新富山停留場

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テンプレート:駅情報 新富山停留場(しんとやまていりゅうじょう)は、富山県富山市五福末広町にある、富山地方鉄道富山市内軌道線呉羽線の停留場である。

本項では1980年昭和55年)4月1日に廃線となった同社射水線新富山駅(-えき)についても併せて記述する。

概要

富山県道44号富山高岡線上の併用軌道に設置されている。神通川の西岸に位置し、電車は富山大橋で神通川を渡り安野屋方面へ向かう。

かつては富山市内線の停留場は新富山駅前停留場と称され、当停留場と射水線新富山駅を結ぶ連絡線を分岐して直通運転を行っていた。射水線が廃止となり途中駅(停留場)となったのち、「駅前」を廃した現停留場名に改称された。市内線と射水線との連絡線は、川の土手下に敷設された射水線との高低差の関係で、急勾配となっていた[1]

2006年平成18年)11月より富山県道44号富山高岡線の神通川に架かる先代の富山大橋の老朽化による架け替えで4車線化、軌道複線化が進められていたが、2012年(平成24年)3月24日に新しい富山大橋が開通した。それに伴い停留所を上屋付の相対式2面2線とし、約120m大学前寄りの五福交差点東詰へ移設し供用を開始した。

構造

相対式ホーム2面2線の地上駅。駅舎には上屋が設置されている。移設前は相対式ホーム2面1線の地上駅で2本のホームが1本の線路を挟み込む構造で上屋は設置されていなかった。また停留場の大学前寄り100m先には鵯島信号所(ひよどりじま -)があったが、複線化されたため廃止された。

射水線新富山駅

市内線ホームの北側にあった。鉄筋コンクリート2階建ての駅舎を有し、駅舎から階段を下りたところに頭端式ホーム1面2線、また駅舎西側に設けられた市内線との連絡線にプレハブ待合室付きの片面ホームを1面1線有していた。かつては貨物用の側線も1線有していたが、1966年(昭和41年)4月の貨物営業廃止後に撤去されている[1]

射水線用の施設は同線の廃線後に撤去された。1997年(平成9年)時点では駅舎跡地は駐車場になっていた[2]2006年(平成18年)時点では駅舎跡地は引き続き地元企業の駐車場で、一段低い位置にあったホーム跡地は道路や住宅用に埋め立てられた[3]2010年(平成22年)時点では高層住宅と富山大橋工事の資材置き場になっていた[4]

歴史

  • 1916年(大正5年)11月22日 - 富山電気軌道(後の富山市内線)の富山大橋西詰停留場として開業。
  • 1920年(大正9年)7月1日 - 富山市に譲渡され、富山市営軌道の停留場となる。
  • 1926年(大正15年)7月21日 - 越中電気軌道(後の射水線)、聯隊橋(れんたいばし) - 富山北口間開通、聯隊橋駅開業。
  • 1927年(昭和2年)2月23日 - 越中電気軌道は越中鉄道に社名変更。 
  • 1934年(昭和9年)9月7日 - 越中鉄道、聯隊橋駅を新富山駅に改称。
  • 時期不詳 - 富山市営軌道、富山大橋西詰停留場を新富山駅前停留場に改称。
  • 1943年(昭和18年)1月1日 - 交通統合により富山地方鉄道の駅・停留場となり、越中鉄道は射水線、富山市営軌道は富山市内線となる。
  • 1945年(昭和20年)8月2日 - 市内線、新富山駅前停留場営業休止。
  • 1950年(昭和25年)12月31日 - 射水線、新富山駅前 - 旅籠町 - 西町間への乗り入れ開始。
  • 1954年(昭和29年) - 市内線、新富山駅前停留場営業再開。
  • 1961年(昭和36年)7月18日 - 射水線乗り入れ中止。
  • 1961年(昭和36年)9月 - 射水線用駅舎完成[5]
  • 1977年(昭和52年)8月31日 - 射水線、新富山駅前 - 富山駅前間への乗り入れ再開。
  • 1980年(昭和55年)4月1日 - 射水線、新富山 - 新港東口間および乗り入れ廃止。市内線、新富山駅前停留場を新富山停留場に改称。
  • 時期不詳 - 射水線駅舎解体・撤去。(少なくとも2003年には完全に撤去されていた。)
  • 2012年(平成24年)3月24日 - 停留所を約120m大学前寄りの五福交差点東詰へ移設し供用開始。

周辺

隣の停留場

富山地方鉄道
富山市内軌道線(本線・支線・安野屋線・呉羽線)
安野屋停留場 - 新富山停留場 - 大学前停留場

かつて存在していた路線

富山地方鉄道
射水線
新富山駅 - 富山北口駅

脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:富山地方鉄道富山市内軌道線 テンプレート:富山地方鉄道射水線

  1. 1.0 1.1 雑誌『鉄道模型趣味』(機芸出版社)1981年3月号56ページより。
  2. 書籍『鉄道廃線跡を歩くIII』(JTBパブリッシング1997年)108ページより。
  3. 書籍『富山廃線紀行』(著:草卓人桂書房2008年)61ページより。
  4. 書籍『新 消えた轍 7 北陸』(著:寺田裕一ネコ・パブリッシング2010年)52ページより。
  5. 書籍『Rm Library 107 富山地鉄笹津・射水線』(著:服部重敬ネコ・パブリッシング2008年)33ページより。