大通駅

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テンプレート:駅情報 大通駅(おおどおりえき)は、北海道札幌市中央区大通西2丁目- 4丁目にある、札幌市営地下鉄

札幌市営地下鉄の中で唯一、3路線全てが乗り入れる駅である。駅番号は南北線がN07、東西線がT09、東豊線がH08である。

利用可能な鉄道路線

歴史

駅構造

大通西4丁目付近の地下1階(周辺にあるビルの地下2階に相当する深さ)に改札口があり、プラットホームは地下2階に南北線ホーム(相対式2面2線)、地下3階に東西線ホーム(島式1面2線)がある。また、大通西2丁目付近の地下2階に改札口、地下4階に東豊線ホーム(相対式2面2線)があり、連絡通路で南北線の東側ホームと結ばれている。

各路線間の乗り換えに際しては、改札内の連絡通路が設けられている。

エレベーターは以下の場所に設置されている。

  • (地上 - コンコース)大通公園内 西3丁目、西1丁目、37番出口
  • (東西線西改札口)西改札口 - 南北線麻生方面ホーム連絡用コンコース - 東西線ホーム
  • (15番出口付近)エレベーター改札口 - 南北線真駒内方面ホーム・東豊線用コンコース - 東西線ホーム
  • (東豊線南改札口)南北線真駒内方面ホーム・東豊線用コンコース - 東豊線北改札口(東豊線栄町方面行きホーム連絡エレベーターはここで乗り換える) - 東豊線福住方面ホーム
  • (東豊線北改札口)東豊線北改札口 - 東豊線栄町方面ホーム
のりば
1 札幌市営地下鉄南北線 南北線 中島公園平岸真駒内方面
2 札幌市営地下鉄南北線 南北線 さっぽろ北24条麻生方面
3 札幌市営地下鉄東西線 東西線 白石新さっぽろ方面
4 札幌市営地下鉄東西線 東西線 琴似宮の沢方面
1 札幌市営地下鉄東豊線 東豊線 美園福住方面
2 札幌市営地下鉄東豊線 東豊線 さっぽろ栄町方面

南北線ホーム(1・2番線)と東西線ホーム(3・4番線)は連続したホーム番号が振られているが、東豊線ホームはそれらとは別個に1・2番線の番号が振られている。南北線・東西線ホーム両側、東豊線ホーム北側に分岐器がある。

東豊線は沿線に車両基地用地を確保できなかったため、東豊線の車両の留置・検査等は東西線西28丁目駅に隣接する西車両基地を使用している。そのため、両線間は東豊線さっぽろ駅南側と東西線西11丁目駅東側との連絡線(2〜3号連絡線)で繋がっており、信号上は大通駅構内の扱いとなっている。この連絡線は札幌市営地下鉄では初めてシールド工法で施工された区間で、延長は511m、最急勾配は35パーミルである。

配線図

テンプレート:駅配線図

利用状況

札幌市によると、2013年度の一日平均乗車人員は74,357人である。これは札幌市営地下鉄ではさっぽろ駅に次いで多い。

  • 南北線 - 35,924人
  • 東西線 - 23,240人
  • 東豊線 - 15,193人

路線別に見ると、東西線では最多、南北線と東豊線はさっぽろ駅に次いで多い。なおこの数値は「南北線改札口」「東西線改札口」「東豊線改札口」の数値であり、かつ各路線内の端数を大通駅で調整しているため、必ずしも各線の利用客数を示すものではない。

長年、札幌市営地下鉄で最も利用者が多い駅であったが、2003年3月にJR札幌駅駅ビルJRタワー」が開業して以降は、テンプレート:要出典範囲、利用者数は減少傾向が続いている。

近年の一日平均乗車人員の推移は以下のとおり。

年度 一日平均乗車人員 参考 出典
南北線 東西線 東豊線 3路線計 さっぽろ駅
1995年(平成テンプレート:07年) 47,734 32,995 16,005 96,734 82,119 [2]
1998年(平成10年) 42,203 25,486 17,105 84,794 73,070 [3]
1999年(平成11年) 41,377 27,741 17,169 86,287 70,787 [3]
2000年(平成12年) 41,569 27,679 17,291 86,539 70,644 [3]
2001年(平成13年) 40,889 27,443 17,457 85,789 70,725 [3]
2002年(平成14年) 40,333 26,521 16,914 83,768 72,351 [3]
2003年(平成15年) 37,192 24,815 15,660 77,667 78,282 [3]
2004年(平成16年) 37,060 24,542 15,657 77,259 80,268 [3]
2005年(平成17年) 37,695 24,307 15,768 77,770 85,184 [3]
2006年(平成18年) 37,507 24,465 16,009 77,981 86,416 [3]
2007年(平成19年) 36,556 24,139 15,861 76,556 87,001 [3]
2008年(平成20年) 35,762 24,089 15,918 75,769 87,606 [3]
2009年(平成21年) 34,146 23,866 15,613 73,625 85,721 [3]
2010年(平成22年) 33,982 23,543 15,563 73,088 85,128 [3]
2011年(平成23年) 34,008 22,697 14,778 71,563 79,506 [3]
2012年(平成24年) 34,805 22,880 14,865 72,550 82,125 [4]
2013年(平成25年) 35,924 23,240 15,193 74,357 84,404 [4]

駅周辺

札幌市の都市設計の基線ともいえる大通公園を中央とし、駅は公園下に位置する。東西線の隣駅であるバスセンター前駅へは地下街オーロラタウン」と地下道で、南北線の隣駅であるすすきの駅へは地下街「ポールタウン」で結ばれているほか、2011年3月12日には地下道「札幌駅前通地下歩行空間」が開通し、さっぽろ駅とも地下で結ばれた。またJR札幌駅にも、さっぽろ駅から地下街「アピア」を介して繋がっている。

駅周辺は札幌市と北海道の行政や商業の機能が集中するほか、市を象徴する時計台さっぽろテレビ塔などの観光名所が点在する。駅に設置されているスタンプは、南北線が「大通公園と時計台」、東西線が「さっぽろ雪まつり」、東豊線が「さっぽろテレビ塔と泉の像」となっている。

札幌市電・路線バス

ファイル:夕鉄バス札幌大通バス停.JPG
夕張鉄道(夕鉄バス)「札幌大通」停留所(大通西3丁目)

駅周辺には札幌市電西4丁目停留場(最寄り出入口は10番出口)のほか、路線バスバス停が点在している。

なお、一部の路線は地下鉄との乗継割引が適用される。

名勝

公共施設・官公庁

主な商業施設・企業など

商業施設

宿泊

オフィスビル

店舗などが入居する複合ビルを含む。

金融機関等

その他

主な道路

エピソード

2005年1月11日、東豊線のコンコースにおいて、映画『交渉人 真下正義』の撮影が行われた。なお、作中では有楽町駅とされた。また映像では茶色の柱、南北線と東西線の乗り換え案内サインが確認できる。

隣の駅

札幌市営地下鉄
南北線
さっぽろ駅 (N06) - 大通駅 (N07) - すすきの駅 (N08)
東西線
西11丁目駅 (T08) - 大通駅 (T09) - バスセンター前駅 (T10)
東豊線
さっぽろ駅 (H07) - 大通駅 (H08) - 豊水すすきの駅 (H09)

関連項目

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脚注

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外部リンク

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