宮城県道37号仙台北環状線

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ファイル:MiyagiKendo37Go2005-5Yaotome.jpg
泉区八乙女の市街地(2005年5月)
ファイル:MiyagiKendo37Go2005-5Goroku.jpg
青葉区郷六の丘陵地帯(2005年5月)

宮城県道37号仙台北環状線(みやぎけんどう37ごう せんだいきたかんじょうせん)は、宮城県仙台市泉区都市計画道路3・3・16宮沢根白石線と同市青葉区国道48号との間を環状に結ぶ主要地方道である。都市計画道路3・3・152八乙女折立線を通す。市民からは「北環状」「北環」などと省略して呼ばれている。

概要

  • 本線(テンプレート:Googleマップ経路図
    • 実延長:12.0824 km
    • 最小幅員:21.80 m
    • 最大幅員:118.20 m
    • 起点:仙台市泉区松森前田([[[:テンプレート:座標URL]]38_18_22.9_N_140_54_8.5_E_region:JP&title=%E8%B5%B7%E7%82%B9%EF%BC%9A%E4%BB%99%E5%8F%B0%E5%B8%82%E6%B3%89%E5%8C%BA%E6%9D%BE%E6%A3%AE 地図]
    • 終点:仙台市青葉区折立([[[:テンプレート:座標URL]]38_15_59.8_N_140_48_39.2_E_region:JP&title=%E7%B5%82%E7%82%B9%EF%BC%9A%E4%BB%99%E5%8F%B0%E5%B8%82%E9%9D%92%E8%91%89%E5%8C%BA%E6%8A%98%E7%AB%8B 地図]

「仙台市総合道路整備計画」における骨格幹線道路網「3環状12放射状線」のうち、内側から数えて3番目の環状道路である「市街地環状線」の一部を成す[1]県道で、仙台市都心部から見て北から西にかけての郊外を環状に通じる。仙台市が政令指定都市であるため、全線が市の管理となっている。

当道は主要地方道であるが、仙台市内で完結する。これは、仙台市都心部と旧・泉市中心部(現・泉中央副都心)とを結ぶ主要地方道「宮城県道22号仙台泉線」同様、認定時に仙台市・泉市・宮城町という複数の自治体を通過するルートで計画されたためである。その後、泉・宮城の両市町は仙台市に編入合併されたが、その翌年に当道は仙台市都心部を経由せずに泉・宮城の各々の中心部同士を直接短絡する幹線道路として開通し、計らずも合併・政令指定都市化した仙台市の市内主要部をつなぐ役割を担うことになった。

起点となる東端は七北田川河岸段丘にあり、都市計画道路「宮沢根白石線」を介して国道4号仙台バイパスに接続している。その起点から七北田丘陵上にある住宅地群をアップダウンしながら貫き、広瀬川流域の愛子盆地にある青葉区の国道48号とを結ぶ。途中、泉中央副都心南方の仙台市地下鉄南北線八乙女駅付近を通過し、終点付近では宮城県道31号仙台村田線を介して仙台西道路愛子バイパスに接続して、東北自動車道仙台宮城ICへの経由道ともなり得るため交通量は多い。

宮城県道264号大衡仙台線より西側の沿線の七北田丘陵は権現森丘陵とも呼ばれ、当道の最高点も標高200m程度に達する急な坂が続く。そのため、積雪路面凍結時のスリップの危険の他にも、もともと片側2車線の均等な道幅に無理やり右折レーンを設置した危険な交差点が諸所にあるため、走行には注意が必要。

沿道にはロードサイド店舗が張り付いており、特に、八乙女駅周辺や中山・吉成地区で集積度が高い。

沿革

ファイル:Aerial photo of Izumi-chūō 01, 1975.jpg
1975年度(昭和50年度)撮影。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
当道の事業着手前。後に泉中央副都心が建設される地区。
ファイル:Aerial photo of Izumi-chūō 01, 1984.jpg
1984年度(昭和59年度)撮影。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
一部開通した当道の様子。真美沢工区の供用開始前。
  • 1978年昭和53年)度より、宮城県が整備着手[2]
  • 1981年(昭和56年)4月、高柳3号橋[3][[[:テンプレート:座標URL]]38_18_52.5_N_140_52_56.5_E_region:JP&title=%E9%AB%98%E6%9F%B33%E5%8F%B7%E6%A9%8B%EF%BC%881981%E5%B9%B4%EF%BC%88%E6%98%AD%E5%92%8C56%E5%B9%B4%EF%BC%894%E6%9C%88%E7%AB%A3%E5%B7%A5%EF%BC%89 地図])が竣工。
  • 1982年(昭和57年)1月、瀧沢橋[4][[[:テンプレート:座標URL]]38_16_45_N_140_48_38.1_E_region:JP&title=%E7%80%A7%E6%B2%A2%E6%A9%8B%EF%BC%881982%E5%B9%B4%EF%BC%88%E6%98%AD%E5%92%8C57%E5%B9%B4%EF%BC%891%E6%9C%88%E7%AB%A3%E5%B7%A5%EF%BC%89 地図])が竣工。
  • 1985年(昭和60年)、宮城町内の当道開通予定の沿道にて吉成土地区画整理事業(後の「南吉成」)が始まる(1991年(平成3年)まで)[5]
  • 1987年(昭和62年)
  • 1988年(昭和63年)
    • 3月1日、沿道の泉市が仙台市に編入合併された。これにより、当道の全線が仙台市内になった。
    • 11月、旧・宮城町内にあたる南吉成から折立までの区間(延長L=3.1km)が供用開始され、宮城県道22号仙台泉線(都市計画道路3.3.28元寺小路七北田線)から国道48号までの延長L=10.6kmが利用可能になる[7]
  • 1989年平成元年)4月1日、仙台市の政令指定都市移行に伴い、全線の管理および整備事業が県から市に移譲された[2]
  • 1992年(平成4年)3月、真美沢橋[8][[[:テンプレート:座標URL]]38_18_46.7_N_140_53_9.7_E_region:JP&title=%E7%9C%9F%E7%BE%8E%E6%B2%A2%E6%A9%8B%EF%BC%881992%E5%B9%B4%EF%BC%88%E5%B9%B3%E6%88%904%E5%B9%B4%EF%BC%893%E6%9C%88%E7%AB%A3%E5%B7%A5%EF%BC%89 地図])が竣工。
  • 1994年(平成6年)、真美沢工区の供用開始[9]
  • 2002年(平成14年)5月、都市計画道路宮沢根白石線の浦田工区(延長L=200m、幅員W=38m)と共に、当道の松森工区(延長L=440m、幅員W=22m)の事業着手[2]
  • 2005年(平成17年)7月、高柳3号橋歩道橋[3][[[:テンプレート:座標URL]]38_18_52.9_N_140_52_56.8_E_region:JP&title=%E9%AB%98%E6%9F%B33%E5%8F%B7%E6%A9%8B%E6%AD%A9%E9%81%93%E6%A9%8B%EF%BC%882005%E5%B9%B4%EF%BC%88%E5%B9%B3%E6%88%9017%E5%B9%B4%EF%BC%897%E6%9C%88%E7%AB%A3%E5%B7%A5%EF%BC%89 地図])の竣工に伴って高柳3号橋の外回りの歩道を廃止し、八乙女交差点への接続部の当道の外回りを3車線に拡幅した。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月11日東北地方太平洋沖地震東日本大震災)で整備区間も被災し、同年3月下旬に予定されていた両工区の完成と当道の全線開通が持ち越された[2]
    • 9月27日正午、当道の松森工区と宮沢根白石線の浦田工区が完成(両工区の工事費は約11億7000万円)。これにより、当道は全線開通した[10]

通過する自治体

  • 宮城県
    • 仙台市(泉区、青葉区)

接続する道路

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:Asbox
  1. 道路部事業概要(仙台市)
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 北環状線が27日全線開通 周辺道路の渋滞緩和に期待 仙台河北新報 2011年9月18日)
  3. 3.0 3.1 七北田川水系の高柳川を跨ぐ。
  4. 名取川水系の広瀬川の支流である竜沢を跨ぐ。
  5. 仙台市の土地区画整理事業(仙台市)
  6. 名取川水系の広瀬川、国道48号、仙台市道青葉5214号・石山竜沢線の3者を跨ぐ。延長L=200.0m。
  7. テンプレート:PDFlink(宮城県土木部)
  8. 七北田川水系の仙台川を跨ぐ。
  9. テンプレート:PDFlink(仙台市)
  10. 【北道路建設課】道路開通情報(仙台市 2011年9月1日)