ユーノー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Roman mythology ユーノー (Juno、古典綴 IVNO) は、ローマ神話女性結婚生活を守護する女神である。また主神ユーピテルであり、最高位の女神である。神権を象徴する美しい王冠をかぶった荘厳な姿で描かれ、孔雀がその聖鳥。女性的気質の神格化である。ギリシア神話ヘーラーと同一視される。

「Juno Juga(結びのユーノー)」、「Juno Lucina(出産のユーノー)」、「Juno Lux(光のユーノー)」、「Juno Luna(月のユーノー)」、「女王ユーノー(Juno Regina)」などの様々な別称を持ち、通常に神々の女王とも呼ばれる。ユーピテル、ミネルウァと共に3柱一組でカピトーリウムの丘の神殿で崇拝されている。

英語ではジューノウ (Juno)、フランス語ではジュノン (Junon)。ユノ、ユノー、ジュノーなどとも仮名表記する。

古代ローマのユーノーのとしては3月1日のマートローナーリア (Matronalia) や7月7日のノーナイ・カプロティーナイ (Nonae Caprotinae) があったが、現在では6月の女神として知られる。ヨーロッパの言語で6月を表す Giugno, Juin, June などはユーノーに由来する。また、「6月の花嫁(ジューン・ブライド)」は、6月に結婚することで花嫁にユーノーの加護を期待する風習である。

ユーノーにまつわる命名

関連項目

テンプレート:Sister

テンプレート:Myth-stub