日本サッカー殿堂

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日本サッカー殿堂(にっぽんサッカーでんどう)は、日本サッカー協会が、日本のサッカーに多大な貢献を果たした人物を表彰し、東京都文京区・JFAハウス内にある日本サッカーミュージアムでレリーフを展示して栄誉を称える制度である。2005年から創設され、当面毎年2回程度選考される。

選出対象

選手の部
  • 日本サッカー界に永年にわたり、顕著な貢献をした者
  • 満60歳以上(選考時)の者(物故者は除く)
委員会推薦(特別表彰相当)
  • プレーヤー以外で、顕著な貢献をした者
  • 1964年以前に顕著な活躍をしたプレーヤー
  • 日本サッカー協会歴代会長

選出方法

選手の部は、殿堂委員会が作成した候補者名簿を元に、サッカー報道関係者による投票を行う。原則として投票者の75%以上の得票者が推薦されて選出される。

第1回選考は、東京・メキシコオリンピックのプレーヤーを対象に、特例で50%以上の得票者を推薦し、2005年3月10日の理事会で承認された。

第2回選考は1964年以前に顕著な活躍をした選手らを対象に10~20人程を推薦し、2006年4月13日の理事会で承認された。

第3回以降は選考時期を固定化する方針で、7月の理事会で殿堂入り対象者を承認した後、9月10日の日本協会の創立記念日に式典を行う予定。

特別選考は、投票を行わず殿堂委員会に推薦されて選出される。

殿堂入り選手・関係者

※斜め字体は殿堂入りした時点で故人だった人物

回数 名前 備考
2005年第1回 投票掲額者 釜本邦茂
杉山隆一
平木隆三
宮本征勝
八重樫茂生
委員会推薦掲額者
(歴代会長)
今村次吉 初代日本協会長
深尾隆太郎 2代目日本協会長
高橋龍太郎 3代目日本協会長
野津謙 4代目日本協会長
平井富三郎 5代目日本協会長
藤田静夫 6代目日本協会長
島田秀夫 7代目日本協会長
長沼健 8代目日本協会長
岡野俊一郎 9代目日本協会長
委員会推薦掲額者
(特別選考)
川本泰三
デッドマール・クラマー
山田午郎
竹腰重丸
田辺治太郎(第14代田辺五兵衛)
村形繁明
2006年第2回 委員会推薦掲額者
(特別選考)
岩谷俊夫
小野卓爾
賀川太郎
篠島秀雄
竹内悌三
玉井操
鴇田正憲
新田純興
二宮洋一
福島玄一
2006年第3回 投票掲額者 横山謙三
森孝慈
宮本輝紀
渡辺正
小城得達
委員会推薦掲額者
(特別選考)
坪井玄道
内野台嶺
2007年第4回 投票掲額者 鎌田光夫
山口芳忠
片山洋
委員会推薦掲額者
(特別選考)
チョー・ディン
鈴木重義
2008年第5回 投票掲額者 (選出者無し)
委員会推薦掲額者
(歴代会長)
川淵三郎 10代目日本協会長
委員会推薦掲額者
(特別選考)
ウイリアム・ヘーグ
手島志郎
2009年第6回 投票掲額者 松本育夫
委員会推薦掲額者
(特別選考)
高橋英辰
大谷四郎
丸山義行
2010年第7回 投票掲額者 吉村大志郎
落合弘
委員会推薦掲額者
(特別選考)
賀川浩
大畠襄
浅見俊雄
鈴木良三
2011年第8回 投票掲額者 (選出者なし)
委員会推薦掲額者
(特別選考)
多和健雄
牛木素吉郎
クリストファー・マクドナルド
2012年第9回 投票掲額者 奥寺康彦
永井良和
委員会推薦掲額者
(特別選考)
金子勝彦
奈良原武士
2013年第10回 投票掲額者 (選出者無し)
委員会推薦掲額者
(歴代会長)
小倉純二 12代目日本協会長
委員会推薦掲額者
(特別選考)
ハンス・オフト
高田静夫
2014年第11回 委員会推薦掲額者
(特別選考)
諸橋晋六
小沢通宏
野村六彦

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外部リンク

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