五泉駅
五泉駅(ごせんえき)は、新潟県五泉市駅前一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)磐越西線の駅である。
普通列車のほか、快速列車「あがの」と「SLばんえつ物語」が停車する。また、磐越西線の新潟支社管内を管轄する「阿賀野ライン営業所」が駅舎内に置かれている。1999年(平成11年)に廃止された、蒲原鉄道への乗換駅でもあった。
歴史
- 1910年(明治43年)10月25日 - 信越線支線 新津駅 - 馬下駅間開通時に開業。一般駅。
- 1914年(大正3年)11月1日 - 全線開業にともない岩越線の駅となる。
- 1917年(大正6年)10月10日 - 線名改称にともない、磐越西線の駅となる。
- 1923年(大正12年)10月20日 - 蒲原鉄道線が村松駅まで開通。
- 1950年(昭和25年)9月16日 - 蒲原鉄道の駅舎が使用開始、これ以前は国鉄に駅業務を委託していた。[1]
- 1982年(昭和57年)3月1日 - 車扱貨物の取扱いを廃止。
- 1986年(昭和61年)3月3日 - 荷物の取扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)
- 1999年(平成11年)10月4日 - 村松駅 - 五泉駅間の廃止により蒲原鉄道線全線廃止。
- 2006年(平成18年)4月1日 - JR貨物の駅が廃止され、貨物の取扱いを終了。
- 2008年(平成20年)3月15日 - Suicaのサービス開始。同時に自動改札機を導入。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅。両ホームは跨線橋によって連絡している。
駅業務をジェイアール新潟ビジネスが受託する業務委託駅で、新津駅が当駅を管理している。改札口には自動改札機が3通路設置されており、全通路でSuica及び相互利用を実施しているICカードが利用できる。改札口左手にはみどりの窓口(営業時間 6時30分 - 20時00分)のほか、自動券売機(タッチパネル式1台)などがあり、改札口右手には待合室が設けられている。飲料等の自動販売機は待合室内と駅舎正面右手に、トイレは改札内には無く、改札外の駅舎正面右手に設置されている。
なお新潟近郊区間およびSuica新潟エリアの磐越西線内の区間は当駅から新津駅までで、当駅以東の馬下・津川方面はエリア外である。また喜多方駅以東は仙台近郊区間に指定されており、区間内の主要駅はSuica仙台エリアとなっているが、新潟エリアと仙台エリア相互間の乗車にはICカードは利用できない。
駅南側には駅舎・改札口等は設けられていないが、駅舎正面右手には駅南北を連絡する跨線橋「五泉中央連絡橋」が架橋されている。
のりば
1 | テンプレート:Color磐越西線(上り) | 馬下・津川・会津若松方面 |
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2・3 | テンプレート:Color磐越西線(下り) | 新津・新潟方面 |
蒲原鉄道
蒲原鉄道の五泉駅はJRの改札を出て左手、ホーム跨線橋と中央連絡橋に挟まれた位置に設けられていた。ホームは島式の1面2線で、晩年は外側の5番線のみが稼動していた。新津寄りにトイレが設置されており、2・3番線と構内踏切で連絡していた。
廃線後に駅施設は解体撤去され、引き続き蒲原鉄道が所有していたものの長らく遊休地となっていたが、五泉市はホーム跡地と廃線跡の一部にあたる約9,740m2の土地を2010年、約1億7700万円で取得した[2]。五泉市は市街地南側や村松地区方面への利便性向上を図るため、中央連絡橋を一部改修するほか、住宅や福祉施設、市道の整備などを計画している。なお現段階では駅舎には南口の設置計画はなく、駅舎南北間は中央連絡橋を使用しての徒歩連絡となる。
- Kanbara Gosen Station Entrance 199905.jpg
蒲原鉄道五泉駅舎(1999年5月)
- Kanbara Gosen Station Overview 199905.jpg
蒲原鉄道五泉駅ホーム(1999年5月)
- Kanbara-gosen1.JPG
更地となった蒲原鉄道五泉駅構内。終端側より。(2010年5月16日)
利用状況
- 2013年度の1日平均の乗車人員は1,208人である。
乗車人員推移 | |
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年度 | 一日平均人員 |
2000 | 1,464 |
2001 | 1,390 |
2002 | 1,317 |
2003 | 1,259 |
2004 | 1,223 |
2005 | 1,270 |
2006 | 1,224 |
2007 | 1,169 |
2008 | 1,157 |
2009 | 1,181 |
2010 | 1,148 |
2011 | 1,121 |
2012 | 1,142 |
2013 | 1,208 |
駅周辺
駅周辺(特に駅北側)は五泉市の中心街。駅南側は住宅地となっている。
バス路線
駅前には新潟交通観光バスと、市が基幹バスと位置付けているコミュニティバス「五泉市ふれあいバス」の五泉駅前バス停留所がある。ただし、この2つのバス停はそれぞれ異なる場所に位置している上、新潟交通のバス停は駅から若干離れた路地にある。
- ふれあいバス(駅舎正面)
- 〔循環〕(五泉駅先回り)今泉・西村松・さくらアリーナ・村松駅前・北五泉駅経由 五泉高校前
- (さくらアリーナ折り返し)村松公園・村松駅前
- 今泉経由 村松駅前
- 五泉市役所・五泉高校前
- 新潟交通観光バス(駅前から2つ目の信号・五泉駅前交差点を左折すぐ。駅から徒歩約2分)
- 五泉営業所
- 保田車庫・大曲
- 大関経由 新津駅
また、駅から徒歩約5分程の距離にある旧ジャスコ五泉店前に設置された本町一丁目バス停には、高速バス村松 - 新潟線が停車する。
村松駅前行は降車のみ、新潟駅前行は乗車のみの扱い。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color磐越西線
- 臨時快速「SLばんえつ物語」停車駅
- テンプレート:Color快速「あがの」
- テンプレート:Color普通
かつて存在した路線
- 蒲原鉄道
- 蒲原鉄道線
- 今泉駅 - 五泉駅
脚注
関連項目
外部リンク
- JR東日本 五泉駅
- 1976年(昭和51年)頃の五泉駅周辺 - 地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)
- 五泉駅構内南側に蒲原鉄道線五泉駅が見える。