ロード・オブ・ザ・リング

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テンプレート:Infobox Filmロード・オブ・ザ・リング』(The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring)は、2001年映画ニュージーランドアメリカ合作で、J・R・R・トールキン作の『指輪物語』を原作とする実写による作品である。日本では2002年3月2日に公開された。アカデミー賞では13部門にノミネートされ、そのうち撮影賞作曲賞メイクアップ賞視覚効果賞の4部門で受賞した。

世界を滅ぼす魔力を秘めた1つの指輪をめぐり、選ばれし宿命の勇者9人と悪の勢力との壮絶な戦いを描く。

なお、『ロード・オブ・ザ・リング』は本来映画の3部作全体を指すタイトルであるが、邦題からは原題の「The Fellowship of the Ring」が削除され、同一のタイトルになっている。明示的に第1部を指すときは、小説の邦題にならって「旅の仲間」と記述される。

ロード・オブ・ザ・リング3部作

「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の3部構成として作られた。世界へ配給されるに当たり、「3本すべてを上映すること」という条件をつけられた。

また、本作の前日譚にあたる『ホビットの冒険』が3部作として、2012年から2014年の公開に向けて製作中である。

あらすじ

プロローグ

遠い遠い昔、闇の冥王サウロンは密かに、世界を滅ぼす魔力を秘めた“ひとつの指輪”を作り出した。サウロンは自らの残忍さ、邪悪さ、そして生きるものすべてを支配したいという欲望を、この指輪に注ぎ込んだのだ。

やがて中つ国(ミドル・アース)の自由な地は、指輪の力をふるうサウロンの手に落ちていった。激しい戦火の中 勇気ある者たちがサウロンの支配に次々と立ち向かい、ひとりの勇者、イシルドゥアがサウロンの指を切り落とすことに成功した。サウロンが敗れたのだ。しかしイシルドゥアは指輪を破壊せず自らのものとし、悪を永久に滅ぼす唯一の機会を失った。そして指輪はイシルドゥアを裏切り、死に追いやる。

その後、指輪は時と共に所有者を変え、所在を変え、いつしか伝説、そして神話となった。

旅立ち

時は中つ国第3紀。ホビット庄は、ビルボ・バギンズの111歳の誕生日を祝うために大騒ぎだった。ビルボの旧友、魔法使いガンダルフも訪れ、2人は久し振りの再会を喜んだ。ところがこの日を境に旅に出ることを決心していたビルボは、皆の前で誕生日のスピーチをするも、「今日でお別れです」とポケットに入れていた不思議な指輪をはめ、突然姿を消してしまった。

懸念を抱いたガンダルフは 部屋でビルボを待ち構える。「魔法の指輪を軽く見るな、その指輪は残していけ」とビルボを説得し、指輪はビルボの養子フロドに託されることとなった。そしてガンダルフは指輪の秘密を探る旅に出る。

しばらくの時を経て、ガンダルフはフロドのもとへ戻ってくる。隠してあった指輪をフロドから受け取ったガンダルフは、燃えさかる暖炉の火に指輪を投げ込んだ。するとそこには今まで見えなかった文字が浮かび上がる。

この指輪こそが冥王サウロンの指輪だったのだ。サウロンの魂は指輪とともに生き残り、全世界を再び闇の支配下に置くため、指輪を全力をかけて探しているという。そしてすでに、指輪がフロドの手にあることまで嗅ぎ付けていた。指輪を破壊する唯一の方法は、モルドール国の滅びの山の火口“滅びの罅裂(きれつ)”に指輪を投げ込むしかない。

ガンダルフはフロドに、半エルフのエルロンドが主をつとめる裂け谷の館へ旅立つように指示する。フロドは、バギンズ邸の庭師であり親友のサムワイズ・ギャムジー(サム)と共に村を出た。一方ガンダルフは白の賢者サルマンに助言を求め旅立つ。

フロドたちは途中、友人のホビット メリアドク・ブランディバック(メリー)とペレグリン・トゥック(ピピン)に出会い、ガンダルフと落ち合うことを約束したブリー村に共に向かう。村の宿屋で一行は一人の放浪者と出会う。フロドは彼に「これ以上、ガンダルフを待っても無駄だ。奴らは向ってきている」と告げられる。アラゴルンと名乗った放浪者は、ホビットたちの危険な使命のことを把握していた。夜間、敵の奇襲をかわした五人は裂け谷へと向かう。

集結

旅に明るく、剣の達人でもあるアラゴルンを加え、フロド一行の旅は順調に進むと思えた。しかしある夜野営を行った場所で、一行はサウロンの下僕の指輪の幽鬼、黒の乗手ナズグルに急襲され、フロドは左肩を負傷する。呪いの剣で傷つけられた傷は エルフの霊薬でないと治らない。フロドの体がどんどん冷たくなっていくなか、エルフの姫アルウェンがフロドを迎えに来る。アルウェンはフロドを馬に乗せ、黒の乗手を振り切りエルロンドの館へ急ぐ。

館の一室。フロドが目を覚ますと そこにはガンダルフ、そしてビルボがいた。ガンダルフはサルマンに助言を求めに行ったのだが、そこでサルマンの裏切りを目の当たりにしてしまう。彼は新種のオーク、ウルク=ハイの軍隊を作り、指輪を手に入れようとしているのだ。捕らえられたガンダルフは、旧友の巨大鷲グワイヒアの助けで脱出。裂け谷へ先行したのだった。

中つ国の危機に対処すべく、エルロンドはあらゆる種族の仲間を集め会議を開いた。ドワーフ族、エルフ族、指輪を持つフロドを始めとするホビット族。人間の参加者には、南方のゴンドール国より訪れたゴンドールの執政の長男ボロミアもいた。

各々は指輪の処置について激しい論争を繰り広げる。その中でアラゴルンがゴンドールの正当なる王位継承者であり、指輪の宿命を背負う立場にあることが明らかにされた。フロドは自分が“滅びの罅裂”があるモルドールに行って指輪を破壊すると宣言する。一同もそれに賛同し、指輪所持者を助ける指輪隊を編成する運びになる。アラゴルン、ボロミア、エルフのレゴラス。ドワーフのギムリ、ホビットのサム、メリー、ピピン、そしてガンダルフ。こうして9人の“旅の仲間”が結成された。

そしてフロドはビルボより、かつてビルボが使用したエルフの短剣とミスリルの鎖かたびらを譲り受け、長い旅に出たのであった。

試練

指輪をめぐり選ばれた9人の旅は過酷なものであった。サルマンの手による妨害のため、一行は危険な坑道“モリア”を通ることになる。モリアはかつてドワーフの住む美しい宮殿であったが、今やオークに支配されまるで墓場のように荒廃していた。

敵に気取られないよう慎重に進むが、ピピンは好奇心から井戸にもたれていた死骸に手を触れてしまった。たちまち死骸の頭が井戸の中に転がり落ち大きな音が響き渡る。一瞬の静寂の後、不気味な音が響き渡り、続いてオークの金切り声が聞こえる。 一同は力を合わせ襲ってくるオークに立ち向かうが、巨大なトロルだけは一目散にフロドに襲いかかる。フロドは槍で刺されるが、ビルボより譲り受けたミスリルの鎖帷子のおかげで一命をとりとめた。

トロルはどうにか退治したが、洞窟にはまだ無数のオークが潜んでいる。一同は出口へと続くカザド=ドゥムの橋へ急ぎ、中央が崩れ落ちた狭い階段を次々と飛び移った。その間もオークの攻撃はやまない。

殿のガンダルフは全員が階段を飛び移ったのを見送ると、さらに追ってくる悪鬼バルログと向かい合った。「ここは断じて通さぬ!」とガンダルフは杖を橋に突き立てた。橋は崩れ落ち バルログは裂け目に落ちていくが、そのバルログが放った火の鞭に捕まり、ガンダルフは橋の横手に宙吊りになってしまう。フロドは助けようとするが、ガンダルフはそれを拒み裂け目に落ちていってしまった。

一行は悲しみに打ちひしがれる。しかし立ち止まっている時間はない。

一行の離散

モリアを脱出した後、彼らはエルフの森ロスロリアンにたどり着き、ロスロリアンの奥方ガラドリエルによってかくまわれる。ガラドリエルは過去、現在、そして未来を映しだす不思議な水鏡を持ち、それをフロドに見せてくれた。怖気づくフロドに「フロドよ あなたは選ばれた指輪の持ち主なのです。どんな小さな存在でも 未来の行く末を変える力は持っているのです」と勇気づける。そしてエルフに最も愛されているという星の明かりが入った玻璃(=ガラス)の瓶をフロドに渡した。

フロドたちはエルフの船で大河アンドゥインを下り旅を続ける。川岸に船を隠し夜になるのを待っていると、一人でいたフロドにボロミアが近づいてきた。サウロンの最も強い圧力にさらされているゴンドールを救う手段を、強大な力を持つ指輪に見出していたボロミアは次第に我を失い、フロドに襲い掛かった。闇の奴らに見つかる前に、指輪を俺に渡せと。フロドはもがきながら指輪をはめて姿を消し、ボロミアから逃れた。

ボロミアはフロドを罵倒するが、ふと我に返り自分がしてしまったことに気付き泣き崩れる。怖くなって指輪をはずしたフロドをアラゴルンが見つけるが、指輪の魔力にとりつかれたボロミアを目の当たりにしたフロドは、もうアラゴルンすら信じられなくなってしまう。ふと、フロドは自らの剣が青い光を放っていることに気付き、オークたちが近づいていることを悟る。

登場人物

旅の仲間

フロド・バギンズ (Frodo Baggins) / ホビット
繊細で素直な性格のホビットで、指輪を破壊する宿命を背負ったこの物語の主人公。
サム / サムワイズ・ギャムジー (Sam) / ホビット
フロドの家に仕える庭師で親友でもある。フロドへの忠誠心のため危険な旅へ向うことにした。
ピピン / ペレグリン・トゥック (Pippin) / ホビット
年若く愛敬があり、イタズラ好きな性格。フロドの親戚であり友人でもある。
メリー / メリアドク・ブランディバック (Merry) / ホビット
フロドの親戚であり友人として、ピピン、サムとともにホビット庄を後にして旅に出る。
ガンダルフ (Gandalf) / 魔法使い
指輪の魔力を知り、フロドに助言を与える“旅の仲間”の指導者。賢いだけでなく、剣術と魔法を使った戦闘にも長けた頼りになる魔法使い。
アラゴルン (Aragorn) / 人間
長い間放浪していたが“旅の仲間”のひとりとなる。たくましく、無骨であり、幾多の危機を卓越した剣術で切り開く、旅の仲間のリーダー的存在。人間の王国で滅びた北方の王国のドゥネダインの流れをくむ。イシルドゥアの末裔。
レゴラス (Legolas) / エルフ
北方にあるエルフ国の王の子。エルフ族の中でも一番の弓の名手として、自ら志願し“旅の仲間”になる。冷静沈着。ドワーフのギムリとは当初反りが合わなかったが、幾多の死線を共に乗り越え戦友となる。
ギムリ (Gimli) / ドワーフ
ドワーフ族の戦士。屈強な肉体とその怪力を生かした斧を使う戦闘を得意とする。喜怒哀楽が激しく、不器用な性格。エルフであるレゴラスをライバル視していたが、幾多の死線を共に乗り越え戦友となる。
ボロミア (Boromir) / 人間
指輪を破壊することに疑問を持ちながらも“旅の仲間”として戦いを続ける。ゴンドールの執政の長子。

ホビット

ビルボ・バギンズ (Bilbo Baggins)
フロドの養父。自分の身の何が起こるかを知り、以前の旅で手に入れた指輪をフロドに譲る。

エルフ

エルロンド (Elrond)
半エルフの父親と母親を持ち、エルフとして生きることを選んだ裂け谷の主人。
アルウェン (Arwen)
エルロンドの娘でエルフ族の姫。人間のアラゴルンと恋をする。
ケレボルン (Celeborn)
妻ガラドリエルとともにロリアンを統べる高貴なエルフ。
ガラドリエル (Galadriel)
最も高貴なエルフの一人で、エルフ国ロリアンを統べる。苦悩するフロドを導き、危険な旅へ出発する勇気を与える。
ハルディア (Haldir)
ロリアンのエルフ。ガラドリエルに仕え侵入者の警備につとめる。

人間

エレンディル (Elendil)
ゴンドールの建国者。人間の軍を率いてエルフ軍とともにモルドール軍に対抗したが、冥王サウロンの手によって討ち死にする。
イシルドゥア (Isildur)
冥王サウロンを倒し、指輪を奪い取ったゴンドール国王。父はエレンディル。

闇の勢力

冥王サウロン (Sauron)
大いなる力を秘めた“力の指輪”と、それら全てを統べる“一つの指輪”の創造主。1度は肉体を滅ぼされるも“一つの指輪”にその絶大な力の大半を封じることで、その精神は滅んでおらず、再び“一つの指輪”を手にすることで完全復活を目論む冥府モルドールの支配者。
指輪の幽鬼ナズグル / 黒の乗り手 (Nazgûl, The Ringwraiths / Black rider )
もとは人間の王たちであったが“力の指輪”の魔力に魅せられ、サウロンの下僕となった9人の騎士。黒い馬にまたがり、漆黒のマントを纏う。
サルマン (Saruman) / 魔法使い
かつては白の会議の主宰者のひとりであったが、悪の力の誘惑に屈する。
バルログ (Balrog)
モリアの奥深くに潜む、身長20mほどもある太古の魔物。全身に炎をまとい、炎を自在に操る魔力を持つ。その力はオークも恐れる。
トロル (The Troll)
身長4mほどの巨体を誇り、知能は低く凶暴かつ怪力。日光を浴びると石化する。
オーク (The Orcs)
かつてはエルフ族であったが、悪の手により生まれ変わった種族。醜悪な容姿に残忍な性格を持つ。
ウルク=ハイ (The Uruk-Hai)
サルマンの妖術で人間とオークを掛け合わせ作った種族。オークよりも地位が高いと自負している。
ラーツ (Lurtz)
ウルク=ハイの首領格。ラウロスにてアラゴルンやボロミアと戦い、その高い戦闘能力で窮地に追い込む。

その他

ゴラム (Gollum)
指輪の力により異常な長命を得た生き物、元はホビットの仲間だった。本来の名前はスメアゴル(Sméagol)といった。人目を避け霧ふり山脈の奥深い洞窟に潜んでいたが、ビルボの手に渡った指輪を求め地上に姿を現す。

世界観・設定

種族

ホビット (Hobbit)
やさしく、自然を愛する種族。平均身長は1メートルそこそこで、毛むくじゃらの足をして、山中の洞くつの奥に、家具をしつらえ暮らしている。彼らが好むのは、ごくシンプルな生活でやっかいごとを嫌い、隠れるのが得意。彼らは100歳くらいまで生き、33歳で成人とみなされる。そして、まさにその33年目にフロドは指輪をめぐる壮大な旅に出る。
魔法使い (Wizard)
強大な力を持つが人間の老人に身をやつし、サウロンに対抗する者たちを束ねる使命を帯びている。その心のあり方によって、善なる力にも悪しき力にもなりうる。
エルフ (Elf)
気高く、エレガントで、不思議な魅力をもつ種族である。彼らの時代は終わりかけており、自分たちはもう神話の世界に入るのだという独特のほろ苦い運命を自覚している。殺されるか悲嘆にくれて生きるのをやめる以外、死ぬことはない。永遠の命をもつエルフは、他の種族に比べて精神、身体能力ともに優れている。
ドワーフ (Dwarf)
人間やエルフより小柄だが、ホビット族よりは大きくがっしりとした体をしている。いにしえの時代から非常に頑固で、決して魔力や悪に屈することはない。美しいものすべてに対し変わらぬ愛を注ぐ。山の祠に住み、250歳ほどの寿命を持つ。
人間 (Human)
指輪の誘惑や、残酷な敵に対する恐怖に心を揺り動かされる者もいるが、勇気を奮い立たせ、家族や友を救うために立ち上がる者もいる。

旅路

  1. ホビット庄(シャイア)
    中つ国西部地域のエリアドールのブランディワイン川の西に位置する、フロドをはじめとしたホビットたちが住むホビット村がある緑豊かな平和で明るい国。中には10以上の村や町があり、その中の一つホビット村にはビルボがフロドに譲った袋小路屋敷がある。フロド・サム・メリー・ピピンたちが育ったホビットたちの土地。
  2. ブリー村“躍る小馬亭”
    ブリー村にある宿屋。フロドたちがアラゴルンと出会った場所。
  3. アモン・スール
    ホビット庄と裂け谷の中間辺りに位置する丘。エレンディルによって建てられた見張りの塔は、その後の戦禍によって荒廃してしまった。
  4. 裂け谷
    エリアドール東端の霧ふり山脈のふもと、エルロンドが治める美しい谷。サウロンとエルフ間の戦争で傷ついたエルフの一団と共に、エルロンドが築いた。エルフの魔法で守られていて、川の水かさが増すことによって侵入者を追い払う。アラゴルンはこの地で成長した。第1部でビルボが滞在していたのもここ。エルフの心温まる避難所としてエルロンドの大きな館がある。フロドたちはナズグルに追われてこの地に着き、フロドはここで傷を癒した。ここで開かれたエルフ・ドワーフ・人間の会議の場で、指輪を捨てる旅に出ることを決意する。この会議によって旅の仲間が選出された。
  5. モリア / カザド=ドゥム
    エルフ語で「暗い穴」の意。ドワーフ語では“カザド=ドゥム”(ドワーフの館の意)。
    霧ふり山脈の地下にある上古からのドワーフ宮殿。その底にはミスリルの鉱脈がある。あまりに深く鉱脈を掘り続けたドワーフたちは、地底深く眠っていた悪鬼バルログを目覚めさせてしまう。バルログを怖れたドワーフたちは、それ以来カザド=ドゥムに近寄らなくなったが、バーリンに率いられた勇敢なドワーフたちが、王国を復興させようと再び足を踏み入れた。裂け谷を出た旅の仲間がモリアに足を踏み入れた時には、バーリンたちはすでに闇の勢力との戦いで討ち死にしていた。
  6. ロスロリアン
    別名“ロリアン”。モリアの東門から南東の方角にあり、霧ふり山脈と大河にはさまれた森の中にある。エルフのガラドリエルと夫のケレボルンがこの森を治める。マルローンの樹が茂り、ガラドリエルの力によってサウロンから守られている。ロリアンのエルフたちは大事がない限り外界と接触しない。エルフと犬猿の仲のドワーフがこの地を訪れることは絶えて久しい。森に入った旅の仲間をハルディアがガラドリエルのもとに導く。旅の仲間が安らいだ場所。
  7. ラウロス
    大河アンドゥインが注ぐ湖ネン・ヒソエルから流れ落ちる巨大な滝。ネン・ヒソエルのほとりパレス・ガルンでフロド達一行はウルク=ハイに襲われ、ボロミアが戦死し旅の仲間は散り散りになってしまった。

キャスト

スタッフ

作品解説

戦闘シーンでオーク一体一体にAI(人工知能)を付けて別々の動きを出すなど、最新のコンピュータ技術が駆使されている。逆にホビット族と人間らの身長差の撮影には遠近法やスケールダブル等の古くからある技法を用い、コンピュータ技術を使用していない。

ファンタジー映画にありがちな幻想的な日用品・武具を排し、現実世界のものを下敷き(たとえば、ローハンはゲルマン人と騎馬民族がモデル)にしながら、作品のイメージを壊さないデザインをしている。使い古された印象を出すために、意図的に傷を付けたり、塗装を剥がしたりしている。

映画版での変更点

  • 原作中盤で描写されるダゴルラドの戦いが冒頭で登場。
  • フロド一行の旅の出発行程が早くなりまた塚人やトム・ボンバディルの場面が削除。
  • 裂け谷前で指輪の幽鬼に立ち向かうのがアルウェンに変更(原作のグローデルフィンデルの役割、彼は未登場)。

反響

日本で公開された際に戸田奈津子が字幕を担当したが、誤訳が多いとしてファンから抗議が殺到、署名活動まで行われた。一例としてはボロミアがフロドから指輪を奪おうとするシーンで、フロドの「あなたはおかしくなっている」というセリフが「嘘つき!」と訳されており、ボロミアが指輪の魔力に囚われたのではなく、単に私利私欲で裏切って指輪を奪おうとしていると誤解されかねない字幕になっていた。そういった主張がピーター・ジャクソン監督にまで届き「『二つの塔』では戸田を交代させる」とインタビューで答えるまでに至った(実際は戸田は『二つの塔』においても字幕を担当しており、原作の共同翻訳者である田中明子・出版社である評論社のチェックを入念に行ったのみ)[1]

商品

DVD

コレクターズ・エディション
品番:PCBH-50062
2枚組(本篇Disc・特典Disc共に片面2層)。本篇Disc・特典Disc共にスーパーピクチャーレーベル仕様。初回生産分のみブックケース入りデジパック仕様。
スペシャル・エクステンデッド・エディション
品番:PCBH-50063
4枚組(本編Disc1,2・特典Disc1,2共に片面2層)。本篇ディスクには、劇場未公開映像を約40分追加した特別版本篇を収録。特典ディスクには、「コレクターズ・エディション」と重複しない、新たな特典映像を収録。ハードケース入りデジパック仕様。
コレクターズ・エディション トリロジーBOXセット
品番:PCBH-60004
6枚組。収録されるDVDの内容・仕様は、第1部 - 第3部「コレクターズ・エディション」と同一。
スペシャル・エクステンデッド・エディション トリロジーBOXセット
品番:PCBH-60005
12枚組。収録されるDVDの内容・仕様は、第1部 - 第3部「スペシャル・エクステンデッド・エディション」と同一。

公式ライセンスジュエリーが株式会社アイ・ケイによって製造販売されている。

Blu-ray

トリロジーBOXセット
品番:
6枚組。収録される内容は、第1部 - 第3部の「コレクターズ・エディション」。特典ディスクはDVD。
エクステンデッド・エディション トリロジーBOX
品番:
15枚組。収録される内容は、第1部 - 第3部「スペシャル・エクステンデッド・エディション」。日本初登場のDVD3枚を含む特典DVD9枚を収録。

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:指輪物語 テンプレート:ピーター・ジャクソン監督作品 テンプレート:英国アカデミー賞作品賞 2001-2020

テンプレート:MTVムービー・アワード 作品賞テンプレート:Link GA
  1. ファンの熱意で指輪物語、二つの塔の日本語字幕担当が変更に - スラッシュドット・ジャパン</br>