佐伯胖

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佐伯 胖(さえき ゆたか、1939年6月27日 - )は、日本の認知心理学者東京大学名誉教授青山学院大学教授。

来歴・人物

岐阜県生まれ。慶應義塾大学工学部管理工学科卒業、同大学大学院工学研究科管理工学専攻修士課程修了、ワシントン大学大学院心理学専攻修士課程および博士課程修了、Ph.D.

東京理科大学理工学部助教授東京大学大学院教育学研究科・教育学部長・教授を歴任。その後青山学院大学文学部教育学科教授を経て、2008年度から同大学社会情報学部教授、ヒューマン・イノベーション研究センター所長。

認知心理学の知見に基づく「学び」の過程の分析は画期的。
コンピュータと子どもの教育の問題についても「学び」の観点から問題提起している。
近年幼児教育についても研究し始めている。

宮台真司の岳父にあたる。カトリック教徒であるため、宮台には「離婚は出来ない」と語っている。

主な著書

  • 『きめ方の論理』 東京大学出版会
  • 『認知科学の方法』 東京大学出版会
  • 『学力と思考』 第一法規出版 (ISBN 2337-146167-4370)
  • 『コンピュータと教育』 岩波新書
  • 『新・コンピュータと教育』 岩波新書
  • 『「学ぶ」ということの意味』 岩波書店
  • 『マルチメディアと教育―知識と情報、学びと教え』 (単行本1999/1)
  • 『コンピュータのある教室―フレネ教育』 (単行本1999/7) 田中仁一郎
  • 『プランと状況的行為―人間‐機械コミュニケーションの可能性』 (単行本1999/10) Lucy A. Suchman、水川喜文
  • 『「学び」の構造』 東洋館出版社 (ISBN 4-491-00277-0)(単行本1975,2000)
  • 『実践としての統計学』 (単行本ソフトカバー2000/1) 松原望
  • 『インターネット学習をどう支援するか』 (単行本2000/12) 苅宿俊文
  • 『幼児教育へのいざない―円熟した保育者になるために』東京大学出版会 (単行本2001/12)
  • 『進化ゲームとその展開』 (単行本2002/10) 亀田達也
  • 『「学び」を問いつづけて―授業改革の原点』 小学館(単行本2003/7)
  • 『コンピュータなんてへっちゃら―授業で使えるポイントとトラブル対応』 (単行本2004/2) CIEC
  • 『学ぶ力』(単行本2004/7) 河合隼雄工藤直子森毅工藤左千夫 
  • 『「わかり方」の探究―思索と行動の原点』 (単行本2004/7/8)

外部リンク

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