極楽とんぼ

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テンプレート:Infobox お笑いコンビ

極楽とんぼ(ごくらくとんぼ)は、かつて吉本興業に所属していたお笑いコンビ。解散したという表現について加藤浩次自身は否定している。

メンバー

ツッコミ(しばしばボケ)、ネタ作り担当。北海道札幌市生まれの北海道小樽市育ち。北海道小樽潮陵高等学校卒業。
主な愛称は「コージ」・「カトさん」・「狂犬」。
ボケ(たまにツッコミ)担当。東京都生まれの広島県広島市育ち[1]広島県瀬戸内高等学校卒業。2006年6月までは山本圭壱という芸名で活動していた。
主な愛称は「山さん」・「ぶーさん」・「ブタ」。

来歴

1989年2月佐藤B作が主宰する「劇団東京ヴォードヴィルショー」の研究所「闘魂塾」の第4期生として2人が入団し出会う。

山本の発案で同期の櫻庭博道を含めた3人で、コントライブ『ラ・ママ新人コント大会』に出演。その際トリオ名として「極楽とんぼ」が誕生。

その後2人はヤングサンデー誌内の広告で吉本が東京進出にあたり新人を募集していることを知り、学費滞納などもあり研究所を退団。櫻庭はその後も、劇団東京ヴォードヴィルショーに残留している。東京吉本の吉本バッタモンクラブの第1期オーディションに合格し、同年8月にデビューする。コンビを組んだきっかけは、山本が大の広島東洋カープファンであり、広島の名選手である山本浩二を敬愛していたが故に、加藤の名前が「コウジ」であったことから運命を感じてコンビ結成に至った。なお、加藤の本名は山本浩二と同じ「浩二」である。

1990年関西テレビ制作の「新伍&紳助のあぶない話」で前説を担当。その後、深夜番組新しい波」に出演したのを機に、ナインティナインよゐこ光浦靖子らとともに当時ディレクターの片岡飛鳥によって『とぶくすり』のレギュラーに抜擢される。以後も片岡が担当した番組『めちゃ×2モテたいッ!』(山本のみ脇役でレギュラー、後に加藤も出演)や『めちゃ×2イケてるッ!』に出演。1998年頃からコンビとしての人気が上昇。その後も加藤は俳優活動、司会者として、山本も俳優活動、大の野球好きが高じて社会人野球チーム茨城ゴールデンゴールズに所属するなど個別での活動も増えていく。

2006年7月18日午後、山本が起こした条例違反事件を受け、吉本興業が記者会見で山本の芸能活動停止(専属芸能家契約の解除)[2]を発表し、コンビとしての活動は停止となった。以降、加藤はピン芸人として芸能活動を継続しているが、山本はその後芸能活動を行っていない。

「事実上のコンビ解散」と報道された上に、吉本興業側も「解散」としたが、加藤は2006年7月21日放送の『金曜JUNK 極楽とんぼの吠え魂』の最終回放送で、「解散は自分と山本が決めること」とこれを否定している。[3]山本が不祥事を起こして以降は出演シーンはすべて再放送や総集編などで放送されていない。放送されても顔にボカシなどの処理が施されている。その結果、コンビ時代の極楽とんぼの映像はほとんど見る事が出来ない。2007年4月6日スタートのラジオ番組『金曜JUNK2 加藤浩次の吠え魂』では、第2回放送(4月13日)から番組冒頭の挨拶で「極楽とんぼ・加藤浩次です」と名乗っている。また。加藤は「いつか、コンビでお笑いライブを開催したい」とコンビ活動について度々口にすることがある。また、コンビとしての活動停止後も『めちゃ×2イケてるッ!』のEPGでは加藤に関しては極楽とんぼ(加藤浩次)と表示されることもある他、2012年4月9日放送の『スッキリ!!』「とれたて!丸ごとニュース」の「吉本興業創業100周年特別公演」の項では『めちゃイケ』のEPG同様に、極楽とんぼ 加藤浩次とテロップで紹介された。さらに加藤が司会を務める番組である「全力教室」では加藤浩次(極楽とんぼ)とテロップで紹介される。その後も、TBSラジオJUNKにて、山里亮太や、おぎやはぎが、極楽とんぼの加藤さんと発言しているように、加藤がJUNKに出演時や、加藤について言及する際、極楽とんぼとしての加藤の名前を出している。

芸風

テンプレート:出典の明記 テンプレート:独自研究 主にコントであり、ネタは基本的に加藤が作っている。基本スタイルは加藤がツッコミ、山本がボケだが、ネタの途中で、どちらかが納得いかないことがあると、キレ始め(大抵は加藤が山本に無茶振り、無理難題を強要することが多い。山本がボケのイメージが強いのもこのため)、もう一方も逆ギレし、結果としてどちらがボケなのかツッコミなのかがわからなくなってしまう、もしくは、ダブルボケになってしまうこともある。こういった芸風には、男性には人気が高かったが、好き嫌いの好みが分かれるところである。

番組では加藤がボケの役割になって、暴走することが多く、山本や他の出演者が止めるというスタイルが定番となっている。また、加藤がボケで山本がツッコミになったり、ダブルボケになったりするのがしばしばである。

出演番組

極楽とんぼとしての出演番組を記載。個別での出演番組は加藤浩次山本圭一を参照。太字は2006年の山本の専属契約解除時における出演番組。

テレビ

単発

ラジオ

  • 金曜JUNK 極楽とんぼの吠え魂TBSラジオ、2000年10月6日 - 2006年7月21日、2006年の山本の不祥事により番組打ち切り。)
  • ゴチャ・まぜっ! 火曜日MBSラジオ、2005年10月4日 - 2006年7月11日、2006年の山本の不祥事により降板。)
  • オレたちやってま〜す(MBSラジオ)
    • オレたちやってま〜す 木曜日(1997年10月 - 1999年9月)
    • オレたち×××やってま〜す 月曜日(1999年10月 - 2001年3月)
    • MBSオレたちやってま〜す 月曜日(2001年4月 - 2002年3月)
    • MBSオレたちやってま〜す 金曜日(2002年4月 - 9月)
    • MBSオレたちやってま〜す 土曜日(2002年10月 - 2003年3月)
  • おしゃべりやってまーす 月曜日(インターネットラジオ K'z Station、2003年5月 - 2005年10月)

映画

オリジナルビデオ

DVD

  • 極楽とんぼのテレビ不適合者 上・下巻
  • 極楽とんぼのテレビ不適合者 DVD-BOX

関連人物

2人の東京ヴォードヴィルショー研究所時代の同期生。「劇団東京ヴォードヴィルショー」時代に加藤や山本と共にコントライブに出演する際に極楽とんぼを結成。2人の退団後も東京ヴォードヴィルショーに留まったが、現在は退団している。

外部リンク

脚注

  1. 東京には3歳までしか住んでいなかったため、雑誌などのプロフィールでは「広島県出身」と表記されることが殆ど。
  2. 一部雑誌には「芸能界追放」や「芸能界引退状態」などと表記し解雇のような掲載をしているが相方の加藤は山本を「解雇」ではなく、「謹慎」とあつかっている。
  3. 極楽とんぼのコンビとしての活動が停止扱いであるが一部ファンや相方の加藤がコンビでの活動が休止扱いとしているため、コンビでの活動を行っていないアンタッチャブルやDonDokoDonと同じ扱いである。

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