ンゴロンゴロ保全地域

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テンプレート:Infobox テンプレート:Infobox Protected area ンゴロンゴロ保全地域(Ngorongoro Conservation Area)はタンザニアの北部にある自然保護地域。最も近い都市アルーシャから西へ180kmにあり、北西のセレンゲティ国立公園に隣接する。

概要

ンゴロンゴロ地域には、ンゴロンゴロ・オルモティ・エンパカーイという3つのクレーターが並び、これら活動を停止したものも含め9つの火山が分布する。ンゴロンゴロクレーターは数百万年前に出来た火山カルデラに広がる平野を指す。外輪は南北16km、東西19kmと世界有数のカルデラである。中央には湖が存在する。人類発祥の地と目されるオルドパイ渓谷がこのクレーターの西にある。

ンゴロンゴロの外輪は標高2,400mあり、カルデラ内部の平野(1,800m程度)と比べて高い。このためカルデラ内部は外部と遮断されており、このカルデラ内に生息する大型動物のほとんどはカルデラの外にでることはない。周囲と隔離された生態系が形成されるに至った。しかしながら、キリンインパラ以外の東アフリカサバンナに生息する動物はほぼ観察することができる。 テンプレート:Wide image

住民

200年前に移住してきたマサイ族が暮らしており、2000年代において約42,000人が牧畜を営んでいる。このことからタンザニア政府は、あえてンゴロンゴロ地域を国立公園に指定せず、保全地域として管理している[1]

世界遺産

1979年に自然遺産として世界遺産リストに登録され、2010年に複合遺産としての拡大登録が認められた。

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。テンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/core

出典

  1. ンゴロンゴロ保護区とマサイ族の暮らし(EICネットホームページ2006年10月3日)2012年1月21日閲覧

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