太平洋クラブ

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株式会社太平洋クラブ(たいへいようクラブ、Taiheiyo Club,Inc.)は、東京都港区に本社を置くゴルフ場リゾート開発会社である。

概要

1971年創設。太平洋クラブ直営コース8ヶ所、関連会社の太平洋アソシエイツ運営コース2ヶ所、太平洋クラブ&アソシエイツの共同経営コース7ヶ所の、合計17ヵ所の会員制リゾート型ゴルフコースを展開している他、パブリックコース(一般利用可)のラ・ヴィスタ・ゴルフリゾート(千葉県)とも提携している。

またアメリカ合衆国ペブルビーチ・ゴルフアカデミーと提携して、将来の有望なゴルファーを育成する組織「太平洋クラブゴルフアカデミー」も行っている。

1972年、経営難のプロ野球球団・西鉄ライオンズを買収した福岡野球のメインスポンサーとなり、太平洋クラブライオンズとするが、1976年をもってメインスポンサーからは撤退した[1]2010年に「ライオンズ・クラシック」において太平洋時代のユニフォームが復刻された。

2012年1月23日、土地買収を含めた設備投資に伴う金融債務の負担に加え、法人客の減少・客単価の下落などゴルフ事業の環境悪化による資金不足を受け、同社および子会社計7社は民事再生法の適用を東京地方裁判所に申し立てた[2](負債額1260億円)。同年7月東京地裁に再生計画案を提出したが、一部会員の再生計画案への反対があり会員主導再建を目指し、9月28日に会員を中心とした債権者有志より会社更生法を申し立てられると、10月3日再生手続き廃止決定を受け、同社からも会社更生法適用の申請があり、10月31日に東京地裁から更生手続き開始決定を受け、弁護士の永沢徹が管財人に選任された。

毎年11月に「三井住友VISA太平洋マスターズ」を三井住友カード及びTBSと共同で主催しており、同社御殿場コースで開催されている。しかし、民事再生法申請により、2011年を最後に主催から撤退した[3]

2013年5月にパチンコ店最大手のマルハンとスポンサー契約を締結した[4]。太平洋クラブが新たに発行する株式をマルハンが引き受け、その資金で会員への預託金の一部返還を行うほか、別途提供される資金により設備投資などを進める方針としている。

脚注

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関連項目

外部リンク


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  1. 但しメインスポンサーがクラウンガスライターに変更された1977・78年も、ユニフォームスポンサーとしてロゴを入れていた
  2. テンプレート:Cite news
  3. ただし大会名は現状維持、会場も引き続き御殿場コースを使用している。
  4. ■ マルハンが太平洋クラブの再建支援企業に - 月刊グリーンべると・2013年5月14日