横河グループ

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横河グループ(よこがわグループ)は、建築家工学博士横河民輔が創業した企業グループ。

当時、日本を代表する建築家であった横河民輔は、実業家としての才能にも恵まれ、三井元方(三井財閥の持株会社)から独立し、横河工務所(現・横河建築設計事務所)を設立したことを契機に、横河橋梁製作所(現・横河ブリッジ)、横河電機製作所(現・横河電機)を相次いで設立し、横河グループの基礎を築いた。その他、横河グループの持ち株会社として横河元方(現・横河商事)、東亜鉄工所(現・横河東亜工業)なども設立し、この五社を「横河五社」と称し、現在でも横河グループの源流企業と位置づけられている。

しかし、戦時中、軍需の増大に伴い、横河五社のうち横河橋梁製作所、横河電機製作所は多額の増資が必要となり、創業家である横河家の持株比率が低下したことから、横河元方を中心とした持株会社体制が崩れ、戦後、横河五社は資本的には自主独立の経営を行った。現在は、横河ブリッジホールディングス、横河電機がそれぞれグループ会社を擁しているが、この2社と横河建築設計事務所を含めた3社の間では「横河グループ」としての公式な活動は行われていない。

近年に至り、もっとも規模が拡大した横河電機が、横河五社のうち、横河商事を子会社化し、横河ブリッジホールディングスにも出資しその筆頭株主になったことで、再び横河グループが資本的関係を強化しつつある。

構成会社

関係の深い企業・団体