山田和樹
テンプレート:Portal クラシック音楽 テンプレート:存命人物の出典明記 山田 和樹(やまだ かずき、1979年1月26日 - )は、日本の指揮者。
来歴
神奈川県秦野市生まれ。幼少の頃よりピアノ、合唱に親しむ(木下式音感教育法による)。本格的に指揮者を目指すことを決意したのは高校3年生の時よりで、きっかけの1つに神奈川県立希望ヶ丘高等学校在学中吹奏楽部で指揮を経験したことだという。
東京芸術大学音楽学部指揮科では、指揮法を小林研一郎と松尾葉子に師事し、2001年に卒業。芸大在学中に芸大生有志オーケストラ「TOMATOフィルハーモニー管弦楽団」(2006年より「横浜シンフォニエッタ」に改称)を結成し、音楽監督に就任した。また22歳にしてベートーヴェンの交響曲を全曲演奏するなど、幅広いレパートリーを持つ。
2012年11月までに、パリ管弦楽団、BBC交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、ベルリン放送交響楽団、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団、ブルガリアのVarna Philharmonic Orchestra、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、瀬戸フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢を指揮してきたほか数多くの国際音楽祭に出演している。また、日本において約50団体のアマチュア・オーケストラの指揮を行い、その指導や育成にも尽力している。
2005年より東京混声合唱団のコンダクター・イン・レジデンスを務め定期演奏会の指揮、委嘱作品の初演を行っているほか、フォンテックからCDを発売している。
2009年9月17日、若手指揮者の登竜門として名高いブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した[1]。
2010年9月より2012年8月までNHK交響楽団副指揮者を務めた[2]。
2010年8月23日、サイトウ・キネン・フェスティバル松本に出演し、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番(ピアノは小菅優)と交響曲第7番を指揮した。ブザンソン国際音楽コンクールでの演奏を聴いた小澤征爾の推薦であった[3]。
2012年のシーズンからは、スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団のミュージックパートナーに就任[4][5]。
2014年現在、ドイツベルリン在住。4月より東京混声合唱団にて音楽監督へ昇格、6月にスイス・ロマンド管弦楽団首席客演指揮者任期の2年延長に合意したほか[6]、9月よりモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任[7]。
経歴
- 1998年 - 横浜シンフォニエッタ音楽監督
- 2005年 - 2014年 東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンス
- 2009年 - ブザンソン国際指揮者コンクール優勝
- 2010年 - 2012年 NHK交響楽団副指揮者
- 2010年 - オーケストラ・アンサンブル金沢ミュージックパートナー
- 2011年 - 出光音楽賞受賞
- 2012年 - スイス・ロマンド管弦楽団首席客演指揮者
- 2012年 - 日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者
- 2012年 - 仙台フィルハーモニー管弦楽団ミュージックパートナー
- 2012年 - 渡邉暁雄音楽基金音楽賞受賞
- 2012年 - 齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞
- 2012年 - 文化庁芸術祭賞新人賞(音楽部門)受賞
- 2014年 - 東京混声合唱団音楽監督
- 2014年 - モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者
脚注
外部リンク
- モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団 首席客演指揮者についての広報
- スイス・ロマンド管弦楽団 首席客演指揮者
- 日本フィルハーモニー交響楽団 指揮者団
- 仙台フィルハーモニー管弦楽団 指揮者プロフィール
- オーケストラ・アンサンブル金沢 メンバー一覧
- 山田和樹 - 横浜シンフォニエッタ 音楽監督