杉原長房

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テンプレート:基礎情報 武士 杉原 長房(すぎはら ながふさ)は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての大名但馬豊岡藩の初代藩主。

生涯

天正2年(1574年)、羽柴秀吉の家臣・杉原家次の長男として生まれる。天正12年(1584年)、父・家次の死去により家督を継いで秀吉に仕え、近江国坂本城主となる。

天正20年(1592年)からの朝鮮出兵では肥前名護屋城に在陣する。文禄5年(1596年)、秀吉の命により坂本から豊後国木付城へ移封された。慶長3年(1598年)には但馬国豊岡城へ移封された。

慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いでは西軍に与して細川幽斎が守る丹後田辺城を攻めたが(田辺城の戦い)、正室が浅野長政の娘であり、高台院(北政所)の従兄弟にも当たるという縁戚関係から戦後は所領を安堵された。

寛永6年(1629年)、56歳で死去し、跡を長男の重長が継いだ。

テンプレート:豊岡藩主