前橋渋川バイパス
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前橋渋川バイパス(まえばししぶかわバイパス)は、国道17号の群馬県前橋市から渋川市に至る延長5.7kmのバイパスである。
概要
- 起点 : 群馬県前橋市田口町
- 終点 : 群馬県渋川市半田
- 全長 : 5.7km
- 規格 : 第3種1級
- 設計速度 : 80km/h
- 道路幅員
- 車線幅員 : 3.5m
- 車線数 : 暫定2車線(完成4車線)
建設の経緯
一般国道17号の前橋市から渋川市に至るこの区間は、両都市を直接結ぶ唯一の幹線道路である。しかしながら2車線で歩道も所々整備されているに過ぎない。道路容量が需要に追いついておらず、利根川を渡河する坂東橋を挟んで慢性的かつ激しい渋滞を引き起こしているのが現状である。
前橋渋川バイパスは、渋滞解消及び群馬県内の道路ネットワーク強化を目的として計画された。また、地域高規格道路である熊谷渋川連絡道路の一部区間でもあり、前橋市側では上武道路と接続する。この区間のみ上武道路と切り離す事により、上武道路の工区別の建設順序に関係無く1996年度に新規事業化された。
バイパスは、前橋市田口町付近の上武道路接続地点から西に道路を建設。利根川に新橋を架橋し吉岡町に入る。ここで右へカーブをし北へ進み、現道の半田交差点の西側を通過。関越自動車道渋川伊香保IC手前で現道に接続する。
2005年にまず、終点寄り1.2km区間は現道拡幅部のため既に開通した。それ以外の区間(4.5km)については用地買収の済んだ個所から文化財調査を経て随時着工されており、2010年3月20日に暫定2車線での開通となった。
接続するバイパスの位置関係
(さいたま方面)上武道路 - 前橋渋川バイパス - 渋川バイパス(沼田方面)
通過市町村
接続道路
- 国道17号(現道)、上武道路 : 前橋市田口町
- 都市計画道路漆原総社線(予定)
- 都市計画道路漆原南原線(予定)
- 群馬県道26号高崎安中渋川線
- 国道17号(現道): 渋川市半田
- 渋川市道南部幹線
沿革
- 1996年度 : 事業化
- 1999年4月20日 : 都市計画決定
- 2001年度 : 用地買収に着手
- 2003年度から : 埋蔵文化財調査
- 2004年 : 着工
- 2010年3月20日:暫定2車線で開通
- 2010年4月23日:半田交差点立体化(半田高架橋が暫定2車線で供用開始)