北九州予備校

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テンプレート:基礎情報 非営利団体 北九州予備校(きたきゅうしゅうよびこう)は、学校法人北九州予備校が経営する予備校である。通称「北予備(きたよび)」。北九州市に本部を置き、九州・山口地方および東京都の10箇所に校舎を持つ。

概要

運営法人は1966年(昭和41年)に学校法人金澤学園として設立された。『努力は実る』をスローガンとし、校舎内での携帯電話使用禁止、茶髪・ピアス禁止[1]など“厳しい校風”を自称している。

コースは浪人生対象の「大学進学科」と「医・歯・薬Felix」のほか、小・中学生を対象にした「V塾」や高校生・中高一貫生を対象にした「V塾A(あるふぁ)」が設置されており、講師は常勤のほか、他予備校を兼任する者を東京や大阪などから招聘している。また、模試ベネッセコーポレーション進研模試と独自の模試を併用している。

入学式体育大会座禅会など、特徴的な年間行事があり、クラスに日直が存在するなど、厳格さをモットーにしている。出席はタイムカードで厳格に管理されている。

沿革

  • 1966年(昭和41年) - 学校法人金澤学園設立。八幡校を開校。
  • 1976年(昭和51年) - 八幡校を移転再編し黒崎校を開校[2]
  • 1987年(昭和62年) - 山口校を開校[3]
  • 1989年 - 小倉駅校を開校。
  • 1994年(平成6年)4月 - 長崎校を開校[4]
  • 1997年(平成9年) - 博多駅校を開校[5]
  • 1998年(平成10年) - 博多駅校を新築移転[5]
  • 2002年(平成14年) - 大分校を開校[6]
  • 2003年(平成15年) - 鹿児島校を開校[7]
  • 2004年(平成16年) - 熊本校を開校[8]。鹿児島校を新築移転[7]
  • 2005年(平成17年) - 熊本校を熊本駅前に新築移転[8]
  • 2009年(平成21年) - 東京校を開校[9]
  • 2012年(平成24年) - 宮崎校を開校[10]
  • 2013年(平成25年) - 沖縄校を開校[11]

校舎

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中退者への授業料返金に関する訴訟

北九州予備校が4月の授業開始以降に退学した人の授業料を一切返金しない契約条項を設けていることについて、大分市にある適格消費者団体「大分県消費者問題ネットワーク」が、この契約条項は消費者契約法に違反するとして、北九州予備校を運営している金沢学園に同条項の差し止めを求める訴訟を起こし、大分地方裁判所は2014年4月14日、原告側の訴えを認め、同条項の差し止めを命じる判決を言い渡した[12][13]。金沢学園側は控訴する方針。

なお河合塾代々木ゼミナール等の大手予備校は、学生が中退した場合は、在籍していた期間を差し引いて返金すると毎日新聞のインタビューにコメントしている[14]

脚注

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外部リンク

  • 無敵の学習環境 | 北九州予備校
  • 黒崎校 - 北九州予備校
  • 山口校 - 北九州予備校
  • 長崎校 - 北九州予備校
  • 5.0 5.1 博多駅校 - 北九州予備校
  • 大分校 - 北九州予備校
  • 7.0 7.1 鹿児島校 - 北九州予備校
  • 8.0 8.1 熊本校 - 北九州予備校
  • 東京校 - 北九州予備校
  • 北予備宮崎校ホームページ
  • 北九州予備校、沖縄で開校2013年4月16日 琉球新報
  • 「予備校中退者に授業料返金なし」は違法 契約巡り判決 - 朝日新聞、2014年4月15日
  • 予備校学費訴訟:「中退者に返金せず」差し止め 大分地裁 - 毎日新聞、2014年4月14日
  • 毎日新聞2014年4月15日朝刊