天照皇大神宮教

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教団の「無我の舞」

天照皇大神宮教(てんしょうこうたいじんぐうきょう)は、宗教法人格を有す新宗教団体の一つ。

概要

本部は山口県熊毛郡田布施町

教祖は熊毛郡の農婦、北村サヨ(大神様、1900年1月1日-1968年12月28日)。二代目教主はサヨの孫娘北村清和(姫神様、-2006年6月7日[1])。三代目教主は清和の娘・明和。

信者数は2009年現在、国内で47万人。

サヨは農家の嫁であったが、1942年に自宅の納屋などが放火に遭い犯人捜しのために祈祷師に勧められた丑の刻参りと水行の修行を始めた。そして1945年に宇宙絶対神(天照皇大神)が降臨したと話すようになり開教した。

教団の教えによれば、宇宙絶対神は3千年に一度だけ地球に降臨するとされ、一度目は仏教釈迦、二度目はキリスト教キリスト、三度目が北村サヨであるという。 教団では我欲をすてて無我の域に達することが出来れば、人と神が合一すると説き、無我の舞を踊るのが特徴である。そのため第二次世界大戦後には「踊る宗教」や「踊る神様」と喧伝された。

この宗教団体では、見たこともない人同士で「結魂」(「結婚」の読み替えによる宛文字)することも珍しくない。 他の例では「合掌」を「合正」、「聖書」を「生書」、「信仰」を「神行」、「六根清浄」を「六魂清浄」、「南無妙法蓮華経」を「名妙法連結経」と書き換えている。

更に、お葬式では「おめでとうございます」と言う。死は魂の存在になって成仏をしたことを意味しており、これは祝福すべきものであると主張しているためである。

脚注

  1. 北村清和さん死去 天照皇大神宮教教主 共同通信2006年6月7日

参考文献

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