塩田温泉
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テンプレート:日本の温泉地 塩田温泉郷(しおたおんせんごう)は、兵庫県姫路市夢前町(旧国播磨国)にある温泉。薬湯として知られてきた塩田温泉(湯元上山旅館)と平成18年に源泉をボーリングした姫路ゆめさき川温泉(夢乃井)の2つのスポットで形成されている。
泉質
炭酸重曹弱食塩泉 飲用としては胃腸病、入湯としては神経痛に効能があるとされている。
温泉街
播磨の奥座敷として知られたが、現在は旅館が2軒となっている。また、書写山の麓の立地から、西国三十三所巡礼宿としての役割も担っている。
書写と雪彦屏風に建てて塩田姫路の奥座敷、と詠われたこともあり、春の桜、秋の紅葉は一見の価値がある。またかつて松茸の産地であったこともあり、松林も散見される純日本風の風景を醸し出している。
歴史
300年前には湯治客があったと記載されているようなので、それ以前の開湯かと思われる。湯元上山旅館は明治7年の創業ではあるが、その当時には数件の当時宿があり播磨地域のみならず、淡路、四国からの来客があったと記されている。
アクセス
- 鉄道:西日本旅客鉄道姫路駅より神姫バス51系統「塩田経由前之庄」行き、「塩田経由山之内」行きに乗り、塩田温泉下車。所要40分。
- 車:中国自動車道福崎ICより15分ほど、山陽自動車道山陽姫路西インターチェンジより15分ほど。