南郷7丁目駅

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ファイル:南郷7丁目駅 2.JPG
ホーム(2・4番ホームから中線を撮影。ホームドア設置前)

南郷7丁目駅(なんごうななちょうめえき)は、北海道札幌市白石区南郷通7丁目南にある、札幌市営地下鉄東西線である。駅番号はT14

駅構造

ファイル:Nango 7 sta signs.jpg
駅名標(大通・宮の沢方面)

札幌市営地下鉄唯一の2面3線駅。2面の両ホームが中線を挟む形となっている(地下鉄駅としては都営地下鉄新宿線岩本町駅大島駅などに同様の例がある)。2面3線ホームがこの駅の象徴とされており、かつては駅スタンプのデザインも「3線ホーム」となっていた(現在は防災センターに変更されている)。

ホーム番号の振り方が変則的であり、北側の本線が1番で新さっぽろ方面行、南側の本線が2番で宮の沢方面行となっている。中線は両方のホームに面しており、新さっぽろ方面のホームが3番、宮の沢方面のホームが4番ホームとなっている。ただし3番ホームは、ホームドアの設置に関連して現在使用が停止されている(後述)。

  • 通常は両端の2線(1・2番ホーム)が使用されるが、宮の沢行の始発列車は中線の4番ホームから発車する。夜間(午前0時過ぎ)になると翌朝の始発(当駅発宮の沢行)に使用される電車が中線に留置される。このため4番ホームには、札幌市営地下鉄の途中駅では唯一手歯止めが設置されている。
    • かつては「新さっぽろ発 南郷7丁目行き」の電車が夜に一本設定されていて、この電車がそのまま留置されていた。
  • 人身事故などで折返し運転となる場合に当駅始発に設定された場合、可動式ホーム柵(ホームドア)設置前は中線が使用されていた。例えば、宮の沢~南郷7丁目間の折返し運転の時は、1番ホームに当駅終点の電車が到着し、回送電車扱いとなって一度新さっぽろ側に向かい、折り返しで中線ホームに宮の沢行きの電車が入り、4番ホームからの乗車となる。しかし現在はホームドア設置によってこの折り返し方法は宮の沢行きホーム側でしか対応できない(新さっぽろ方面が壁になったため)ものと思われる。

ホームの宮の沢側の階段がバスターミナルに近いが、階段の幅が狭くなっている。エレベーターはホームの新さっぽろ寄りにあり、地上へのエレベーターは3番出口に設置されている。 また、ホーム西の階段にエスカレーターの設置スペースが確保されているが、現在エスカレーターを設置する予定はない。

のりば

1 東西線 新さっぽろ方面
3 (使用停止)
4 東西線 大通宮の沢方面(当駅始発)
2 東西線 大通宮の沢方面

ホームドアの先行設置

  • 東西線でのホームドア可動・ワンマン運転に先駆け、当駅の4番ホームに機器のテストや訓練の為に可動式ホーム柵が先行設置され、2008年2月13日に4番ホームに設置完了。翌日には旧3番ホームに壁が設置された。今後は機器のテストや訓練を経て、2008年4月から可動する予定とされていた(札幌市交通局の東西線ホーム柵設置予定より)。
    • 2008年3月10日、本格稼動に先駆け実際に車両を留置して開閉する様子が報道陣に初公開され、その様子が道内各局のニュースで報じられた。同年5月31日始発より供用開始された。
    • 2008年4月現在、旧3番ホームのホーム番号(LED案内装置の番号含む)・エレベーター案内の表示機器は残ってはいるが、黒いシールで覆われていて見ることはできない。ただし、3番ホームから見た乗車位置番号の表示(4番ホーム真上)は取り付けられたままになっている。
  • 2008年8月10日、ホームドア設置後に初めて6000形(616号車)が4番ホームの始発運用に充当された。

利用状況

札幌市交通局の調べでは、2012年度の一日平均乗車人員は9,719人であった。

駅周辺

利用者が多いこともあり、小売店・飲食店も多い。

バス路線

ファイル:Nango7 Bus Terminal.jpg
バスターミナル内の様子

「南郷7丁目バスターミナル」を設置。一部路上停留所にも発着する。

歴史

駅名について

計画時の仮称は「南郷駅」だった。しかし駅名決定の際、隣の仮称「本郷駅」(現南郷13丁目駅)との地域的な区別がつけにくいという地元の声を反映して地番に則った現駅名に決定した。

札幌市営地下鉄の算用数字が入った駅名では、最も小さい数を使用しており、なおかつ、唯一1桁台の数字を使用している駅でもある。

隣の駅

札幌市営地下鉄
東西線
白石駅 (T13) - 南郷7丁目駅 (T14) - 南郷13丁目駅 (T15)

関連項目

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外部リンク

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