日本標準時子午線

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明石の子午線 (人丸前駅ホーム)

日本標準時子午線(にっぽんひょうじゅんじしごせん)は、日本における標準時、すなわちテンプレート:要出典範囲として法令(明治19年勅令第51号)で定められた、東経135度の経線である。

解説

経度135度では英国グリニッジ天文台を通るグリニッジ子午線(経度0度線)より9時間の時差があり、東経135度は9時間進んでいる。

日本では日本海に面した京都府京丹後市から明石海峡に面した兵庫県明石市淡路島北端の兵庫県淡路市を通り、和歌山市沖ノ島西端(友ヶ島灯台近傍)をかすめて太平洋に至る。

標準時子午線は天文観測によって決められる天文経緯度にもとづく経線であり、地図GPSといった測量関係で用いられる測地経緯度(地理学的経緯度)による経線とは一致しない。明石市付近では、天文経緯度に基づく経線に対し、地理学的経緯度に基づく経線は西に約120m離れている(世界測地系(日本測地系2000)の場合)。

子午線、経線、緯線はむろん概念上地球地球楕円体)の上に線分したものであるから、明石市その他の上空や地面に線が引いてあるわけではないが、標識モニュメントで東経135度を表示している場所がいくつかある。

2014年現在、日本における標準時は、国立天文台が決定及び現示する中央標準時も、情報通信研究機構標準電波 (JJY) や NTP 等により供給する日本標準時も、日本標準時子午線(東経135度)における経度0度との時差である9時間を、協定世界時 (UTC) に対して進めた時刻である[1][2]

日本標準時子午線上にある自治体

子午線上のモニュメント

参考文献

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関連項目

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  1. テンプレート:Citation
  2. テンプレート:Cite web