勇払駅

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ファイル:勇払駅ホーム.jpg
ホームに列車が到着(2005年4月)
ファイル:Yufutsu eki.jpg
1975年の勇払駅と周囲約1×1.5km範囲。右下が静内方面。左に山陽国策パルプ(現・日本製紙)勇払工場があり、駅表側より専用線が大きな右カーブを描き少し直線となった後工場内へ向かうが、この直線部分は日高本線旧線跡で、旧駅はこの直線延長上右手、長方形の公園状に仕切られた区域内にあった。当時の状況は国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス USA-M149-69 等で確認することができる。新駅の構内は、島式ホーム1面2線と駅表側に製紙工場向け留置線を数本、南側に保線用車庫と側線を持っている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

勇払駅(ゆうふつえき)は、北海道胆振総合振興局苫小牧市勇払にある北海道旅客鉄道(JR北海道)日高本線である。電報略号ユフ

1986年(昭和61年)10月まで運行されていた急行えりも」の停車駅であった。

歴史

かつては製紙工場の側線が引いてあり、かなり大きな駅だった。

年表

  • 1913年(大正2年)10月1日 - 苫小牧軽便鉄道勇払駅として開業。一般駅
  • 1927年(昭和2年)8月1日 - 苫小牧軽便鉄道が国有化により国有鉄道に移管。線路名を日高線に改称、それに伴い同線の駅となる。
  • 1929年(昭和4年) - 苫小牧駅 - 佐瑠太駅間軌間拡張を機に駅舎新築[1]
  • 1941年(昭和16年)10月25日 - 大日本再生製紙(後に山陽国策パルプを経て日本製紙)専用線の運用開始[1][2]
  • 1943年(昭和18年)11月1日 - 線路名を日高本線に改称、それに伴い同線の駅となる。
  • 1955年(昭和30年)9月27日 - 駅舎改築[1]
  • 1962年(昭和37年)12月2日 - 苫小牧港建設に伴い、苫小牧駅 - 浜厚真駅間線路付け替えにより北に移転[3]、改キロ。
  • 1967年(昭和42年)5月2日 - 札建工業砂積込み専用線の運用開始[1]
  • 1980年(昭和55年)以前 - 山陽国策パルプ専用線廃止。
  • 1982年(昭和57年)11月15日 - 貨物取扱い廃止。
  • 1984年(昭和59年)
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
  • 時期不詳(1985年-1991年の間) - 跨線橋撤去。
  • 時期不詳[注 1] - 簡易委託廃止、完全無人化。

国鉄時代は苫小牧(貨)駅 - 勇払駅間のみ連査閉塞だった。

駅構造

島式ホーム(片面使用)1面1線を有する地上駅。ホームは線路の南西側(様似方面に向かって右手側、旧2番線)に存在する[3]。かつては島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な交換駅であった。駅舎側が上りの1番線、反対側が下りの2番線となっていた[4]。使われなくなった駅舎側の1線は、交換設備運用廃止後は撤去された。そのほか1983年(昭和58年)4月時点では1番線の駅舎側に側線副本線)を1線と、そこから分岐した貨物側線などの行き止まりの側線を2線有し[4]、また日本製紙勇払工場の引込み線も存在した[3]

無人駅となっている。駅舎は構内の南側に位置しホームとはかなり離れており、ホーム南側とを結ぶ長い通路で連絡している[3]。これは以前駅舎とホームの間に側線や専用線が敷設されていた名残である[4]有人駅時代の駅舎を有する。交換設備運用当時は駅舎とホームの間は跨線橋で結ばれていた[4]。駅舎はコンクリートブロック造り二階建ての大きな建物[5]であるが、1階の旧事務部分室や2階部分などは開口部に板材が打ち付けられ完全閉鎖されている[5]

1962年移転前の旧駅は、駅舎は海側に位置し、千鳥状にずれた相対式ホーム2面2線と駅裏に留置線、駅舎横の苫小牧側に貨物ホームと引込み線を有していた。またホーム間に跨線橋は無く構内踏切で連絡していた[6][7]

駅名の由来

当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「イプッ」(大事な入り口)に由来するとの説がある。この地はかつて太平洋から安平川を遡り、分水嶺を越えて千歳川から石狩川、さらに日本海へと至る重要なルートの入り口だった。そのほか同じくアイヌ語の「イブツ」(川口)[5]、「イ・プッ」(それの口)[8]など、由来には諸説ある。

利用状況

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は242人[4]
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は282人[3]

駅周辺

工業地帯の合間を縫って海岸に出て来た所に位置した[4]

隣の駅

北海道旅客鉄道
日高本線
苫小牧駅 (H18) - 勇払駅 - 浜厚真駅

脚注

注釈

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出典

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関連項目

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  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 苫小牧市史 下巻 昭和51年3月発行。
  2. なお、国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1936年(昭和11年)陸軍撮影航空写真 913G83-C2-80 では、既に専用線が敷かれている様子が見て取れるが、事実関係は不明。
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)100ページより。
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)100ページより。
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)342ページより。
  6. 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1961年撮影航空写真 MHO612-C10-7111
  7. 昭和7年版 線路一覧略図 札幌鉄道局発行。
  8. 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)99ページより。


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