下金山駅

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テンプレート:駅情報 下金山駅(しもかなやまえき)は、北海道空知郡南富良野町字下金山にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線である。駅番号T33電報略号シモ

駅構造

  • 単式1面1線ホームを持つ地上駅無人駅
  • 以前は島式ホームと貨物ホームとがあったが、貨物ホームと島式ホームの1線がはがされてしまったため、残りの島式ホームの半面使用の単式ホームになってしまった。

駅周辺

下金山の集落がある。駅前の道路沿いに住宅等がある。西側は山地である。近隣に東京大学の演習林が広がる。

歴史

ファイル:ShimoKanayama eki.jpg
1977年の下金山駅と周囲約750m範囲。下が新得方面。駅表北側の空き地が東京大学農学部管轄の貯木場跡で、森林鉄道は本線脇を並行して北上し、東へ向きを変えて演習林へ向かっていた。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

隣の駅

北海道旅客鉄道
根室本線
山部駅 (T32) - 下金山駅 (T33) - 金山駅 (T34)

西達布森林鉄道

1921年から1954年にかけて、東京大学演習林内から下金山駅の貯木場まで森林鉄道(北海道演習林・西達布森林鉄道)が稼働しており、木材の積み出しが行われていた。

  • 1921年(大正10年)3月 - 東京帝国大学が同大学北海道演習林内の西達布-川口間10.8kmに馬車軌道の森林軌道敷設。
  • 1925年(大正14年)7月 - 富士製紙が演習林内軌道終点の川口より下金山駅土場までの2.1kmに軌道を敷設。
  • 1927年(昭和2年)3月 - 東京帝国大学が富士製紙の軌道を買収。蒸気機関車2台を導入し、西達布-下金山駅土場への西達布森林鉄道本線約13km運用。
  • 老節布川軌道、川松沢軌道、岩魚沢軌道、奥の沢軌道、西達布川本流軌道等支線延長。
  • 1952年(昭和27年) - 東京大学農学部北海道演習林・西達布森林鉄道廃止。
  • 1954年(昭和29年) - 軌道撤去

関連項目

テンプレート:根室本線1