今田高俊

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今田 高俊(いまだ たかとし、1948年4月6日 - )は、日本の社会学者兵庫県神戸市生まれ。東京工業大学に文系の大学院である社会理工学研究科を作った。日本学術会議会員。2008年、紫綬褒章受章。

ニクラス・ルーマンオートポイエシスを「自己組織性」の概念で彫琢する。

学歴

職歴

  • 1975年11月 東京大学文学部社会学科助手
  • 1979年 東京工業大学助教授
  • 1986年 学術博士(東京工業大学)
  • 1988年 東京工業大学教授

著書

単著

  • 『自己組織性――社会理論の復活』(創文社、1986年)
  • 『モダンの脱構築――産業社会のゆくえ』(中央公論社[中公新書]、1987年
  • 『社会階層と政治』(東京大学出版会1989年
  • 『混沌の力』(講談社1994年
  • 『意味の文明学序説――その先の近代』(東京大学出版会、2001年
  • 『自己組織性と社会』(東京大学出版会、2005年

共著

編著

  • 『ハイパー・リアリティの世界――21世紀社会の解読』(有斐閣、1994年)
  • 『社会階層のポストモダン』(東京大学出版会、2000年
  • 『社会学研究法――リアリティの捉え方』(有斐閣、2000年)
  • 『産業化と環境共生』(ミネルヴァ書房2003年

共編著

  • 友枝敏雄)『社会学の基礎』(有斐閣、1991年)
  • (厚東洋輔・友枝敏雄)『社会理論の新領域』(東京大学出版会、1993年
  • 園田茂人)『アジアからの視線――日系企業で働く1万人からみた「日本」』(東京大学出版会、1995年
  • 橋爪大三郎)『社会理工学入門――技術と社会の共生のために』(日科技連出版社、2000年)
  • 鈴木正仁黒石晋)『自己組織性とは何か(2)複雑系を考える』(ミネルヴァ書房、2001年)
  • 金泰昌)『公共哲学(13)都市から考える公共性』(東京大学出版会、2004年
  • 数土直紀)『数理社会学入門』(勁草書房、2005年
  • 橘木俊詔長谷部恭男益永茂樹)『リスク学入門(全5巻)』(岩波書店、2007年

訳書

関連項目

参考

  • 『現代日本人名録』2002年 

外部リンク