予算線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

予算制約線(よさんせいやくせん,テンプレート:Lang-en-short)、あるいは単に予算線(よさんせん)とは、予算制約式を、サービスの消費量と財価格のグラフ上に描いた直線である。 この直線が無差別曲線と接する点(主体的均衡点または最適消費点と呼ぶ)において、消費者効用が最大化される。

消費者は、予算の制限がなければ効用を限りなく最大化しようとする。 しかしながら、消費者一人一人が持ちうるお金には上限が決まっている。 簡単に言えば、財布の中に入る金には限りがあり、効用も制限される。 この上限の下、消費者は自己の効用を最大化するような財・サービスの組み合わせを決定する。 このような制限を、経済学では予算制約と言い、それをで表したものが予算制約式である。

たとえば、2つの財XとYを仮定し、これらの財の価格をそれぞれPx、Pyとする。また、所得をIとすると、 予算制約式は <math>P_x x+P_y y \leq I</math> となる。

関連項目