、到着は6時台に京都駅から1本と6時台・23時台に学研都市線から計2本。一部の当駅発着は宮原総合運転所との回送扱い)。事故などでダイヤが乱れた場合は折り返しが設定されることがある。1988年3月12日までは夕方に折り返しが設定されていた。

阪神大震災直後の部分営業時には「普通」や新快速(大阪駅 - 当駅間は各駅に停車)の折り返しに頻繁に使用されていた。福知山線脱線事故後、JR宝塚線の列車運転再開までは暫定的に尼崎駅発着となっていたJR東西線の「快速」が、尼崎駅 - 当駅間は回送扱いで折り返しをしていた。

利用状況

「西宮市統計書」及び「兵庫県統計書」によると、年間乗車人数及び1日あたり乗車人員(降車客含まず)は以下の通りである。

年度 年間
乗車人数
左記の内
定期利用者
一日平均
乗車人員
1999年 19,302
2000年 19,382
2001年 19,115
2002年 19,415
2003年 18,918
2004年 19,148
2005年 18,935
2006年 7,055千 4,736千 19,328
2007年 7,198千 4,856千 19,668
2008年 7,156千 4,866千 19,607
2009年 6,921千 4,725千 18,961
2010年 6,930千 4,745千 18,987
2011年 6,967千 4,731千 19,035
2012年 6,989千 4,727千 19,147

駅周辺

バス路線

  • 南口 阪神バス 阪神甲子園方面
    • (浜甲子園線)浜甲子園 行
    • (鳴尾浜線)甲子園八番町経由 鳴尾浜 行
    • (鳴尾浜線)阪神鳴尾駅前経由 鳴尾浜 行
    • (高須東線)甲子園八番町経由 高須東第一 行
    • (高須東線)阪神鳴尾駅前経由 高須東第一 行
    • (武庫川団地線)甲子園八番町経由 武庫川団地南 行
    • (武庫川団地線)阪神鳴尾駅前経由 武庫川団地南 行

歴史

吹田駅 - 須磨駅間での電気運転開始に伴い、塚本駅立花駅などと同時に開設された。瓦木村の熱心な誘致運動が実ったものである。駅開設と同時に甲子園口土地区画整理組合が設置され、周辺の開発が推進されるようになった。

それに伴い駅の利用客も増加し、1941年(昭和16年)には隣の西ノ宮駅(2007年に西宮駅と改称)の利用客数を追い抜いたが、西宮駅の快速終日停車や駅周辺の開発進展などに伴い2005年(平成17年)に再逆転された。

年表

隣の駅

西日本旅客鉄道
テンプレート:ColorJR神戸線(東海道本線)
テンプレート:Color新快速・テンプレート:Color快速
通過
テンプレート:Color普通
立花駅 - 甲子園口駅 - 西宮駅

脚注

  1. 甲子園球場への最寄駅は、阪神本線甲子園駅である

関連項目

外部リンク

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