和洋女子大学

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テンプレート:Infobox 和洋女子大学(わようじょしだいがく、テンプレート:Lang-en)は、千葉県市川市国府台2-3-1に本部を置く日本私立大学である。1949年に設置された。


平成18年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」選定大学。採択を受けたテーマは「地域活性化への貢献(地元型)」。

沿革

  • 1897年 堀越千代が、東京の麹町区飯田町3丁目22番地(現在の千代田区富士見)に、前身の和洋裁縫女学院を各種学校として設立。堀越はのちに堀越高等女学校(現在の堀越高等学校)も興す。
  • 1901年 和洋裁縫女学校と改称。
  • 1928年 和洋女子専門学校となる。
  • 1946年 九段校舎戦災焼失のため現在地である千葉県市川市国府台に移転。
  • 1949年 1947年から実施された新しい教育制度に基づき和洋女子大学(家政学部/生活学科・被服学科)を設置。
  • 1950年 和洋女子短期大学部家政科(被服コース、生活コース)を設置。同時に教職課程中学校家庭保健)も設置された。
  • 1953年 栄養士養成施設指定。
  • 1954年 短期大学部に国文科設置。
  • 1961年 和洋女子大学家政学部を拡充して文家政学部とし、英文学科を設置。
  • 1965年 文家政学部に国文学科設置。
  • 1966年 短期大学部に英文科設置。管理栄養士養成施設指定。
  • 1967年 管理栄養士養成施設指定にともない生活学科に食物学専攻、管理栄養士専攻の2専攻を設置。
  • 1973年 短期大学部を名称変更し、和洋女子短期大学となる。
  • 1977年 短期大学国文科・英文科定員増加認定。
  • 1997年 創立100周年を迎える。
  • 1998年 文家政学部を改組して人文学部と家政学部に分離。人文学部に「英文学科」「日本文学部」「国際社会学科」、家政学部に「服飾造形学科」「健康栄養学科」「生活環境学科」をおく。短期大学を名称変更し、和洋女子大学短期大学部となる。
  • 2002年 短期大学部の募集を停止。和洋女子大学大学院(人文科学研究科・総合生活研究科、男女共学)を設置。
  • 2003年 人文学部に発達科学科を設置。
  • 2008年 学部学科制を学系学群制へ再編。2007年6月25日文部科学省から届出が了承された。

学部

2007年度まで

2008年度以降

  • 人文学群
    • 「英語・英文学」学類
      • 英文学専修(※1
      • 英語コミュニケーション専修(※1
    • 「日本文学・文化」学類
      • 日本文学専修(日本文学コース、日本語表現コース)…専修・コース全て※2
      • 文化総合芸術専修(文化芸術コース、書道コース)
        …書道コースは※2、文化総合芸術専修、文化芸術コースは※8
    • 「心理・社会」学類
      • 国際社会システム専修(※3
      • 人間発達専修(こども発達支援コース、心理発達コース)
        …人間発達専修、心理発達コースは※4、こども発達支援コースは※8
  • 家政学群
    • 「服飾造形学」学類
      • 服飾造形学専修(※5
    • 「健康栄養学」学類
      • 健康栄養学専修(※6
    • 「生活環境学」学類
      • 生活環境学専修(生活福祉コース、生活科学コース)…専修・コース全て※7


  • 下記の注は2007年現在の既存学科
    • ※1:英文学科
    • ※2:日本文学科
    • ※3:国際社会学科
    • ※4:発達科学科
    • ※5:服飾造形学科
    • ※6:健康栄養学科
    • ※7:生活環境学科
    • ※8:新設


  • 学類ごとに定員を定め、1年次はそのまま学類に在籍し、2年次進級時に、専修・コースへと分かれる。
    ただし、心理・社会学類(定員130名)のこども発達支援コースについては、定員を50名と定め、1年次からコースに在籍する。

大学院

学内奨学金

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  • 和洋女子大学奨学金
  • 和洋女子大学むら竹会奨学金
  • 和洋女子大学育英奨学金
  • 卒業記念寄付金による奨学金
  • 入学金相当奨学金
  • 稗方奨学金

国際・学術交流等協定校

付属校・付属施設

付属校

付属施設

  • 文化資料館
  • メディアセンター

大学関係者

教職員

出身者

その他

伝統のある女子の中高~大学一貫校であるが故に、生活指導・校則は保守的である。由緒正しい反面、外向的な雰囲気に欠けている。 千葉商科大学とも松戸街道を挟んで向き合っているにもかかわらず、両校の間には学生コンパを含めて殆ど交流がない。(但し千葉商科大学側のサークルに加入する和洋の学生も少なくは無い)

キャンパスがある国府台下総国国府が置かれた台地で、大学は「和洋学園国府台キャンパス内遺跡」の上にある。1995年から一部が発掘され、国府関連の遺構・遺物が見つかった。[1]

脚注

  1. 駒見和夫「国府の変遷から国庁を探る」、寺村光晴・早川泉・駒見和夫・編『幻の国府を掘る 東国の歩みから』、雄山閣、1999年、ISBN 4-639-01634-4。

関連項目

外部リンク