徳島県道28号阿南小松島線

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テンプレート:Infobox road 徳島県道28号阿南小松島線(とくしまけんどう28ごう あなんこまつしません)とは、徳島県阿南市小松島市を結ぶ主要地方道である。

路線概要

ファイル:Tokushima-r28.JPG
本道の標識
小松島市赤石町で撮影

阿南市

  • 阿瀬比町から加茂町にかけての加茂谷川に沿って谷を抜けると、やがて平野が広がり那賀川に近づく。加茂谷橋で那賀川を渡ると北岸の山沿いに集落を巡る。持井橋北詰から約600mは徳島県道22号阿南勝浦線と重複となる。

小松島市

癒しの道

起点付近の阿南市阿瀬比町から加茂町にかけての沿道は、四国八十八箇所の遍路道であり巡礼者が絶えない。

しかしながら以前、約3kmにわたり谷底などにゴミの不法投棄が多く見られ問題となっていた。世界遺産登録をも目指す同巡礼道がこの現状では恥ずかしいなどとして、2007年(平成19年)2月18日に「阿瀬比・加茂癒しの道クリーンアップ作戦」と銘打って官民のボランティアらが大規模な清掃活動を実施。後藤田正純代議士も駆け付け、予想の5倍以上となる100トン以上のゴミを回収した(参考:徳島新聞2007年2月19日記事)。この清掃活動はTBSの『みのもんたの朝ズバッ!』でも特集で取り上げられ注目を集めた。

路線データ

沿革

  • 1920年4月16日 - 徳島県道立江日和佐線が認定
  • 1923年[[4月27日 - 徳島県道阿瀬比立江線が認定
  • 1959年1月31日 - 主要地方道小松島鷲敷日和佐線として昇格、また徳島県道深瀬阿瀬比線が認定。
  • 1972年3月10日 - 徳島県道19号(主要地方道)小松島鷲敷日和佐線、281号深瀬阿瀬比線として再認定。
  • 1976年10月5日 - 徳島県道19号を分割、北側の区間と281号を統合、徳島県道28号阿南小松島線として認定。

路線状況

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主な構造物

  • 加茂谷トンネル (阿南市)
  • 楠根トンネル(楠根バイパス)
    • 1996年度から整備事業が勧められ、阿南市楠根町字七浦から同字金石の大型車の離合困難を含む幅員狭少と線形不良を改善し、改善後の観光業の発展の目的で改良が勧められ、緊急地方道路整備事業楠根校区としてバイパス部分を含む総延長1080mの道路(トンネルはその内の293m)が整備された。トンネルから北側の区間540mは先行改良させ、残るトンネル部分は2008年11月13日に起工し、2010年8月20日に全線開通した。[3][2][1]
  • 加茂谷橋 (阿南市)(那賀川を渡る)

バイパス路線

櫛渕バイパス
2007年平成19年)12月8日に徳島県道136号宮倉徳島線上の牟岐線踏切のすぐ北側から櫛渕町内の小松島市営バス萱原回転場付近に至るバイパス路線が開通した。これによって、小松島市役所立江支所から立江中学校付近までの1車線の幅員しかない現道を迂回する良好な道で整備されている。
立江川左岸バイパス
2007年(平成19年)3月28日に国道55号の立江川にかかる橋の北詰の交差点から徳島県道136号宮倉徳島線の交点まで立江川に沿って、バイパス路線が開通している。これにより、立江町内の1.5車線程度の幅員しかない現道を迂回する2車線に両側歩道が整備された良好な道で国道55号から小松島市役所立江支所付近まで行くことが可能になっている。

これらが、開通したので当県道においては小松島市内部分の道路事情は大幅に改善されることとなり、国道55号の交点から阿南市内の持井橋まで2車線道路となった。

地理

通過する自治体

  • 徳島県
    • 阿南市 - 小松島市

接続路線

周辺

起点国道195号交点・加茂谷橋間

加茂谷橋・持井橋北詰間

  • 楠根つづみ公園

持井橋北詰・終点徳島県道120号徳島小松島線交点間

櫛渕バイパス・立江川左岸バイパス

  • JA東とくしま みはらしの丘 あいさい広場 - 産直市。野菜のみならず魚介類、加工食品、民芸品まで販売。小松島市、紀伊半島が見渡せる。
  • 立江川 - 左岸バイパスの立江川側の車両用防護策は木製となっている。

関連項目

脚注

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  1. 1.0 1.1 1.2 テンプレート:Cite web
  2. 2.0 2.1 テンプレート:Cite web
  3. テンプレート:Cite web

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