松之山温泉

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松之山温泉(まつのやまおんせん)は、新潟県十日町市松之山(旧国越後国)にある温泉

アクセス

泉質

ホウ酸含有量日本一で、1Lあたりの含有量は349.5mg。近年、源泉の湯量が減少し別の場所を掘削し出てきた温泉を利用している。 当地にある観光案内の看板には、約1000万年前の化石海水が、地圧によって湧出してくるジオプレッシャー型温泉である、という内容の記述がされている。これは新潟大学の大木、佐藤らによって提唱されている説である。この説の学術的な裏付けは不明であるが、当地を紹介する観光用のキーワードとしては定着している。

現在は低い知名度を上げるため「日本三大薬湯」と宣伝を用い、群馬の草津温泉、兵庫の有馬温泉とともに数えることで宣伝を行っている。二つの温泉郷から当温泉の存在自体が認識されているかは不明である。

温泉街

日帰り入浴施設の「鷹ノ湯」があるが2階にある休憩所が解放されておらず、駐車場の確保も地域の協力が得られなかったため非常に狭く利便性が悪い。松之山温泉には11軒の旅館が存在し、温泉街を形成している。土日の朝には朝市が開かれている。

温泉街から離れた場所にある兎口源泉は松之山温泉と同質の源泉が湧出することから、松之山温泉に含めて紹介される場合が多いが、独立した温泉として紹介される場合もある。兎口地区には一軒宿の旅館がある。 かつては、市営の共同露天風呂の「翠(みどり)の湯」が営業していたが、近年老朽化により廃止となった

また、婿投げ・墨塗りなどの奇祭が行われることでも知られる。

周辺

歴史

開湯伝説によれば、約800年前に鷹が温泉で傷を癒していたところを発見したとされる。温泉地にある源泉の1つはこの開湯伝説に因んで「鷹ノ湯」を名乗る。

上杉謙信隠し湯とも言われている。

関連項目

外部リンク

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