小幡駅

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テンプレート:駅情報 小幡駅おばたえき)は、愛知県名古屋市守山区小幡南にある、名鉄瀬戸線である。

駅構造

2面2線ホーム橋上駅。ホームの有効長は6両分相当。

のりば
ホーム 路線 方向 行先
1 瀬戸線 下り 尾張旭尾張瀬戸方面
2 瀬戸線 上り 大曽根栄町方面

ホームと改札の間にエレベーターが設置されている。また南北にある駅入口と改札口がある2階の間にもそれぞれエレベーターが設置されており、バリアフリーに完全対応している。

配線図

テンプレート:駅配線図

駅周辺

バス

最寄のバス停は、小幡名古屋市交通局)。発着する路線は以下の通り。

  • 上社12 上社~小幡~緑ヶ丘住宅
  • 曽根11 大曽根~小幡~印場駅・緑ヶ丘住宅
  • 茶屋11 茶屋ヶ坂~小幡~緑ヶ丘住宅
  • 守山11・守山巡回 上飯田~小幡~新守山駅
  • 小幡11 新守山駅~小幡~本地住宅・大森車庫
  • 森.新 大森車庫~小幡~新守山駅
  • 志段味巡回 小幡~東谷山フルーツパーク

以前は、瀬戸・赤津方面、尾張旭・長久手方面、竜泉寺・高蔵寺方面の名鉄バスや森林公園・瀬戸方面の国鉄バス・JRバスなども数多く運行されていたが、徐々に廃止され、2001年ゆとりーとラインの開業により、市バス以外は全廃となった。
その後、2001年より名古屋空港へ直通する名鉄バスが運行されていたが、利用客の低迷で2003年に廃止された。

利用状況

名古屋市統計年鑑によると、当駅の一日平均乗車人員は以下の通り推移している。

  • 2004年度 5,530人
  • 2005年度 5,692人
  • 2006年度 5,564人
  • 2007年度 5,613人
  • 2008年度 5,749人
  • 2009年度 5,527人

瀬戸線の駅では、20駅中4位である。

歴史

瀬戸線開業と同時に設置された駅である。駅南方のタイル工場などからの地域の貨物輸送の要として、また計画中であった龍泉寺線への分岐駅として設置された。

1977年(昭和52年)まで存在した二代目駅舎は、瓦葺きの洋風ドーム型の丸屋根が特徴的であった。この二代目駅舎は、1500V昇圧、栄町乗り入れ工事の一環で解体された。また、同工事の際には、貨物取扱設備も撤去された。
三代目駅舎は、鉄骨造りとなり、あわせて駅北側の店舗も整備された。

1990年代に入ると小幡駅前第一種市街地再開発事業[注釈 1]が具体化し、周辺建物の立退等が始まり、本格的に駅及びその周辺の再開発工事が開始された。1998年(平成10年)4月には、小幡駅は建て替えのため仮駅舎[注釈 2]へ移転し、三代目駅舎は解体された。

1999年(平成11年)5月22日、4代目駅舎が完成し、橋上駅舎化[注釈 3]され、地上には6両編成対応ホームが整備された。その後、仮駅舎の撤去工事を経て、西側階段の使用が開始された。

年表

隣の駅

名古屋鉄道
瀬戸線
急行準急(準急は当駅以東各駅に停車)
大曽根駅 - 小幡駅 - 喜多山駅
普通
瓢箪山駅 - 小幡駅 - 喜多山駅

脚注

注釈

  1. 小幡駅周辺約1.2haを再開発する事業であり、ABCの3つの街区と駅前交通広場の整備を内容とするもので、駅はB街区に含まれていた。1993年(平成5年)事業計画決定、1994年(平成6年)7月7日権利変換期日。同事業は、守山文化小劇場を含むアクロス小幡(B街区、1999年(平成11年)4月24日完成)、駅舎(B街区、同年5月22日完成)、駅前交通広場(2000年(平成12年)完成)、アクロス小幡西館(A街区、2002年2月完成)の整備を経て、2001年(平成13年)度内に完了した。
  2. この仮駅舎は、いわゆるプレハブ小屋で、現在のアクロス小幡西館辺りにあった。ホームごとに改札が別になっていて、栄町方面の改札口は夜間は無人になっていた。ホームや改札がとても狭く、自動改札機も設置されていなかったため、仮駅舎とはいえ、乗降客の多いラッシュ時には不向きだった。
  3. 計画段階においては高架駅化されることが検討されたが、最終的には盛り込まれず橋上駅としての整備となった。現在、喜多山駅を中心とした小幡~大森・金城学院前駅間で高架化事業が進捗中であるが、この高架化事業にも小幡駅の高架駅化は含まれていない。

出典

関連項目


テンプレート:Navbox テンプレート:中部の駅百選