丹羽多聞アンドリウ

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丹羽 多聞アンドリウ(にわ たもんアンドリウ、1964年4月6日 - )は、日本ドラマプロデューサー。本名も同じ[1]。BS-TBS編成本部部長・総括プロデューサー。東京都出身。祖父は作家丹羽文雄

略歴

人物

丹羽多聞アンドリウという名前は本名であり、名字が丹羽、名前が多聞アンドリウである。「多聞」は仏教用語であり、寺で育った祖父が名付けた。「アンドリウ」はクリスチャンであるドイツ系アメリカ人の母親[3]イエス・キリストの弟子アンデレ(英語でAndrew)の名をとって名付けた。TBS社員の中で一番長い名前である[1]。また、『ケータイ刑事 THE MOVIE』のメイキングでは、佐藤二朗から「日本一名前が派手なプロデューサー」と呼ばれている。ちなみに、ローマ字表記では「NIWA Tamon Andrew」[4]

特技は早口。スタッフが聞き取れずに困っている隙に、話をまとめてしまうという。欠点はせっかちなこと。口癖は「テレビは冒険だ!」「BS史上初の試み」。モットーは「大きな企画、小さな予算。」趣味はゴルフと舞台をみること。舞台は多い時で年50回ほどみる。

元々は映画監督を目指していて学生時代には自主映画も作っていた。しかし、当時フジテレビに勤務していた父親の「映画は斜陽だからやめとけTVにしろ」の一言でTBSに入社した。本人曰く作品が作れればよかったので映画でもTVでもどっちでもよかったとのこと。

雨男で撮影現場に行くとよく雨を降らせる。そのため現場から「来ないで」や「早く帰ってくれ」と言われたこともある。しかしプライベートでゴルフをした時は逆に晴れになる事が多い。

作風と特徴

  • 基本的にドラマ制作は原作物よりオリジナルドラマを好むが、ホラーだけは苦手なためホラードラマを制作する時は怪談新耳袋のように原作物をドラマ化している。
  • 本人いわく、ドラマや映画のキャスティングには3つの条件がある。1つ目は「演技力があるか(これはその時点で上手いかではなく、台本読みを3回やってもらい、その3回でどれだけ伸びるかで判断する)」、2つ目は「役に合っているか」、そして3つ目は「華、オーラがあるか」で、特に3つ目の「華、オーラ」が有るか無いかを最も重視していると話している[5]
  • プロデューサーという裏方の人間ながら露出する機会が多い。自らがプロデュースしたドラマ『ケータイ刑事』に時折本人役で出演している。映画『ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密〜銭形姉妹への挑戦状』にも特別出演している。出演する理由は本人曰く自分が出演するとその作品がヒットするというジンクスがあるからとのこと。出演とは別にドラマのなかで自分の名前が使われることが多く、特に、ケータイ刑事シリーズでは必ずと言っていいほどドラマの中で自分の名前をもじったものが登場する(例:「多聞茶」「ひょっこりひょうたもん島」「キング・アンドリウ号」など)。舞台挨拶や制作記者会見、ドラマ関連のイベント等ではMC役をよくつとめる。また、人前に出る時はカーディガンを羽織ったステレオタイプなテレビマン風の姿であることが多い。

ドラマ、映画以外の活動

代表作

ドラマ

TBS

BS-i → BS-TBS

これまでも多数の若手女優を積極的に起用してきており、その中には現在ブレイク中の若手女優も多い。

アニメ

TBS

BS-TBS

バラエティ番組

※全てBS-TBS

  • 『コラボTV』(エグゼクティブプロデューサー)
  • 音ボケPOPS』(エグゼクティブプロデューサー)※森川信男(マンモスプロ)と共同
  • ℃-uteのチャレンジTV』(プロデューサー)

脚注

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  1. 1.0 1.1 TV LIFE 丹羽多聞アンドリウの「テレビは冒険だ!」 » 誤字,2010年1月6日
  2. 会社法人としては現在の東京放送ホールディングス。放送局としては現在のTBSテレビTBSラジオ&コミュニケーションズ
  3. 兵藤ゆきのおじゃましま〜ッす!週刊NY生活、2011年6月25日
  4. http://w3.bs-tbs.co.jp/koisuru/common/niwatamon.html
  5. 2008年4月号「日経エンタテインメント!」(日経BP社)P29

外部リンク

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