押忍!闘え!応援団

テンプレート:Infobox 『押忍!闘え!応援団』（おす! たたかえ! おうえんだん）は、任天堂が2005年 7月28日に発売した、ニンテンドーDS向けのゲームソフトである。開発元はイニス。

概要

世の中の困っている人（場合によっては動物や細菌）を、どこからともなく現れる応援団達が応援することで助けるというリズムアクションゲーム。

プレイヤーは下画面のタッチスクリーンに表示されるマーカーをタイミング良く叩くことで気合いを送り、減り続ける気合ゲージを曲が終了するまで維持できればクリアとなる。タッチのタイミングが合っているかどうかによって評点され、その最高点は300点。後に出現する楽曲（譜面）ほど、マーカーの数、出現スピード、気合ゲージの減少スピードなどが増加し、難易度が高くなっていく。

プレイ中、上画面では各楽曲ごとに用意されたストーリーにあわせたデモが表示される。楽曲のインターバル（プレイしない部分）では、上画面にはゲージ残量に応じてストーリーの途中経過が流され、下画面は暗転する。

なお、すべての楽曲にボーカルが収録されているが、アーティスト本人が歌唱しているのはタイアップ曲である175Rの『メロディー』のみ。

DSダウンロードプレイで配布されている体験版がプレイ可能。ただし通信対戦には人数分のカートリッジが必要となる。

発売直後は売り上げ的に苦戦したが、音楽ゲームとしての完成度の高さとバカゲーとしてのストーリー展開の面白さが口コミで次第に評判となり日本国外でも高い評価を受けたことから、設定を日本国外向けにローカライズした『Elite Beat Agents』が2006年から2007年にかけて北米・オセアニア・ヨーロッパ・韓国で発売され、日本では2007年5月17日に続編の『燃えろ!熱血リズム魂押忍!闘え!応援団2』が発売された。

登場キャラクター

応援団員

応援団員は全員学ランを着用しており、応援団のマークもどこかの校章のようであるが、団員達がどこかの学生であるといった設定はなく、その正体は「応援団」という団体とともにすべてが謎に包まれている（次回作では前作から6年経過しているエピソードがある一方で未だに田中が新米であるなど、時間軸に矛盾があるというか大ざっぱである）。

一本木龍太（いっぽんぎりゅうた）声：佐々木大輔: 応援団のリーダーで熱血漢。応援団側をメインとするならば本作の主人公とも言える。ちょんまげとリーゼントが融合した様な独特のヘアースタイルを通している。
百目鬼魁（どうめきかい）声：鶴岡聡: 応援団の頼れる団長。自分にも他人にも厳しい。
田中一（たなかはじめ）声：石川大介: 丸坊主・眼鏡。エリートコースを歩んでいた優等生らしいが、団長に出会ったその日のうちに頭を丸めて応援団に入団。
斉藤（さいとう）声：上別府仁資: 角刈り＆眼帯という容姿。一本木・田中・百目鬼のモードで脇を固める。見た目に反して優しい性格で動物好き。
鈴木（すずき）声：稲村透: モミアゲ付きの金髪モヒカン。斉藤と共に一本木・田中・百目鬼のモードで両脇を固める。同じく動物好きで涙もろい。ラーメン屋ステージでは味噌ラーメンを注文している。

チアガールズ

彼女たちの詳細も謎に包まれているが、スカートに応援団のマークがプリントされているので、彼らの仲間であるのは確か。

雨宮沙耶花（あめみやさやか）声：後藤麻衣: ストレートロングヘアーの昔ながらの典型的美少女。
神田葵（かんだあおい）声：田中まや: 小柄でツインテールの眼鏡っ娘。不器用なドジッ娘タイプ。
アンナ・リンドハースト（あんな・りんどはーすと）声：阿部幸恵: 金髪のナイスバディだが無表情（ただし最終ステージでは葵と一緒に眼の幅ほどもある涙を流していた）。競馬のステージでは競馬新聞を手にしていた。

応援を求める人々

花田剛／♪「ループ&ループ/ASIAN KUNG-FU GENERATION」: 最初に応援することになる浪人生。騒がしく非協力的な家族に勉強の邪魔をされ、受験失敗を重ねてきたが、応援団の応援により事態は好転していく。

登場サブキャラクター:母、弟、父

山形幸子／♪「恋のダンスサイト/モーニング娘。」: OLステージの主役。夕方からの会社設立100周年の祝賀会で憧れの御曹司とお近づきになれると胸を膨らませていたが、先輩OL達から大量の仕事を押しつけられてしまう。最後に眼鏡を取る。

登場サブキャラクター:ジュニア、先輩

アナウンサー／♪「ガッツだぜ!!/ウルフルズ」: 競馬場の実況、ラーメン屋の客など出演回数も多くセリフも多い。なお、競馬ステージで応援団を呼ぶのは彼だが応援をされるのは競走馬のビリドンである。

登場サブキャラクター:ドロボー

祭田新（新ちゃん）／♪「メロディー/175R」: みこしレースステージの主役であるお祭り男。お志津ちゃんとの結婚を賭けて、『お義父さん』（お志津ちゃんの父親）に挑戦することに。ラストステージでは、お志津ちゃんとの間に生まれた子供と共に登場している。

登場サブキャラクター:お志津、お志津の父、女子大生、外人、八百屋の人

風林静山／♪「ココロオドル/nobodyknows+」: 焼き物のステージの主役。美味しんぼの海原雄山をイメージし、風林火山を捩った名前。ファッションセンスにほんの少しだけ問題アリ。2の旅館ステージにもゲスト出演し、何かと「ビッグバン」を連呼する。

登場サブキャラクター:弟子、ラッパー他

田中ヤスシ／♪「リンダリンダ/THE BLUE HEARTS」: ラーメン屋のオヤジでラーメンステージの主役。通称タン・ヤオ。閑古鳥が鳴く自分の店を立て直すために奮起する。調理中に使う怪しげな拳法と、中国人口調の決め台詞のインパクトは強烈。ちなみにこの店、ラーメンの代金が一杯100円とやたら安い上に、メニューに「うんちく」というのがある。

登場サブキャラクター:ネコ

水谷弘／♪「熱き鼓動の果て/B'z」: 学校ステージの主役の熱血教師。新しく転任してきた女子高で生徒と絆を作ろうとするが、熱血な性格が災いしてウザがられる始末。なんとか生徒と絆を結ぼうと奮闘することになる。

登場サブキャラクター:女子大生

飯島栄作／♪「大切なもの/ロードオブメジャー」: 選挙ステージの主役。市長の座をかけて同じ立候補者のJ山K吾と闘うことになる。MMK-TVの選挙速報によると、獲得票数はJ山K吾857人、飯島栄作602人である。

登場サブキャラクター:J山K吾

虎男（とらお）／♪「スリル/布袋寅泰」: 平凡な小学生。同じクラスのアイドルであるわかなにアタックするが、その途中でライバルの龍二に割り込まれドッジボールで1対1の勝負をすることに。だが間奏で×になるとわかなから冷たい視線と罵声をあびせられる。

登場サブキャラクター:わかな、龍二

クレオパトラ／♪「狙いうち/山本リンダ」: 古代ステージの主役で女王。ピラミッドの力でダイエットしようと思い立ち、ピラミッドを速く造営するため、遥かな未来（それも国外）から応援団を呼び寄せる。恋人のアントニーとはマルクス・アントニウスと思われる。
杉山コウジ／♪「One Night Carnival/氣志團」: バイオリニスト。大事な演奏会に向かう途中の電車内で腹痛を起こしてしまう。応援団の応援によりお腹の中の善玉菌が悪玉菌と戦いを繰り広げる。

登場サブキャラクター:善玉菌、悪玉菌

石田徹／♪「Over The Distance/矢井田瞳」: バイク事故によって亡くなった青年。最後に妻に愛していると伝えるため、三時間だけ地上に戻れることになる。; 感動物なので、マーカーを叩くときの効果音がほかの曲と異なる。どの難易度にも共通してハート型のフレーズマーカーがあり、以後シリーズの感動物には全難易度共通のアレンジされたフレーズマーカーが出現し、必ず12ステージに位置している。（いくぜ！参,弐,壱,それ！）の合図がこの曲にはない。
田村一郎／♪「太陽が燃えている/THE YELLOW MONKEY」: 冴えないサラリーマンで怪獣ステージの主役。娘が襲われそうになったため巨大化してネズミ型巨大生物に戦いを挑む。最終ステージでも巨大化する。
ジョー＆ダン／♪「上海ハニー/ORANGE RANGE」: ポリスメンステージの主役。突如飛来して来たロボット（何故か胸部に日本語で『水濡厳禁』と明記されていた）の大群にたった2人で立ち向かう。選挙ステージのラストの部分にもチョコッと出て来る。
地球／♪「READY STEADY GO/L'Arc〜en〜Ciel」: 平和を望み、緑豊かな自然が永遠に続くと信じる者が住む星。しかし突如現れた巨大隕石があと4分で激突することが判明する。地球を救うため全世界の人たちが力を合わせて地球にエールを送ることになる。

悪役

先輩たち
ドロボー
龍二
悪玉菌
J山K吾: 選挙ステージの悪役。「アフロ缶」なるスプレーで人々を洗脳する。そのためか最後には選挙法違反で逮捕された。
巨大怪獣　ねずみ: 怪獣ステージに出て来るでかいネズミ。何しに来たのか、どこに名刺を持っていたのかは謎。
ロボット軍団
巨大隕石: 最終ステージに登場する巨大隕石で、本作のラスボス的存在。

テンプレート:節スタブ

難易度

気軽に応援: 新入団員の田中一がメインとなるモード。マーカーのスピードはそれほど速くなく、ミスを乱発しなければクリアは容易である。
果敢に応援: 応援団のリーダー・一本木龍太がメインとなるモード。「気軽に応援」に比べるとマーカーの出現する量やスピードが増える。裏拍が多い。
激烈に応援: 「果敢に応援」をクリアすることで選べるようになる。団長・百目鬼魁がメインとなるモード。マーカーの出現が非常に速い。後半はパーフェクトでもゲージに余裕がなく、ワンミスが命取りになることも。
華麗に応援: 「激烈に応援」をクリアすることで選べるようになる。チアガールズが応援するモード。譜面は「激烈に応援」の点対称譜面（一部違いあり）。マーカーが小さくなり、出現時間がかなり短い。ユニフォームの色の関係で最初のステージからかなり難しくなっている。